慶元まさ美のおはようパートナー
テンプレート:基礎情報 ラジオ番組 慶元まさ美のおはようパートナー(けいもとまさみのおはようパートナー)は、2010年10月4日からABCラジオ(朝日放送)で放送されている早朝番組。月-金曜日5:00 - 6:30の生放送で、同局の平日生ワイド番組では最も早く、更には歴史的な経緯から同局の番組では40有余年の長寿番組の側面も持つ。
パーソナリティは代々、女性のアナウンサーやタレントが1人で務めている。その関係で、タイトルには「おはようパートナー」の前にパーソナリティの名前が入る。本項では過去に他のパーソナリティが担当した前身番組、および過去に放送されていた「土曜版」についてもあわせて述べる。
目次
[非表示]概要
「ラジオで朝のビタミンABC」をキャッチフレーズに、フリーアナウンサーの慶元まさ美がパーソナリティを担当。リスナーからのリクエスト曲に、リスナー参加型のコーナーなどを交えながら進行している。
主なコーナー
『慶元まさ美のおはようパートナー』(2010年10月 - 現在)
◎:特別編成で当番組を休止する場合にも必ず放送
- 今朝のニュース(5時台前半)
- オープニングからリクエスト曲を2~3曲流した後に、慶元自らニュース原稿を読む。
- JFマリンバンク海の天気予報◎(5時台後半、NRN系列の企画ネットとして内包)
- 当番組では、慶元が近畿地方の海洋気象概況、大阪の月齢、大阪湾・播磨灘・太平洋・日本海の干潮・満潮時刻を伝える。
- ABC天気予報◎(5時台と6時台に1回ずつ放送)
- 5時台には、慶元自ら原稿を読む。6時台には、ABCラジオで平日に放送される番組では最も早く、ウエザーニュースの気象予報士が日替わりで出演する。
- おはようマーケット(水曜日以外、5:50前後)
- 月・火曜日は、青果卸売市場関係者への電話を通じて、旬の青果に関する話題を紹介。金曜日は、リスナーから寄せられた心温まるエピソードを慶元が読み上げる。
- 木曜日には旬の食材を使った料理のレシピを紹介。2013年1月3日の放送からは、毎月1つのテーマを設けたうえで、リスナーからそのテーマに見合ったレシピの投稿を受け付けている。なお、投稿したレシピを放送で採用されたリスナーには、番組オリジナルのキッチンタイマーを進呈する。
- ファミリーマート グッドモーニングソングス◎(水曜日のみ、5:53頃、TBSラジオ制作の箱番組)
- TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう一直線』(関西地方では2001年3月まで毎日放送ラジオが同時ネットしていたことがある。現在は、2011年4月から和歌山放送が同時ネットしている。以下『おはよう一直線』と略記)で2010年10月から水曜日の6:10頃に放送中のコーナーを、先行ネット形式で内包している。ちなみに、2014年3月までの箱番組は、「ファミリーマート おとなコンビニ研究所」であった。
- 慶元が当番組を紹介する際には、番組の放送直後に流すリクエスト曲のタイトルをテーマに、リスナーへプレゼント付きの「鼻歌クイズ」を出題。当番組の放送を終了するまで、電子メール・FAXで回答を受け付ける。ちなみに、出題の際には、番組スタッフが事前に街頭で収録した一般人へのインタビュー音源を使用。「鼻歌クイズ」というタイトルは、リスナーへのヒントとして、インタビューに応じた一般人が出題曲の一節を鼻歌で披露する音源を流すことによる。
- いすゞ ぐっ!トラック◎(木曜日のみ、5:53頃)
- ABCニュース◎(6時過ぎ)
- ダイワハウス・モーニングエッセイ 川井郁子ハートストリングス◎(6時10分頃)
- (ニッポン放送制作の箱番組)ダイワハウス1社提供
- ABC交通情報◎(エンディング直前、スタジオから慶元が伝える)
『永尾光湖のおはようパートナー』(2009年10月 - 2010年9月)
- 早起きテレフォン
- 暮らしのパートナー
- JFマリンバンク海の天気予報・ABC交通情報(いずれも永尾自ら担当)
- ABC天気予報(前述、5時台は永尾自ら担当)
- ABC朝日ニュース(5:55頃、前述)
- ダイワハウス・モーニングエッセイ 川井郁子ハートストリングス(6時過ぎ、前述)
- みんなでパートナー(リスナーからのお便りコーナー)
備考
- 前述のコーナーは、前後にかかる曲との兼ね合いで時間を調整。パーソナリティーが永尾から慶元に交代してからは、リクエスト曲の放送回数が増えるなど、音楽番組の色彩が強まり、1990年代以降の曲が主体となるとともに、AKB48やK-POPアイドル、ももいろクローバーZなどの最新の曲がかかることも増えた(永尾がパーソナリティーをしていた頃までは、曲は懐メロ系が主体だった)。その一方で、「暮らしのパートナー」「みんなでパートナー」を休止。メッセージテーマを日替わりで設定するとともに、リクエスト曲や上記コーナーの合間に、リスナーからのメッセージを随時紹介するようになった。また、FMラジオ番組でよく行われているように、曲名を曲の終わりに紹介することも多くなった。
