ファミリーマージャン
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『ファミリーマージャン』は、1987年8月11日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用麻雀ソフト。定価3,900円(税抜)。二人打ち。
一からルールを学ぶことが出来るので、麻雀入門者向けのソフトと言える。
概要
- LESSON 1, LESSON 2
- 麻雀の牌の名称や、ルール、役などを解説。LESSON 2では確認テストもある。
- ちなみに、LESSON 2の2.得点計算で、1箇所間違っているところがある(320×6=1960となっているが、正しいのは1920)。
- LESSON 3
- 初心者向け対戦モード。プレイ中にサブコマンドを開き、「リトライ」で局の最初からやり直す、「手牌公開」で相手の手牌を見る、「捨牌指導」で捨てる牌をコンピュータにアドバイスしてもらうなどのことが可能。
- 実戦編
- 6人のキャラクターのうち誰かを選んで対戦することができる。最強キャラクターである「師匠」では制限時間付きとなっている(とはいっても、ポーズをかければ制限時間無視で考えることは可能)。
効果音
このゲームでは効果音として「リーチ」「ロン」「カン」などのときに実際の人の声が使われた。また、それらを含め、このゲームの効果音は一部のテレビ番組(NTV『クイズ どんなMONだい?!』など)でも使用されたことがある。
続編
- 1988年11月25日には同じくファミリーコンピュータ用ソフトとして続編「ファミリーマージャンII 上海への道」が発売された。定価4,900円(税抜)。
- また、1991年3月8日に定価4,900円(税抜)で発売された「ナムコット麻雀III マージャン天国」は、「ファミリー」とは冠していないものの、「III」となっているところを見ると、実質続編と考えてよいだろう。
- 三作全て二人打ちの麻雀であり、うち二作は80年代にゲームセンター向けの麻雀ゲームを多数作っていた日本物産の製作である。(IIIの開発元は不明)
- その後日本物産は「ニチブツ麻雀III」にはじまり、スーパーファミコン時代も「スーパーニチブツマージャン」シリーズとして、自社で販売するようになる。その為ナムコはスーパーファミコンでは麻雀ゲームを販売していなかったが、プレイステーションの時代になると、「ナムコマージャン スパローガーデン」を販売する(1996年1月1日、5,800円(税抜))。また、2002年以降にはアプリキャロット(現ナムコ・ゲームス)で携帯アプリとして「ファミリー麻雀」が配信されるようになった。バージョンアップ版として、4人打ち対応の「ファミリー麻雀DX」も配信されている[1]。