ロマンス諸語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月16日 (土) 20:19時点におけるXapones (トーク)による版 (言語分類表: 2014年4月19日 (土) 06:11‎ Frozen-mikanの版まで戻す、エスノローグの分類は最新の研究成果との評価を得ているわけではないため)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Amboxテンプレート:DMCA テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox Language

ロマンス諸語(ろまんすしょご)はインド・ヨーロッパ語族イタリック語派ラテン・ファリスク語群に属する言語のうち、ラテン語の口語である俗ラテン語に起源をもつ言語の総称である。ロマン諸語ロマンス語ロマン語とも言う。

テンプレート:要出典範囲テンプレート:要出典範囲。また、ラテン・ファリスキ語群のことをロマンス語群、イタリック語派のことをロマンス語派と言うこともある。

方言連続体についての論議の際、しばしばロマンス系諸語の近似性について言及される。これは近代言語学の父・フェルディナン・ド・ソシュール一般言語学講義の中でフランス語イタリア語は一つの方言連続体であり、「明確な境界線を引くことは難しい」と記している事からも窺える。ロマンス諸語は個々の言語である前にラテン語方言であるともいえる。

分類について

ファイル:Romance-lg-classification-en.png
系統図(Atlas of Romance languages、2001)

言語学的にはロマンス語は、俗ラテン語を祖とする諸言語という以上の意味合いは持たず、その分類は政治的に行われてきた。分類法に関する学術的な検証は近年になって行われ始めたに過ぎず、言語系統についての議論は絶えない。イタロ・西ロマンス語やガロ・イベリア語などの細分化された分類についてはまだ確定されたものではない。

言語分類表

ファイル:Italy - Forms of Dialect.jpg
イタリアの方言。黄色~薄黄緑の部分がガロ・イタリア語圏。なお、tirolese (茶色、ドイツ語の一種)、sloveno (灰色、スロベニア語)だけはロマンス諸語に含まない。
ファイル:Langues de la France1.gif
フランスの方言。南仏一帯に広がる赤~桃色の部分がオック語圏。なお、紫色の各言語のうち、flamand, francique, alsacien, breton, basque は系統が異なり、ロマンス諸語に含まれない。
ファイル:Wallonie-linguistique-fr.svg
ベルギーワロン地域における方言。赤系色の部分がワロン語圏。
ファイル:Map-balkans-vlachs.png
バルカン半島周辺の方言。ルーマニア語(緑)、アルマーニア語(桃)。

西・南ロマンス語

東ロマンス語

関連項目

外部リンク

テンプレート:ロマンス諸語 テンプレート:Language-stub