- 慶元は2011年・2012年の8月に、後枠番組の『おはようパーソナリティ道上洋三です』(以下『おはパソ』と略記)でアシスタント・久野愛が夏季休暇に入った週のみ、久野の代役で同番組にも出演。当番組の開始から4時間続けて、ABCラジオの生放送に登場していた。さらに月・火曜日には、上記の生放送の後に、レギュラー番組の『SUNNYSIDE BALCONY』(α-STATION、5時間の生放送番組)でもパーソナリティを務めていた。逆に、慶元が夏季休暇を取る週には、渡辺たかねがパーソナリティ代理として当番組に出演する。ちなみに、慶元が当番組のパーソナリティに就任してからは、エンディングで『おはパソ』の聴きどころを簡単に紹介するようになった。
- リスナーからのリクエスト曲を放送中に流す場合には、永尾までの歴代パーソナリティーが「○○(リクエストしたリスナーの氏名)さんからのリクエスト」と紹介していたのに対して、慶元は「○○さんのお好きな曲」と呼んでいる。ラジオネームで投稿したメッセージについては、放送で採用する場合に、投稿先の都道府県と投稿者の年代・性別(「大阪府40歳の男性」など)に読み替える(『おはようパーソナリティ道上洋三です』『武田和歌子のぴたっと。』と同様の措置)。
- 2012年からは、CMと番組本編の間にジングルを挿入。慶元が英語でメッセージを入れたバージョンや、ラップ調で「二度寝禁止」などと連呼するバージョンなどを随時放送している。
- 2014年1月頃からは、6:15分前後に放送する曲を対象に、タイトル名を毎日尻取り形式で紹介する「しり取りリクエスト」が導入された。
番組の歴史
1968年8月に、柴田邦江(当時朝日放送アナウンサー)をパーソナリティーに、『柴田邦江のおはようパートナー』(しばたくにえのおはようパートナー)として放送を開始した。
1976年10月から、毛利千代子(フリーアナウンサー・タレント)が2代目パーソナリティに就任したことを機に、番組のタイトルを『毛利千代子のおはようパートナー』(もうりちよこのおはようパートナー)に変更。2002年10月4日まで、26年間にわたって放送された。
毛利が担当した当初は、6:15 - 7:00に放送。「ABC市場便り」というサブタイトルが付いていた。当時は、大阪中央卸売市場からの生鮮食品情報を織り込みながら、リスナーから寄せられたお便り・リクエストで番組を構成していた。
その後、放送時間を5:30 - 6:30に移動。大阪中央卸売市場からの中継を廃止する一方で、懐メロ系を中心に、最新ヒットナンバーを織り交ぜながらリクエスト曲の放送に特化するようになった。後期には、放送時間を5:00に繰り上げるとともに、放送時間を1時間30分に拡大している。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災発生時は、当番組の生放送中だった。スタジオは地震の揺れで停電し、放送も一時中断した。十数秒後に自家発電で復旧し、毛利はリスナーに対して落ち着いた行動をとるよう呼びかけた。
2002年10月7日から宇野ひろみが3代目パーソナリティになり『宇野ひろみのおはようパートナー』(うのひろみのおはようパートナー)の放送を開始。手作りの新聞をリスナーに進呈したほか、ABCラジオのイベント「ABCラジオまつり」などで配布していた。
宇野が産休に入った2007年(4月30日 - 9月28日)には、MC企画所属のフリーアナウンサー・蕭秀華が宇野の代役を担当。この時期のみ、番組名が『蕭秀華のおはようパートナー』に変更された。
2009年10月5日からは宇野の後任として、永尾光湖が4代目パーソナリティとして登場した。永尾は1年間番組を担当し、2010年10月1日の放送を最後に降板した。同年10月4日からは、慶元まさ美を5代目パーソナリティに迎えて、『慶元まさ美のおはようパートナー』として放送される。
1972年10月-1983年10月には、土曜日にも別のパーソナリティの担当で『(パーソナリティ名)のおはようパートナー』が放送された。土曜日版の歴代パーソナリティは熊谷瞭子・久下景子・安達治彦・小林大作など。
番組テーマ曲
2011年4月4日より、竹内まりやの『毎日がスペシャル』(ギターインストゥルメンタルバージョン)をテーマ曲としていたが、2013年4月1日よりmoumoonの『Sunshine Girl』(カラオケインストゥルメンタルバージョン)に変わった。
永尾光湖が担当していた時期は、2009年10月5日 - 2010年4月2日までの半年間は、西村由紀江の『パームトゥリーの下で見る夢は』、2010年4月5日以降の半年間はカーペンターズの『Top of the World』(インストゥルメンタルバージョン)をそれぞれテーマ曲としていた。
宇野ひろみが担当していた時期には、オープニング・エンディングともに、押尾コータローの『Fantasy!』(2002年7月10日発売のメジャーデビューアルバム『STARTING POINT』の1曲目に収録)をテーマ曲に使っていた。