蛤御門
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蛤御門(はまぐりごもん)は、現在の京都御苑の外郭九門の一つ。本来の正式名称は新在家御門(しんざいけごもん)。門の形状は高麗門型の筋鉄門である。
天明8年1月30日(1788年3月7日)に発生した天明の大火で御所が炎上した折に、滅多に開くことのなかった門がこの時だけは開いたため、固く閉じていたものが火にあぶられて開いたことをハマグリになぞらえて「蛤御門」という俗称が付けられた。以降はこの名称のほうが広く使われるようになった。
[[[元治]]元年7月19日(1864年8月20日)の蛤御門の変では門の周辺が長州藩との激戦地となった。現在でも門柱に命中した弾痕を確認することができる。
なお現在の蛤御門は、明治10年(1877年)から明治16年(1883年)にかけて行われた大内保存および京都御苑整備事業によって移設されたもので、それ以前は現在よりも30メートルほど東の位置に、南を向いて建てられていた。