藻南橋
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藻南橋(もなみばし)は石狩川水系の豊平川にかかる橋で、北海道札幌市南区にある。現在の橋は長さ131m、幅14m。
1951年の橋
大水で流された石山大橋の代替として、1951年(昭和26年)に初めて藻南橋が造られた。1977年に新しい石山大橋ができると、札幌と定山渓を結ぶ役割はそちらに譲った。上路式単純トラス橋。長さ105m、幅6m。
1990年の橋
1951年の橋が老朽化したため橋を架け直し、1990年(平成2年)7月に竣工したのが2004年現在ある藻南橋である。2径間連続鋼箱桁橋。長さ131m、幅14m。
橋の周辺
橋の東、豊平川右岸に高い崖がある。明治時代には札幌軟石が盛んに採石され、今もその切り出し跡が残る。西には札幌硬石を切り出した硬石山があり、こちらは2004年現在も主にコンクリートの骨材にするために採掘が続いている。
水量が今より多かった明治時代には、このあたりに深い淵があった。そこに身を投げた花魁(遊女)がいたという言い伝えがあり、その場所を花魁淵と呼ぶ。複数の異なる言い伝えがあり、昔の新聞に該当しそうな記事がないため真偽・真相は不明である。橋の北側両岸には藻南公園がある。野球場、テニスコートのほか、炊事広場などいくつかの広場がある。