ホンダ・CX

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ホンダ・CX(シーエックス)は、かつて本田技研工業が製造業製造販売していたオートバイである。

概要

CXは主にGLの海外向けブランドとして使われていたが、GL系に搭載されていた水冷V型2気筒OHVエンジンを改良した車両に使用され、さらにターボチャージャーを搭載したことでも知られる。日本国内用にも使用された。排気量やタイプ別に数車種が生産されたが、すでに全車種とも販売終了している。

CX500TURBO・CX650TURBO

CX500TURBOターボ)は1977年に発売されたGL500をベース[1]に開発され1981年に発表された輸出専用車である。

GLに搭載されていた最大許容回転数10,000rpmの水冷OHVV型2気筒エンジンに石川島播磨重工業(現・IHI)の量産型世界最小ターボチャージャー(当時)を日本のオートバイメーカーでは初めて装着した。

1982年には、西ドイツ(現・ドイツ連邦共和国)向けに排気量アップを行ったCX650TURBOが発表され、200台限定で製造された。北米仕様を含めて生産台数は約1800台と言う説がある。

特徴

  • 白い大型カウル
  • マフラーに「TURBO」のデカール
  • 出力は過給により倍近くの82psまでアップ
  • 過給が行われるのは4,500rpm
  • 元々低速トルクが小さいエンジンで車両重量もあるため高出力モデルのイメージを持ったままスタートさせるとエンストさせやすい
  • ターボ搭載は低燃費化を目的に開発されたがパワーばかりが注目されたため国内の形式認可取得は不可
  • 他社含めて日本国内向けターボ装着のオートバイは正式販売されていない

CX650TURBOは、出力を100psにアップ[2]。CX500TURBOから、カウリングをFRP製から複合ABS素材に変更したことで9kgの軽量化。過給もより低回転から行うセッティングがされたことで、900 - 1000ccクラスの動力性能を得ることに成功した。

  • カウル形状も相まって『200km/hオーバーで安楽に何処までも走り続けられる』フィールを得たが、本来狙った『高速クルージング』ユーズではピストン溶解・タービン焼き付きなどのトラブルが続発した。

CX-EURO

CX-EUROユーロ)は1982年に発売されたエンジンを自然吸気型に換装したモデルである。 日本国内仕様は排気量396ccのエンジンを搭載。輸出仕様は496ccのエンジンを搭載しCX500Eのネームで発売された。 別にCX650Eも販売された。

CX-CUSTOM

CX-CUSTOMカスタム)は日本国内向けとして1983年に発売されたアメリカンタイプのオートバイでGL400カスタムのフルモデルチェンジ車である。

  • CX-CUSTOMの商標は、GL-CUSTOMの輸出車で以前から使用されていた。

発表と発売は、同クラスのアメリカンバイクであったNV400と同時に行われ併売された。

  • 輸出仕様はCX650customが販売された。

脚注

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外部リンク

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テンプレート:ホンダのオートバイの車種
  1. より正確にはアメリカンタイプにした「GLカスタム」がベース。
  2. 実際には140ps前後の出力をマークさせていたが、当時の西ドイツには自動二輪車に対する最高出力規制が存在したため、上限の100psとされた。