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具島 兼三郎(ぐしま かねさぶろう、1905年 - 2004年)は日本の国際政治学者。特にファシズム論やアジア問題についての研究がある。
福岡生まれで1928年に九州帝国大学法文学部を卒業後、1935年に『ファシズム論』を唯物論全書の一冊として共著で刊行した。その後、南満州鉄道に入ったものの、そこでの研究内容が軍部に批判的であったため満鉄調査部事件で逮捕された経験もある。戦後は九州大学教授や長崎大学学長、長崎総合科学大学長崎平和文化研究所所長などを歴任した。
主な著書
- 『ファシズム論』
- 『ファシズム』(岩波新書)
- 『中日戦争と国際情勢』
- 『現代の国際政治』