ダンゴムシ
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テンプレート:生物分類表 ダンゴムシ(団子虫、英:wood louse, pl. wood lice)とは、ワラジムシ目(等脚目)の動物のうち、陸生で刺激を受けると丸くなる習性を持つものを指す。一般に「ダンゴムシ」と呼ばれるものはオカダンゴムシである。
広意の土壌に生息して分解者の役割を担っており、土壌形成上一定の役割を果たしているものと考えられており、食性と生態から自然界の分解者という要素が強い。
分類
- オカダンゴムシ科 Armadillidiidae
- オカダンゴムシ属 Armadillidium
- オカダンゴムシ A. vulgare
- ハナダカダンゴムシ A. nasatum
- オカダンゴムシ属 Armadillidium
- ハマダンゴムシ科 Tylidae
- ハマダンゴムシ属 Tylos
- ハマダンゴムシ T. Granulatus
- ハマダンゴムシ属 Tylos
- コシビロダンゴムシ科 Armadillidae
- コシビロダンゴムシ属 Sphaerillo
- コシビロダンゴムシ
- コシビロダンゴムシ属 Sphaerillo
日本では海岸線、特に砂浜ではやや大型のハマダンゴムシがあり、森林土壌ではやや小型のコシビロダンゴムシがある。オカダンゴムシが多分ヨーロッパ原産の帰化動物であるのに対して、これらは土着種である。コシビロダンゴムシについては研究がほとんど進んでおらず、どれだけ種類があるのかさえよくわかっていない。コシビロダンゴムシよりは分類研究が進んでいるワラジムシでも、新種が次々に出ている現状から推しても、コシビロダンゴムシにもかなりの種数が存在する可能性がある。
人間との関係
- 甲殻類の仲間で、毒などを持っていないダンゴムシは、災害時の非常食として利用できる。加熱するとポップコーンのように弾ける。弾けきると食べごろである[1]。
- 落ち葉を食べて、微生物が分解しやすい状態にするダンゴムシは土壌を豊かにする。しかし、落ち葉以外にも農作物の葉や茎(特に新芽)も食べたり、不快害虫としての側面も持ち、駆除の薬剤も販売されている。