旧江戸川
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旧江戸川(きゅうえどがわ)は、千葉県と東京都の境界を流れる一級河川。その名の通り、かつての江戸川本流である。
地理
千葉県市川市と東京都江戸川区の境界付近にある江戸川の江戸川水閘門から分岐し、東京都江戸川区江戸川付近で新中川を合わせ、東京ディズニーランドの西側で東京湾へ注ぐ。全区間にわたり千葉県と東京都の境界に位置する。
歴史
1919年に江戸川放水路が開削され放水路側が本流とされた。さらに、1938年7月に東京東部で起こった浸水戸数6万戸に及ぶ被害の対策として、1943年、放水路との分派点に江戸川水門を建設した。その結果、「旧江戸川」という名称となった。
橋梁
上流より記載
- 今井橋(新大橋通り・東京都道・千葉県道50号東京市川線・東京都江戸川区・千葉県市川市)
- 浦安橋(葛西橋通り・東京都江戸川区・千葉県浦安市)
- 第一江戸川橋梁(東京メトロ東西線)
- 舞浜大橋(首都高速湾岸線・東京湾岸道路・国道357号)
- 江戸川橋梁(京葉線)
分支流
関連項目
- 妙見島 - 旧江戸川の中州。東京都江戸川区に属し、対岸は千葉県浦安市。浦安橋から出入り可能である。
- 首都圏大規模停電 - 、2006年8月14日に発生し、139万世帯に影響を及ぼした大停電。クレーン船の架線接触が原因。