ロテール (西フランク王)
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ロテール(フランス語:Lothaire,ドイツ語ではロタールLothar, 941年 - 986年3月6日)は、西フランク王国(カロリング朝)の国王(在位:954年 - 986年)。ルイ4世とドイツ王ハインリヒ1世(捕鳥王)の娘ゲルベルガの息子。
生涯
954年に父王の死去をうけ即位した。はじめ、パリ伯ユーグ(大公)とケルン大司教ブルーノ1世(ロテールの叔父)の後見の下にあった。
ロテールの治世の初期は、ノルマンディー公をはじめとする家臣との戦いで占められた。また、ロレーヌのオットー2世からの奪還も計画した。978年の春、エクス=ラ=シャペル(ドイツ名アーヘン)で奇襲攻撃を行なってオットー2世を捕らえる直前まで持ち込んだ。これに対してオットー2世は同年秋、フランスへ復讐戦をしかけた。オットー2世の兵はパリ近郊まで侵攻したが領土を奪うことはできず、損害を出して撤退した。結局、980年にMargut-sur-Chiersで両者の間に講和条約が結ばれた。さらに983年にはロテールがオットー3世の後見人に選ばれた。
しかし、980年頃からロテールとユーグの息子ユーグ・カペーは対立するようになった。ランス大司教アダルベロンのとりなしによってオットー3世と和解した。
986年3月6日、ロテールは死去した。王位はイタリア王ロターリオ2世の娘エマとの間の息子ルイがルイ5世として継承した。
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