角川駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
角川駅(つのがわえき)は、岐阜県飛騨市河合町小無雁(こむかり)にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
駅構造
以前は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であったが、旧下りホームは閉鎖・線路撤去され、現在は駅舎側の単式ホーム1面1線のみ使用されている。
2004年10月の水害前までは、近距離の切符を販売する簡易委託駅であったが、2005年10月1日の運行再開時からは、切符は車内で車掌から買う方式(ワンマン列車の場合は乗車の際に乗車整理券を取り、降車の際に精算)に改められ、角川駅での切符販売は行われなくなった。高山駅管理の無人駅。
長らく木造駅舎だったが、2011年3月に打保駅などと同様の簡易駅舎に建て替えられた。
駅周辺
駅名の由来
「かどかわえき」や「つのかわえき」などと間違えて読まれる場合がある。しかし、当駅の正しい読み方は「つのがわえき」という。
この駅名は、合併で飛騨市となる前の旧吉城郡河合村の中心地が「角川(つのがわ)」であったことから付いている。
現在、利用者は少ないが、飛騨市河合町となった当地区に所在する唯一の駅という位置づけである。
歴史
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 高山本線の飛騨小坂 - 坂上駅間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1973年(昭和48年)4月20日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 2004年(平成16年)10月22日 - 台風23号の災害により休止。高山駅 - 猪谷駅間(のち飛騨古川駅 - 猪谷駅間に変更)でバス代行実施。
- 2005年(平成17年)10月1日 - 飛騨古川駅 - 当駅間で運転再開。列車は当駅止まりとされ、代行バスは当駅 - 猪谷駅間に変更。
- 2007年(平成19年)9月8日 - 当駅 - 猪谷駅間で運転再開。これに従い、高山本線は全線で復旧。また、当駅の構内では旧下りホーム側のレールが撤去され、ホームも閉鎖。これにより、列車交換が不可能な事実上の棒線駅となった。
- 2011年(平成23年)3月 - 簡易駅舎に改築。