ビラール・ビン=ラバーフ
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ビラール・ビン=ラバーフ・アル=ハバシー(アラビア語:بلال بن رباح الحبشي ;Bilal bin Rabah al-Habashi)は、サハーバ(イスラム教の預言者ムハンマドの教友)で、「ムアッジン(アザーンを行う者)の祖」。ムハンマドが所有していた黒人奴隷。ムアッジンを目指す者にとっての聖人と言われている。ふつうはより短く、ビラール・ビン=ラバーフ(بلال بن رباح ;Bilal bin Rabah)または、ビラール・アル=ハバシー(بلال الحبشي ;Bilal al-Habashi)と呼ばれる。ハバジー家の祖。
アビシニア(エチオピア)生まれの黒人・ハバシャ族(الحبشية Habesha)の奴隷の子なので、ビラール・アル=ハバシー(ハバシャ族のビラール)と称することが多い。マッカ(メッカ)で入信した最初期のムスリム(イスラム教徒)のひとり。ヒジュラの後、イスラム教団の礼拝の方法を整備する過程で、肉声による礼拝の呼びかけ(アザーン)が定められ、美声であったとされるビラールが最初のムアッジンに選ばれたという。