松江自動車道

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ファイル:Matsue Expressway Kuchiwa 01.JPG
口和インターチェンジから南約700メートル地点(広島県庄原市、松江方面)

松江自動車道(まつえじどうしゃどう、MATSUE EXPRESSWAY)は、広島県三次市から島根県松江市へ至る高速道路高速自動車国道)。略称は松江道(まつえどう、MATSUE EXPWY)。法定路線名では中国横断自動車道尾道松江線(広島県尾道市-島根県松江市)の一部である。市町村合併前は松江市を通過していなかった。

2003年3月16日三刀屋木次IC-宍道JCT間が開通した。三刀屋木次IC以南新直轄方式で整備され、2012年3月24日、吉田掛合ICから三刀屋木次ICまで開通した。2013年3月30日に全線開通した[1]

事業名

通過市町村

接続高速道路

インターチェンジなど

  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色がである区間は未開通区間または未供用施設に該当する。未開通区間の施設名称は全て2012年12月27日に発表[2]
  • BS(バス停留所)のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。△は隣接する施設(道の駅等)に設置。無印はBSなし。
  • 路線名の特記がないものは市道
  • 三次東JCT/IC - 三刀屋木次IC間:中国横断自動車道尾道松江線(松江自動車道、新直轄方式)
  • 三刀屋木次IC - 宍道JCT間:中国横断自動車道尾道松江線(松江自動車道、有料道路方式)
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
BS 備考 所在地
尾道自動車道 世羅尾道方面
21-1
1
三次東JCT
三次東IC
中国自動車道
県道434号和知三次線
0.0 広島県 三次市
2 口和IC 県道39号三次高野線
県道62号庄原作木線
13.3 [3] 庄原市
3 高野IC 県道39号三次高野線
道の駅たかのに隣接
28.8 [3]
4 雲南吉田IC 道の駅たたらば壱番地に隣接 44.9 地域活性化IC[4] 島根県 雲南市
5 吉田掛合IC 県道336号吉田掛合インター線 48.7 [3]
- 木次BS 60.5
6 三刀屋木次IC 県道332号三刀屋木次インター線 61.0 [3]
- 三刀屋木次TB 61.2
- 加茂BS 66.0
- 加茂岩倉PA 68.2 [5]
29 宍道JCT 山陰自動車道 71.6 松江市

SA・PA

松江自動車道の本線上の休憩施設は、コスト削減や採算性の問題もあって[6]、2013年3月に開業した加茂岩倉パーキングエリア(トイレ・情報提供コーナーのみ)の1ヶ所のみしかない。

新直轄方式区間ではICに近接する道の駅として道の駅ふぉレスト君田(口和ICから約3.3km)、道の駅たかの(高野IC連絡路上、2013年4月12日開設[7])、道の駅たたらば壱番地(雲南吉田IC連絡路上、2013年3月30日開設[8])、道の駅さくらの里きすき(三刀屋木次ICから約3.8km)などがあり、国土交通省では全線開通の際のインフォメーションの中でこれらの施設を利用して休憩することを推奨している[9]。また、島根県東部高速道路利用促進協議会ではテンプレート:PDFlinkを用意しており、インターチェンジ/本線料金所管理事務所やインターチェンジ周辺のコンビニエンスストアトイレ(いずれも道路外の施設)を案内している。

一方、本線上にガソリンスタンドを併設した休憩施設が存在しないことから、国土交通省では全線開通の際のインフォメーションの中でインターチェンジ近くでの給油を推奨している[9]。しかし、インターチェンジ近くのガソリンスタンドが少ないこともあって、新直轄区間を管理する国土交通省中国地方整備局では一般道のガソリンスタンドに案内する看板設置を検討する一方で、「松江道に入る前に十分な給油を促す看板の設置を考えたい」としている[6]

