京都府道110号久多広河原線

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京都府道110号久多広河原線(きょうとふどう110ごう くたひろがわらせん)は、京都府京都市左京区久多川合町から京都府京都市左京区広河原杓子屋町に至る一般府道である。

概要

左京区久多宮の町から左京区広河原能見町までの区間は冬期閉鎖となる。閉鎖期間中、久多地域に出入りするためには一旦滋賀県大津市まで迂回しなければならない。その関係で、久多地域の郵便番号大津市の系統(520番台。日本郵便堅田支店管轄)になっている。久多地域の電話番号は京都市の系統(075)を用いている。

路線データ

地理

ファイル:Kyoto r110 west kuta.gfdl.jpg
全線を通じて狭隘である。久多にはかやぶきの民家が今なお残っている。

平家の落人集落と言われる久多地域に繋がる唯一の道路である。全線山深い地を縫って走る狭隘路の府道。この路線を利用するのは地元住民および関係者に限られている。起点から久多の集落入り口までの区間は道路照明がなく、傾斜の厳しいところがあるうえ、ガードレールもなく運転には十分な注意が必要である。仮に転落したとしても、交通量の少ない路線故、発見されるまでに時間がかかる。

また事故や車両の自走できないほどの故障に陥ったとしても全区間において一般の携帯電話は使えず、公衆電話非常電話の設備もないのでアマチュア無線衛星電話でなければ救援を呼ぶことさえできなかったが、2009年平成21年)2月よりNTTドコモのFOMAが久多の中心部でエリア化され、携帯電話が使用できるようになった。ただし、FOMAプラスエリアなので、FOMAでも初期の一部機種では使用できない。また、久多中心部以外はサービスエリア外である。起点に近いなら久多の中心部へ、終点に近いなら広河原・花脊へ徒歩で向かう必要がある。しかし季節によってはクマなどの野獣に襲われる危険もあるため、急を要する場合を除いて日没後の走行は避ける方が無難といえる。終点の広河原・花脊は未だ圏外である。

沿線には思古渕社(志古淵神社)、玉泉禅寺、久多自然活用村大黒谷キャンプ場、久多簡易郵便局、自性寺、左京区役所久多出張所、龍宝寺、旧京都市立堰源小学校、旧京都市立堰源中学校が点在する。

通過する自治体

交差している道路

通過する峠

関連項目

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