東京都立国分寺高等学校
テンプレート:日本の高等学校 東京都立国分寺高等学校(とうきょうとりつこくぶんじこうとうがっこう)は、東京都国分寺市新町に所在する都立高等学校。
目次
概要
都立高校の改革以降、着々と上向きつつある進学率とユニークな教育課程から人気が高まり、入試の志願倍率も高い。2004年度入試から自校作成問題(国・数・英)を出題している。 土曜日に予備校講師を招き特別講習を行っていた時期があり、NHKクローズアップ現代「予備校講師が高校にやってきた」において取り上げられた。2005年度からは特別講習に代わって土曜授業を復活させている。2007年6月より駒場・小山台・新宿・町田の各校と共に「進学指導特別推進校」に指定され、進学実績の更なる向上を図っている。
体育系の部活動では、特にサッカー部が強く、部員数は約120名と多い。男子では「サッカー部に入りたい」という理由で本校を志望する者も少なくない。近年では1996年、1998年、2001年に全国高校サッカー選手権東京都大会の決勝に進出している。当時のGKでOBに森田耕一郎がいる。また、水泳部は、関東大会及びインターハイ出場経験が何度かある。陸上部もインターハイ出場経験があり、ハンドボール部、ソフトテニス部、女子バレーボール部、剣道部は関東大会出場経験がある。文化部では吹奏楽部・軽音楽部といった音楽系の部活動が人気で、サッカー部にも負けず劣らずの部員数である。
2001年に新校舎が完成。進学重視型単位制への移行に対応し、可動パーティションを備えた講義室やゼミ室、自習室を備えているのが特徴である。この校舎は2006年公開の劇場用アニメ映画「時をかける少女」でロケハンされ、階段や廊下、化学室等が登場している。
交通
- JR中央線国立駅北口より
- 立川バス3番乗り場 北町公園行きにて国分寺高校入口下車 徒歩約1分
- 立川バス1番乗り場 戸倉循環(稲荷神社回り)にて富士本三丁目下車 徒歩約4分(富士本二丁目交差点より一方通行に入る)
沿革
- 1969年 - 東京都立国分寺高等学校として開校。学校群には組み込まれず、単独選抜を実施。
- 1982年 - グループ合同選抜制度導入。第九学区92グループに編成される。
- 1994年 - 単独選抜となる。
- 2001年 - 新校舎落成。
- 2002年 - 新校舎落成記念式典。
- 2002年 - 進学重視型単位制高校に改編。
- 2007年 - 進学指導特別推進校に指定
教育理念
- 豊かな情操
- 的確な判断力
- 心身の健康
教育
単位制による選択科目
将来の難関大学合格に重点を置いた単位制高校であり、主要科目の教員は公募制により選抜された教員が集められている。2年次から「基礎系」「演習系」「発展系」の系列に分かれた選択科目を選ぶことができ、3年次は大半が選択科目なっているため、個々の志望校や学力に合わせて科目を選ぶことができる。「日本史演習」「古典演習」などの入試演習科目のほか、「時事英語」「スポーツ」「歌唱」といった教養系科目も充実している。
国際交流事業
国際交流に力を入れており、オーストラリアのアデレード(国分寺市の姉妹都市)にあるハレッドコーブ校との相互訪問が行われている。
高大提携・接続教育プログラム
東京学芸大学、東京農工大学、津田塾大学、東京経済大学などの大学と協定を結び、いわゆる「高大提携」を実施している。2013年からは、東京外語大学も高大連携大学なっている。で講義を受けると大学入学後単位として認定される制度がある。また、中央大学、東京薬科大学とは接続教育を実施しているほか、首都大学東京への推薦入学が可能な「東京未来塾」への参加できる制度もあるが、教員たちはあまり勧めてはいない。
学園祭
毎年9月中旬に「木もれ陽祭」(合唱祭、文化祭、体育祭、後(中)夜祭の4祭)を土・日をはさむ約1週間でまとめて行う。合唱祭では、クラス別の合唱以外にも有志団体による合唱も披露される。RAG FAIRの土屋礼央や加藤慶之も有志の合唱でアカペラを披露している。
著名な関係者
教諭
卒業生
- 土屋礼央(アカペラグループRAG FAIR、国分寺市出身)
- 加藤慶之(アカペラグループRAG FAIR、国分寺市出身)
- 狩野泰一(篠笛奏者)
- 麻木久仁子(タレント)
- 森田耕一郎(プロサッカー選手・ベガルタ仙台、FC東京を経て、JFL・SAGAWA SHIGA FC所属)
- 田中秀人 (プロサッカー選手・FC岐阜)
- Goof(ラップグループSOFFet)
- 黒沢保裕(NHKアナウンサー)
- 矢部紀行(ロードレース選手・チームブリヂストン・アンカー)
- 小谷静香(動画配信サイト「第2日本テレビ」の元専属女子アナ)
- 栗原正己(栗コーダーカルテット)
- 沢辺克史(サッカーフォトグラファー)
- 高橋かをり(フレスコ画家)
- 大根田真理(ミス日本コンテスト2007・ミス着物)
- 山岸彩子(女優)
- 木内昇(第144回 直木賞「漂砂のうたう」)
- 山根舞(女優、声優)
- 柳亭こみち(落語家)