和歌山県立和歌山北高等学校
和歌山県立和歌山北高等学校(わかやまけんりつ わかやまきたこうとうがっこう)は、和歌山県和歌山市市小路に位置する県立高等学校。通称は「北高」(きたこう)。文書では「和北」(わきた)と表記されることもある。
概要
1963年に旧和歌山工業高等学校東校舎の一部を使用する形で開校。1964年4月に和歌山市市小路に移転して現在に至る。県内唯一の体育科が設置されており、和歌山県高等学校体育連盟の事務局が置かれている。
体育館は多層構造になっていて、1階部分が剣道場・柔道場、2階部分がいわゆる体育館になっている。また、プールにはエアードームが設置されていて天候に左右されることなく利用することができるほか、県内の高校としては珍しく飛び込み用プール(5M)も設置されている。
2008年に生徒会執行部より学校スローガン「seize the future~未来をつかめ~」が発表された。
2012年に和歌山北高等学校と和歌山西高等学校を統合されるとともに校章変更され、和歌山北高等学校は和歌山北高等学校北校舎、旧・和歌山西高校は和歌山北高等学校西校舎となる。
2012年には5人のオリンピック選手を選出した(田中和仁・田中理恵・田中佑典・西岡詩穂・他1名)
教育理念
- 早期に目標を持ち、それに向かう教育
- 伸びようとする者、伸びようとするところを伸ばす教育
「知・徳・体」のバランスのとれた人格の育成と、自らの個性・才能を確認し磨き上げて、21世紀を主体的に生きることが出来る幅広い人材の育成を目指している。
学科
普通科
体育科・体育系クラブ・高体連の事務局が置かれているが、在校生の80%は普通科の生徒。
体育科
体育科としては全国で2番目に設置されたものでその歴史は古い。体育科では行われる授業の3分の1が体育関係の専門科目となっており、実技と理論の両面から専門性を磨くべくカリキュラムが組まれている。体育科独自の取り組みとして宿泊研修・スキー実習・水泳実習等の野外活動が行われている。また、体育科に在籍する生徒には卒業までに自己の研究テーマを選び卒業論文として提出することが求められる。
スポーツ健康科学科
平成24年4月、和歌山北高等学校は和歌山西高等学校との統合を機に、体育科をスポーツ健康科学科に科名変更された。
行事
- マラソン大会では男子12km、女子8kmを走る。コースとして使われるのは和歌山市松江~西ノ庄にある「河西公園トリムコース(1周4km)」。
- 体育祭では体育科生徒総出で行うパフォーマンス「スタンツ」(大規模な組体操のようなもの)が行われる。
- 文化祭では卒業生であるデューク更家が講演に来ることがある。
周辺
著名な出身者
- 辻本茂雄 - お笑い芸人、当校在籍当時自転車競技部主将。
- デューク更家 - ウォーキングドクター
- 市川翔子 - 女優
- 三浦誠己 - 俳優
- 田中和仁 - 体操選手、ロンドンオリンピック出場
- 田中理恵 - 体操選手、ロンドンオリンピック出場
- 田中佑典 - 体操選手、ロンドンオリンピック出場
- 宮本文晴 - 元自転車競技選手、ソウルオリンピック出場
- 田中大誠 - ボート選手
- 布居寛幸 - 競輪選手
- 稲毛健太 - 競輪選手
- 真道ゴー - プロボクサー
- 手平裕紀 - 元陸上選手、日本選手権(1988年)110mハードル優勝
- 佐藤寛員 - 元陸上選手、全中100m3連覇(1985年-1987年)、全日本ジュニア選抜(1990年)100m優勝、世界ジュニア選手権(1990年)100m日本代表
- 道浦誠 - 元陸上選手・現アスレティックトレーナー兼指導者、仙台インターハイ(1990年)3000m障害優勝、日本選手権(1998年)3000m障害2位
- 九鬼巧 - 陸上選手、日本ユース選手権(2009年)100m優勝、インターハイ100m2連覇(2009年-2010年)、世界ジュニア選手権(2010年)100m日本代表、ロンドンオリンピック(2012年)4×100mリレー日本代表、日本インカレ(2013年)100m優勝
- 谷山誠 - 陸上選手、日本ジュニア選手権(2012年)3000m障害優勝、インターハイ(2012年)3000m障害優勝
- 松田佳紀 - 株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム社長
- 三ヶ崎伸穂 - サッカー選手
- 片岡松三郎 - 歌舞伎役者
- 西岡詩穂 - フェンシング選手、ロンドンオリンピック出場
- 浦平美博 - 和歌山市議会議員