平野仁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2012年11月12日 (月) 12:14時点におけるTribot (トーク)による版 (bot: WP:BOTREQ#生年不明に分類されている存命人物の新設カテゴリへの移動 oldid=44961513)
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 平野 仁(ひらの じん、本名:平野 仁(ひとし)[1])は、日本の漫画家。福島県南会津郡出身[1]。主に劇画での原画を担当している。
概要
21歳の時、テレビ動画の会社に入社し2年間アニメーターとして活躍。『がんばれ!マリンキッド』などで作画を手掛け、その傍ら小遣い稼ぎのつもりで劇画を出版社へ持ち込む[1]。デビュー作は『漫画サンデー』増刊の原作つきの作品で、「H・ハンター」というペンネームであった(作品のタイトルは覚えていないという)[1]。その後4ヵ月はアニメーターと劇画家の両方の仕事をしていたが、後に劇画に専念し、主に芳文社の『週刊漫画TIMES』や『漫画パンチ』などにて作品を発表する。
1975年頃より少年誌に進出し、小学館の少年サンデーやビッグコミックなどで漫画原作者の小池一夫とのコンビで代表作となる『青春の尻尾』、『少年の町ZF』、『サハラ』などの原画を担当していた。
1980年代前半より主な執筆の場を青年漫画誌に移し双葉社の漫画アクションやリイド社のリイドコミックをはじめ、多くの出版社で主に漫画原作者とコンビを組み作品を発表している。
単行本リスト
- 黒衣の妖女(青林堂)全1巻(1974年)
- 鮮血の墓標(芸文社)全1巻 ※初期短編集(1974年)
- 青春の尻尾(小学館)全6巻(1975年 - 1978年)原作:小池一夫
- 蒼い狙撃者(桃園書房)(1977年)全1巻
- 少年の町ZF(小学館)全9巻(1977年 - 1979年)原作:小池一夫
- サハラ 女外人部隊(小学館)全8巻(1978年 - 1979年)原作:小池一夫
- アリサ(秋田書店)全4巻(1979年 - 1980年)
- 隼人がいく(秋田書店)全2巻(1981年)
- ハードオン(双葉社)全2巻(1981年)
- メロス(双葉社)全4巻(1982年 - 1983年)原作:外浦吾朗
- B(双葉社)全2巻(1984年)原作:狩撫麻礼
- 凄春トライアングル(リイド社)全7巻(1984年 - 1985年)協力:やまざきせいや
- 哀シャドー(リイド社)全3巻(1985年)原作:工藤かずや
- 芝の貴婦人(講談社)全8巻(1989年 - 1990年)原作:牛次郎
- 眠狂四郎円月殺法剣の舞(講談社)全1巻(1992年)原作:柴田錬三郎
- TSURUGI(リイド社)全2巻(1993年)
- 魔人刑事(秋田書店)全2巻(1995年 - 1996年)原作:菊池秀行
- 飛ばしてなんボ猛がチャージ(小池書院)全4巻(1998年 - 2000年)原作:小池一夫
- 真田くノ一忍法伝 かすみ(双葉社)全2巻(2004年 - 2005年)原作:神林洋司
- 実録極悪ヤクザ伝仁義の墓場石川力夫(竹書房)全1巻(2008年)原作:藤田五郎