沼久保駅

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沼久保駅(ぬまくぼえき)は、静岡県富士宮市沼久保にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線である。

天候が良いと、ホームからは富士山がよく見える。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路はほぼ南北に走りホームはその西側に設けられている。富士宮駅管理の無人駅で、駅舎はなくホームの上に木造の待合所があるのみ。ホームの芝川方の端は階段を通って外に出る。

ホームを出ると道が二股に分かれ、右の道は舗装もされていない山道であるが、左へ行くと沼久保踏切で線路を渡って県道に出ることができる。

利用状況

「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。身延線の静岡県内にある駅では最も少ない。

年度 一日平均
乗車人員
1993年 44
1994年 34
1995年 36
1996年 33
1997年 34
1998年 35
1999年 35
2000年 28
2001年 不明
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年 13
2011年 12
2012年 15

駅周辺

県道と身延線の線路は集落よりも高い位置を走っており、沼久保駅は高い築堤の上に設けられている。築堤の斜面や駅前にはJR東海の職員によって椿の木が植えられ、「沼久保椿寿園」と名づけられている。

集落へは県道に出る直前で左側に分かれる小さな道を下り、トンネルで県道をくぐると出ることができる。県道沿いにはほとんど人家がないが隠れた位置に集落がある。

駅の南東1キロほどのところでは富士川には蓬莱橋がかかっている。対岸は富士市(旧・富士川町)であり、人家が多い。

当駅からは富士山がよく見える。高浜虚子が当駅に降りたとき、美しい富士山を見て「とある停車場富士の裾野で竹の秋/ぬま久保で降りる子連れ花の姥」という歌を詠んだという。駅前には高浜虚子のほか、堤俳一佳の歌碑が建てられている。

バス路線

県道沿いに宮バス沼久保(ぬまくぼ)バス停がある。宮バスの運行事業者は富士急静岡バスである。

歴史

隣の駅

東海旅客鉄道
身延線
西富士宮駅 - 沼久保駅 - 芝川駅

関連項目

外部リンク

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