キンレイ
テンプレート:Infobox 株式会社 キンレイ(Kinrei Corporation)は大阪府大阪市中央区淡路町に本社を置く、冷凍食品の製造・販売おこなう企業である。
主に人気商品の「鍋焼うどん」をはじめとするコンビニエンスストア向け冷凍調理麺の製造・販売を手がけている。
また、近年ではプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスや、週刊誌「サンデー毎日」などとタイアップした企画商品も発売している。
目次
歴史
元々は大阪ガス系列の「近畿冷熱」(1974年創設)の元で運営され、1975年に、冷凍食品の製造を開始する。1977年に兵庫県西宮市甲子園に外食店第1号を出店したのに続き、1983年には東日本地区の販路確保のため東京事務所を開設した。1991年(平成3年)に近畿冷熱から分社・独立し、1993年(平成5年)の「かごの屋」第1号・宝塚店開店を皮切りに外食産業にも本格的に進出するようになった。
一時はロイヤル株式会社(現・ロイヤルホールディングス株式会社)との合弁会社「オージー・ロイヤル株式会社」(現・ロイヤル関西株式会社、出資比率は各50%)で関西地区のロイヤルホストを運営していたが、2004年(平成16年)3月までに提携関係は解消された[1]。
2005年(平成17年)に大阪ガスの経営見直しに伴い、キャス・キャピタル・ホールディングス・ワン株式会社の公開買付けによる全株式の譲渡・売却[2]が成立。
2012年(平成24年)4月にはオリックスが全株式を取得し、同社の子会社となった[3][4]。
2014年(平成26年)4月1日付けで食品事業会社と外食事業会社に分割し、新設する食品事業会社の全株式を大手日本酒メーカー・月桂冠(京都府京都市伏見区)へ譲渡[5]。並びに外食事業会社の社名を「キンレイ」から「KRフードサービス」へ変更した(事業はオリックスが継続)[5]。[6]
沿革
- 1974年(昭和49年) 近畿冷熱株式会社設立。
- 1975年(昭和50年) 冷凍食品の製造販売開始。
- 1977年(昭和52年) 兵庫県西宮市に外食店舗(甲子園店)を出店。
- 1978年(昭和55年) コンビニエンスストア向け冷凍調理麺「キンレイ鍋焼うどん」発売。
- 1991年(平成3年) 株式会社キンレイ設立。
- 1993年(平成5年) かごの屋1号店(宝塚店、兵庫県宝塚市)オープン。
- 1995年(平成7年) 売上高100億円突破。
- 2005年(平成17年) キャス・キャピタル・ホールディングス・ワン株式会社の公開買付けで同社傘下に入る[2]。
- 2012年(平成24年)4月 オリックスが全株式を取得し、同社の子会社となる[3]。
- 2014年(平成26年)4月1日 食品事業と外食事業に企業分割し、食品事業が月桂冠の子会社となる[5]。
事業所
- 本社
- 東京本部(外食事業)
- 東京本部(食品事業)
工場
- 筑波工場
- 泉北工場
- 大阪府高石市高砂3-7-2
キンレイが行う諸事業
コンビニ向け商品(食品事業カンパニー)
うどんシリーズ
- 鍋焼うどん
- DX鍋焼うどん
- カレーうどん
- えび天きつねうどん
- 野菜たっぷりうどん
- チゲ鍋うどん
- きつねうどん
- みそ煮込みうどん
- 過去の商品
- キムチうどん
- 韓国風肉うどん
- まろやかカレーうどん
- 名古屋風みそ煮込みうどん
- えび天ぷら鍋焼きうどん
- モモコのOH!ソレ!み〜よ!うどん(2006 - 2007年 関西テレビの番組とのタイアップ)
- キム兄おすすめ!具だくさんうどん(2006年木村祐一とのタイアップ商品)
- 友近おすすめ!具だくさんうどん(2007年9月発売 友近とのタイアップ商品)
- 桃屋のキムチの素使用 チゲうどん(2008年3月発売 桃屋とのタイアップ商品)
ほか多数
そば・ラーメンシリーズ
- あのなつかしの中華そば
- 具だくさんちゃんぽん
- 博多風とんこつラーメン(サンデー毎日とのタイアップ商品)
- 炒め野菜の醤油ラーメン(ラジオ番組「(有)チェリーベル」とのタイアップ商品)
- ラーメン横綱
- 家族亭三種のきのこそば
- 極みチャーシュー麺
- 過去の商品
- 炙り焼きチャーシュー醤油ラーメン
- 豚骨しょうゆラーメン
- 函館風塩ラーメン(2008年6月発売 サンデー毎日とのタイアップ商品)
ほか多数
レンジアップ商品
- まぜめん ジャージャー麺、五目焼そば
その他
- すきやき鍋
過去の商品
- 冷凍生パスタ「Pappare(パッパーレ)」シリーズ
- プレーンフィットチーネ
- ほうれん草のフィットチーネ
スーパーマーケット向け商品
ストレートだしシリーズ
- だし香る鍋焼うどん
- コクと辛味のチゲ鍋うどん
- 炒め野菜の味噌ラーメン
専門店シリーズ
- ラーメン横綱 豚骨しょうゆ
- かごの屋 五穀うどん
- 家族亭 三種のきのこそば
料亭の匠シリーズ
- 鍋焼うどん
- 蟹と帆立のうどん
- 阿波尾鶏の鶏南そば
内儀屋の中華シリーズ
- 角煮豚と青菜の中華麺
- 牡蠣と高菜の中華麺
その他
- 贅沢つけ麺
- 楽天イーグルスうどん
- あのなつかしの中華そば
- 信州風味噌煮込みうどん
かつて行っていた事業
外食事業
2014年(平成26年)4月1日付けでKRフードサービスとして分離[7]。
- 和食・しゃぶしゃぶ かごの屋([1])
- 町屋の小鍋うどん ふうふや
- しゃぶしゃぶ 籠乃屋
- 旬彩和風ダイニング 花ほのか
- 中国料理 華都飯店
- China Palece 華宮
CM
テレビ・ラジオにおけるCMは近畿広域圏と関東広域圏の民放キー局で放送されている。なお、1980年代後期から1990年代前期までは千葉テレビ放送で流れていたこともある。
出演者
- 福田沙紀 - 鍋焼うどん
- 過去
- 佐藤忠志(東進スクール講師、「金ぴか先生」の愛称で親しまれた)- ちゃんぽん(キクラゲを英語に訳せず困惑するCMで有名)
- 本上まなみ - 鍋焼うどん(1994年 - 1996年)
- 留美 - 鍋焼うどん
ほか
スポンサー番組
- プロバスケ! bjリーグtv(BSフジ)
- 東海ラジオ ガッツナイター(2008年 - 。木曜日スポンサー)
脚注
- ↑ “キンレイ、オージー・ロイヤル株を譲渡、ロイヤルが子会社化”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2002年3月6日)
- ↑ 2.0 2.1 “キンレイ、TOB(全株式の公開買い付け)受け入れへ 取締役会で決議”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2005年9月30日)
- ↑ 3.0 3.1 “キンレイ、オリックス傘下へ 米田康三氏が社長就任”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2012年4月9日)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 5.0 5.1 5.2 “キンレイ、月桂冠に食品事業売却 外食は社名変更し存続”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2014年2月7日)
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ “KRフードサービス、東京本部を移転”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2014年4月16日)
関連項目
- 東北楽天ゴールデンイーグルス - スポンサー協賛