紀ノ川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報 紀ノ川駅(きのかわえき)は、和歌山県和歌山市にある、南海電気鉄道駅番号NK44

利用可能な鉄道路線

  • 南海電気鉄道
    • 南海本線
    • 加太線 ※線路名称上の始発駅であるが、運転系統上は隣の和歌山市駅が起点

駅構造

相対式2面2線のホームを持つ地上駅

駅舎は1番ホームの難波駅寄りに面しており、2つのホームは跨線橋で結ばれている。南海本線と加太線は、ホームの難波駅寄りで平面分岐している。トイレは設置されている。

のりば
1 テンプレート:Color南海線(下り)
テンプレート:Color加太線(上り)
和歌山市行き
2 テンプレート:Color南海線(上り) 関西空港なんば方面
テンプレート:Color加太線(下り) 加太方面

南海本線と加太線は進行方向毎にホームを共有している。 テンプレート:駅配線図

利用状況

2012年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は2,471人[1]。この数字は南海の駅全体では100駅中65位、南海本線の駅(今宮戎駅萩ノ茶屋駅は除外)としては41駅中39位、加太線の駅(和歌山市駅は除外)としては8駅中最多。

1日あたり平均乗降客数の変遷は以下のとおり[2]

  • 1980年度 5,945人
  • 1985年度 4,952人
  • 1990年度 4,791人
  • 1995年度 4,191人
  • 2000年度 3,478人
  • 2001年度 3,304人
  • 2002年度 3,199人
  • 2003年度 2,857人
  • 2004年度 2,639人
  • 2005年度 2,557人
  • 2006年度 2,480人

駅周辺

周囲は住宅が多い。

バス

最寄り停留所は、紀ノ川駅前となる。以下の路線が乗り入れ、和歌山バスにより運行されている。

歴史

  • 1898年(明治31年)10月22日 - 南海鉄道の尾崎駅 - 和歌山北口駅間延伸時に、当駅の前身たる和歌山北口駅が開業。
  • 1903年(明治36年)3月21日 - 紀ノ川橋梁開通により南海鉄道が和歌山市駅まで延伸。同時に和歌山北口駅が廃止され、代わって現在の紀ノ川駅が開業(事実上の移設。別駅として扱われることもある)。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)10月1日 - 紀ノ川駅 - 東松江駅間(当時松江線)開業。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
  • 1950年(昭和25年)7月25日 - 松江線の旅客営業が開始され、加太線の列車が乗り入れるようになる。

鉄道唱歌

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)55番の歌詞にて、南海本線の和歌山側ターミナルとして和歌山北口駅が登場する。 テンプレート:Indent

備考

加太線の下り列車(和歌山市行き)の案内では「普通車(区間急行)なんば行きご利用のお客様は、お乗り換え下さい」と放送される。南海加太線#運行形態の項でも触れている通り、日中は基本的に当駅での双方間同志(南海線からの和歌山市行きと加太線加太行き、加太線からの和歌山市行きと普通車なんば行き)の列車接続が考慮されている。

当駅に特急・急行は停車しないため、みさき公園駅以北から特急・急行を利用し、隣の和歌山市駅で途中下車しないで南海本線と加太線(東松江以西)とを相互に乗り継ぐ場合に限り、当駅 - 和歌山市駅間の重複乗車が認められている。

日中の当駅 - 和歌山市駅間は本線普通車に加え、加太線列車も輻輳するため、上下線とも毎時4本(両者とも2本ずつ)設定されているが、逆に日中の当駅以北は両者(上下線)とも毎時2本ずつしか当駅停車列車が設定されていない。

隣の駅

南海電気鉄道
テンプレート:Color南海本線
テンプレート:Color特急サザン・テンプレート:Color急行
通過
テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color普通
和歌山大学前駅(ふじと台) (NK43)- 紀ノ川駅 (NK44) - 和歌山市駅 (NK45)
テンプレート:Color加太線
和歌山市駅(南海本線) (NK45) - 紀ノ川駅 (NK44) - (梶取信号所) - 東松江駅 (NK44-1)

関連項目

脚注

  1. 南海電気鉄道HP、駅施設等サービス対策の現状より
  2. テンプレート:PDFlink

外部リンク

テンプレート:Navbox

テンプレート:Navbox