主なトンネル

  • 高茂トンネル [2](三次東JCT.IC-口和IC) : 535m
  • 川平トンネル [2](三次東JCT.IC-口和IC) : 1,030m
  • ほたる見トンネル [2](口和IC-高野IC) : 394m
  • 下本谷トンネル [2](口和IC-高野IC) : 166m
  • 中本谷トンネル[2](口和IC-高野IC) : 688m
  • 野呂谷トンネル[2](口和IC-高野IC) : 2,428m
  • 麻志トンネル [2](口和IC-高野IC) : 209m
  • 竹地谷トンネル [2](口和IC-高野IC) : 1,329m
  • 大万木トンネル [2](高野IC-雲南吉田IC) : 4,878m
  • 杉戸トンネル [2](高野IC-雲南吉田IC) : 547m
  • 吉田トンネル[2](高野IC-雲南吉田IC) : 1,485m
  • 川尻トンネル[2](雲南吉田IC-吉田掛合IC) : 425m
  • 高瀬山トンネル(吉田掛合IC-三刀屋木次IC) : 801m
  • 上熊谷トンネル(吉田掛合IC-三刀屋木次IC) : 971m
  • 三刀屋トンネル(三刀屋木次IC-加茂岩倉PA) : 1,360m
  • 加茂トンネル(加茂岩倉PA-宍道JCT) : 800m

トンネルの数

暫定2車線の対面通行のため、上下線で1本のトンネルとなっている。

区間 上り線 下り線
三次東JCT-口和IC 2
口和IC-高野IC 6
高野IC-雲南吉田IC 3
雲南吉田IC-吉田掛合IC 1
吉田掛合IC-三刀屋木次IC 2
三刀屋木次IC-加茂岩倉PA 1
加茂岩倉PA-宍道JCT 1
合計 16

歴史

  • 2003年3月16日 : 三刀屋木次IC - 宍道JCT間開通。
  • 2010年1月13日 : 三刀屋木次本線料金所開設、同時に三刀屋木次料金所廃止。
  • 2010年2月2日 : 供用中区間の全線が、無料化社会実験の対象区間に指定される。
  • 2011年12月19日 : 区間最長(中国地方の道路トンネルとしても最長)となる大万木(おおよろぎ)トンネル(高野IC - 雲南吉田IC間、4878m)が貫通[10]
  • 2012年3月24日 : 吉田掛合IC - 三刀屋木次IC間開通[11]
  • 2012年12月27日 : 中国道接続部 - 吉田掛合IC間のIC・JCTの正式名称が決定。名称は次の通り。三次IC/JCT → 三次東IC/JCT、吉田IC → 雲南吉田IC(口和IC・高野ICは変更なし)。
  • 2013年3月17日 : 加茂岩倉PA供用開始[12][5]
  • 2013年3月30日 : 17時より三次東IC/JCT-吉田掛合IC間開通により、全線開通[1]
  • 2014年3月30日 : 三次東JCTにて尾道自動車道と接続。

道路管理者

車線・最高速度

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
三次東JCT-宍道JCT 2=1+1 70km/h

</small>

交通量

平日24時間交通量(台)(上下合計)[15]

  • 斜字は推計値を示す。
  • 平成22年度の調査期間中において、三刀屋木次IC-宍道JCT間(有料区間全線)(当時開通していた区間)では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
料金 区間 平成17年度
(2005年度)
平成22年度(2010年度) 備考 所在地
台数 混雑度
無料 三次東JCT-口和IC 未開通 未開通 広島県
口和IC-高野IC
高野IC-雲南吉田IC
島根県
雲南吉田IC-吉田掛合IC
吉田掛合IC-三刀屋木次IC
有料 三刀屋木次IC-宍道JCT 1,682 6,932 0.73

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:松江自動車道 テンプレート:日本の高速道路 テンプレート:西日本高速道路

テンプレート:西日本高速道路中国支社
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 松江自動車道(中国自動車道~ 吉田掛合IC) のインターチェンジ等の名称決定のお知らせ(国土交通省松江国道事務所 (2012年12月27日)
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 中国横断自動車道尾道松江線 - 広島県道路企画課
  4. テンプレート:Cite web
  5. 5.0 5.1 テンプレート:Cite web
  6. 6.0 6.1 テンプレート:Cite news
  7. 道の駅の名称は「道の駅たかの」に決定 広島県庄原市ホームページ
  8. 「道の駅」の新規登録について(国土交通省 中国地方整備局 2012年9月14日閲覧)
  9. 9.0 9.1 テンプレート:Cite press release
  10. 最長の自動車トンネルが貫通 - 中国新聞2011年12月20日
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Citation
  13. 庄原市役所口和支所に設置。
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web