鹿児島工業高等専門学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:高等専門学校 鹿児島工業高等専門学校(かごしまこうぎょうこうとうせんもんがっこう テンプレート:Lang-en)は、鹿児島県霧島市隼人町真孝にある日本の国立高等専門学校である。1963年に設置された。略称は鹿児島高専。
目次
沿革
- 1963年4月1日 鹿児島工業高等専門学校設置(機械工学科、電気工学科)
- 1967年4月1日 土木工学科設置
- 1986年4月1日 情報工学科設置
- 1991年4月1日 機械工学科2学級のうち1学級を電子制御工学科に改組
- 2000年4月1日 専攻科設置(機械・電子システム工学専攻、電気情報システム工学専攻、土木工学専攻)
- 2003年4月1日 電気工学科を電気電子工学科に改称
- 2004年4月1日 独立行政法人国立高等専門学校機構として発足
- 2004年5月10日 専攻科が日本技術者教育認定機構(JABEE)から認定を受ける
- 2010年4月1日 土木工学科を都市環境デザイン工学科に改称
設置学科
学科(準学士課程)
- 機械工学科
- 電気電子工学科
- 電子制御工学科
- 情報工学科
- 都市環境デザイン工学科
専攻科(学士課程)
- 機械・電子システム工学専攻
- 電気情報システム工学専攻
- 土木工学専攻
制服
本科1~3年生は男子:学ラン、女子:紺色のブレザーの標準服が設定されているが、私服での通学も認められている。本科4~5年生及び専攻科学生は私服である。服装についてあまり厳しく言われることはない。
成績
- 成績は全学年優(100~80)、良(79~70)、可(69~60)、不可(59~0)で評価。本科では学年毎に進級に必要な単位が設定されている。以前は50点未満が不可であったが、JABEE認定申請に伴い60点未満に引き上げられた。
- 逸話として本科3年から4年に進級要件ギリギリで進級した学生が、4年次に全単位を取得したにも関わらず4年から5年に進級できなかったという事例があった。
通学
本科3年次からバイク通学が可能。自動車免許は自由に取得できるが、駐車場の関係から自動車通学が認められるのは本科5年生と専攻科学生に限られる。例外として、特別許可願を提出し許可が下りた学生は4年生からの自動車通学が認められる。寮生を含め、ほとんどの学生は学校周辺にある国分隼人自動車学校で自動車免許を取得する。
寮生活
- 2006年度までは、本科1年の男子学生のみ全寮制であった。2009年度現在、希望者のみ入寮することができる。
- 平日は朝7時にグラウンドに出てラジオ体操を行う。授業時間中は寮内への立ち入りが禁止されている(食堂施設は除く)。20~23時は自習時間のため自室で勉強しなければならない(教官が巡回する)。定期的(ときには不定期)に点呼が行われ所在を確認される。土日祝日は自由に過ごせる。
- 食事は1日3回寮食が提供される。給湯室はあるが自炊はできない。なお留学生は宗教上の理由等を配慮して自炊が認められている。
イベント
- 体育祭は目玉として応援団と櫓絵が有名で、多くの周辺住民も見学に来る。応援団は、学科対抗で演舞を行う。学科毎に伝統の型が存在しその優雅さを競い合う。
- 櫓絵は15m×15mの巨大な絵を学科で対抗して作成し絵の出来映えを競い合う。この絵は二枚描かれ、午前と午後で別々の作品が展示される。主として応援団に参加しない学生(女子や当日運営に関わる者など)によって制作される。絵だけでなく、展示する櫓台も学生が制作していたが、2007年度の体育祭より安全面を考慮し、業者に委託して制作されることとなった。
- そのほか、クラスマッチや寮でのイベント、学生会主催行事等が存在する。
アクセス
- JR隼人駅から2km、徒歩で25分
- 県道473号線 いわさきバスネットワーク隼人中前から徒歩で3分
- 国道10号線 浜之市本町バス停から徒歩で8分
施設
- 普通教室棟
- 一般科目棟
- 共通棟
- 機械工学科棟
- 機械工場
- 機械実習棟
- 機械土木工学科棟
- 土木工学科棟
- 電子制御工学科棟
- 電気電子工学科棟
- 情報工学科棟
- 情報教育システムセンター
- 地域共同テクノセンター
- 専攻科棟
- 図書館
- 福利施設
- 男子志学寮(1~2志・4~6志)
- 女子志学寮
- 武道場
- 第一体育館
- 第二体育館
- 夢工房はやと
- レーザーカッター
- 覇者の像