明成高等学校 (宮城県)

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明成高等学校(めいせいこうとうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区川平二丁目にある私立高等学校。設置者は学校法人朴沢学園。

現在では「明成」と略されるが、県内の年配者に学校の説明をする際には、旧校名の略称である「朴沢」(ほうさわ)または「ざわ」を使用すると理解されることが多い。

概要

1879年に朴澤三代治が裁縫技術を教える松操私塾として創立。宮城県では最古の高等学校である。朴沢学園女子高等学校を共学化して設立。調理科を有しており、調理師を目指し進学する中学生も多い。

裁縫学校として創設されたが、現在では裁縫科は廃止されている。音楽科の設置は一度もないが、推薦入試では吹奏楽部への入部を前提にした吹奏楽奨学生の枠があり、バレエや絵画などの芸術分野の特技を持った生徒にも特色奨学生枠が設けられている。

姉妹校である仙台大学への優先入学制度がある。また県南部で行われる入試の会場も仙台大学が利用されている。

沿革

  • 1879年明治12年)1月 - 仙台区本荒町(現仙台市青葉区一番町。かつて、仙台 エクセルホテル東急が建っていた)に松操私塾開設
  • 1926年大正15年)3月 - 実業学校令職業学校規程に基づき、朴沢松操学校と改称。師範科を増設。
  • 1927年昭和2年) - 宮城県が、師範科を『小学校裁縫専科正教員無試験検定校』として認可。
  • 1931年(昭和6年)10月 - 校名を朴沢松操女学校と改称。高等師範科を増設。
  • 1936年(昭和12年)7月 - 財団法人朴沢松操女学園を設立。
  • 1936年(昭和12年) - 文部省(現文部科学省)が、高等師範科を『裁縫科中等教員無試験検定校』として許可
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、校名を朴沢女子高等学校と改称。普通高校(全日制)に改組。
  • 1951年(昭和26年)3月 - 私立学校法の制定に伴い、学校法人朴沢松操女学園を設立。
  • 1967年(昭和42年)3月 - 法人名を朴沢学園と改称。
  • 1972年(昭和47年)4月 - 朴沢女子高等学校に調理科を設置。厚生省(現厚生労働省)の指定『調理師養成施設』を併設。
  • 1974年(昭和49年)7月 - 仙台市川平(現在地)に新校舎が落成。朴沢女子高等学校・法人本部を移転。
  • 1992年平成4年)4月 - 明成高等学校と改称。
  • 1996年(平成8年)4月 - 明成高等学校の食物科を調理科に改称。調理科のみ共学化。
  • 2002年(平成14年)4月 - 明成高等学校の普通科を男女共学化。
  • 2009年(平成21年)4月 - 全日制・普通科の介護福祉コースが独立化し、介護福祉科に変更。

設置学科

部活動

創部5年目の男子バスケットボール部が、ここ数年、全国区レベルの強豪となっている。また女子も強豪になりつつある。体操部も高校総体で優勝している。

  • 体操部
    • 高校総体男子団体・個人優勝1回
    • 高校総体女子団体優勝1回
  • リエゾンキッチン(調理科)
    • 地元宮城の伝統食品である仙台味噌を素材にした調理科オリジナルの即席味噌汁キットで、 「第12回みやぎものづくり大賞(加工食品部門)」でグランプリを受賞。

主な卒業生

関連項目

外部リンク

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