Portal:法学/特集項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本国憲法(にほんこくけんぽう、にっぽんこくけんぽう、日本國憲法)は、日本国の現行憲法である。
日本国憲法は、第二次世界大戦における大日本帝国の敗戦後に、大日本帝国憲法の改正手続を経て1946年(昭和21年)11月3日に公布され、1947年(昭和22年)5月3日に施行された。施行されてから現在まで一度も改正されたことはない。そのため日本国憲法の原本の漢字表記は、当用漢字以前の旧漢字体である。後述のように、講学上、日本国憲法が1946年に制定されたものなのか、大日本帝国憲法が改正されたものなのかについては争いがある。
国民主権の原則に基づいて象徴天皇制を採り、個人と基本的人権の尊重を期するため、国会・内閣・裁判所・地方自治などの国家の統治機構と基本的秩序を定める。この他、戦争の放棄と戦力の不保持が定められていることも特徴的である。
日本国の最高法規に位置づけられ(98条)、下位規範である法令や条約によって改変することはできない。また、日本国憲法に反する法令や国家の行為は、違憲・無効とされる。
……続きを読む