武漢大学
武漢大学(ぶかん-だいがく)は、中華人民共和国湖北省武漢市に位置する総合大学。中国で最も歴史がある国家重点大学の一つである。大学の略称は武大(ウーダァ)。
沿革
前身は清代の1893年に張之洞により創立された自強学堂。辛亥革命の後北洋政府がそれをもとに1913年国立武昌高等師範学校を創立する。当該大学は、1928年7月に国立武漢大学と正式に名称が制定された。1952年、中国高校院系の調整により、武漢大学は中国国家教育部直属の総合重点大学となった。
2000年、武漢水利電力学院、武漢測絵技術大学、湖北医科大学と合併し、新しい武漢大学となった。
基礎データ
国が初めて設立を批准した研究生院の1つでもあり、184の学科において博士学位の授与権、238の学科で修士学位の授与権を所有し、また11の博士課程修了後流動ステーションを所有している。他に20の学科が国家重点学科に指定され、17の学科が国家“211工程”の重点建設学科に列せられている。
2008年11月現在3500人余りの教員が在籍しており、うち教授・副(准)教授が約2300人となっている。また、中国科学院院士が7人、中国工程院院士が9人、国際欧亜科学院院士が3人在籍。その他、21の学科に“長江学者奨励計画”特別招聘教授の地位を設けている。
武漢大学は30種類の学部があり、様々な分野についてのプログラム、例えば、科学、技術工学、農業、医学、文学、歴史、哲学、法律、経済学、教育学、経営学などについてのプログラムを提供している。創立以来30万余名の優れた人材を世に送り出し、多くの著名な革命家、政治家、軍事家、科学者、教育家、文学家、芸術家、実業家並びに社会活動家を輩出している。1993年の創立百周年記念式典では、ハーバード大学、エール大学、東京大学ほか数多くの大学から祝福された。
現任学長は李曉紅、共産党総支部委員会書記は李健。建築面積は389万平方メートルで、学生数は2008年11月現在、本科生(学部学生)31277人、碩士研究生(修士課程院生)10731人、博士研究生6736人、総計約48000人である。
キャンパス
中国中央部でも戦略的に重要な湖北省武漢市にあり、風光明媚な珞珈山麓、東湖に面し、広大なキャンパスを誇る。大学も近代的な建物と、旧式の建物が調和し、校内にも水と緑が豊富。春になると日中国交正常化以来植えた大量の桜が咲く。古い建物は、F. H. Kales(1899–1979)によって設計された。[1]
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武漢大学の正門
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大学の青い屋根瓦
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元図書館
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元図書館
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スーパーマーケット
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第二教室ビル
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第三教室ビル
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桜園の食堂
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元法科大学院ビル
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学生クラブ
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学生会とディベートチーム
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珞珈山
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元理学院ビル
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元工学院ビル
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元男子学生の寮
脚注
外部サイト
- 武漢大学公式サイト(中国語・英語)
- ↑ Sir Banister Fletcher's a history of architecture, Architectural Press, 1996. Educated in MIT, Mr. Kales was a pioneer to blend western architectural styles with traditional Chinese elements, which is most evident from his roof designs.