一関工業高等専門学校
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テンプレート:高等専門学校 一関工業高等専門学校(いちのせきこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:Ichinoseki National College of Technology, INCT)は、岩手県一関市にある日本の国立高等専門学校である。1964年に設置された。略称は一関高専。
目次
[非表示]沿革
- 1964年4月1日、高専の第3期校として、秋田高専等と共に開校。機械工学科、電気工学科の2学科が設置され、校長は樋口盛一岩手大学長が併任。
- 1964年4月2日、校長の併任が解かれ、初代校長に渡邊元雄(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 1964年4月20日、開校式、入学式。校章、校名旗制定。
- 1966年9月10日、校歌制定。
- 1969年3月19日、第1回卒業証書授与式。
- 1969年4月1日、国立学校設置法の改正により化学工学科増設。
- 1971年10月1日、新校長に土居茂樹(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 1980年4月1日、新校長に河上忠男(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 1985年4月1日、新校長に永倉喜一郎(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 1989年4月1日、機械工学科の2学級のうち1学級が制御情報工学科に改組。
- 1990年4月1日、新校長に堀清(岩手大学工学部教授)が任命された。
- 1994年4月1日、化学工学科が物質化学工学科に改組。新校長に池田俊夫(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 2000年4月1日、新校長に高浪五男(岩手大学工学部教授)が任命される。
- 2001年4月1日、専攻科設置。
- 2003年4月1日、電気工学科が電気情報工学科に名称変更。
- 2004年4月1日、独立行政法人国立高等専門学校機構法の制定により独立行政法人国立高等専門学校機構一関工業高等専門学校となる。
- 2005年4月1日、新校長に丹野浩一(宮城高専材料工学科教授)が任命される。
- 2005年5月12日、「生産技術情報システム工学」教育プログラムが日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受ける。
- 2012年4月1日、新校長に柴田尚志(茨城高専電子情報工学科教授)が任命される。
「生産技術情報システム工学」教育プログラム
本科4年生から専攻科までの4年間で履修できる教育プログラム。本科4、5年生を「プログラム前期履修生」専攻科生を「プログラム後期履修生」と呼ぶ。2005年5月12日には日本技術者教育認定機構の認定を受けた。この教育プログラムを終了するには以下の6つの要件を全て満たさなければならない。
- 学士(工学)の学位を取得する。
- 124単位以上(専攻科では62単位以上)を修得する。
- 1800時間以上の総学習保障時間が満たされている。
- 「分野別要件を満たすための基礎工学に関する5つの項目群」「分野別要件を満たすための専門工学に関する4つの知識・能力」で示された内容を満たしている。
- TOEIC400点以上、もしくは同等以上の英語能力を有する。
- インターンシップの単位を修得している。
これにより、修了生には次の資格が与えられる。
- 修習技術者となる(技術士第1次試験合格者及び同等と認められる)。
- 実務経験4年で技術士第2次試験の受験資格が与えられる。
これらは、日本技術者教育認定機構に認定されたものに一様に見られるものである。
設置学科
本科(準学士課程)
- 機械工学科(Department of Mechanical Engineering)
- 電気情報工学科(Department of Electrical and computer Engineering)
- 制御情報工学科(Department of Intelligent Systems Engineering)
- 物質化学工学科(Department of Chemical Engineering)
専攻科(学士課程)
- 生産工学専攻(Advanced Course of Prodection Engineering)
- 物質化学工学専攻(Advanced Course of Chemical Engineering)
高専ロボコン
- 一関工業高等専門学校では、NHK全国高専ロボコン第1回大会「乾電池カーレース」から毎年出場しており、現在主に出場している機械技術部室には、今でも初代マシンが眠っている。
- 1992年第5回大会「ミステリーサークル」では『ころころ君』が全国大会優勝。決勝戦は同点による延長戦。
- 1997年第10回大会「花開蝶来」では『高飛車』が全国大会準優勝。
- 2007年第20回大会「風林火山」では「風林火山賞」受賞。
- 2012年第25回大会「ベスト・ペット」では『椀子兄弟』が全国大会優勝。決勝戦は同タイムによる再試合。