「ハープ」の版間の差分

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(現代の著名なハープ奏者)
 
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2014年8月16日 (土) 06:12時点における最新版

テンプレート:Infobox 楽器 ハープテンプレート:Lang-en-short)は、西洋音楽で用いられる弦鳴楽器

ファイル:Bishapur zan.jpg
ハープと演奏者を表したサーサーン朝ペルシア時代のモザイク。インド、ビシャプール発掘。ルーブル美術館
ファイル:Doubleactionpedalharp.jpg
ダブル・アクション・ペダル・ハープ

概要

弦鳴楽器の5分類の内ハープ属に属する。楽器用法としては弦楽器に属し、を使わずにもっぱらはじいて音を出すため、撥弦楽器に分類される。なお、オーケストラにおいては、弦楽器の主体となるヴァイオリン属の楽器と、音色も奏法も大きく異なるため、弦楽器群の楽器のひとつとしてではなく、挿入楽器として扱われる。日本語では竪琴(たてごと)と呼ばれる楽器群に含まれる。

共鳴胴の両端に2本の棹を立て、2本の先を結ぶ。棹のうちの曲線状になった方と共鳴胴との間に平行にを並べて張る。弦の数は数十本に及ぶ。このを指で弾いて演奏する。最も古い楽器の一つで、同種の楽器は世界各地に分布している。アイリッシュ・ハープアルパがその例である。ワーグナー作曲、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」において、ベックメッサー・ハープが使われる。これは小型のハープであり、古楽器に近い。なお、ブルースハープは、ハーモニカの俗称でハープとの直接の関連はない。

ハープの起源

ハープの起源は狩人の弓ではないかと考えられている。最も古いハープの記録は紀元前4000年のエジプトと紀元前3000年のメソポタミアのものではないかと言われている。 古代の叙事詩やエジプトの壁画に現れ、世界中の多くの音楽文化で発展し独自の展開を遂げた。聖書にもハープは登場し、ダビデ王が最も著名なミュージシャンであるが、実際にはその「ハープ」はkinnorと呼ばれる、十弦の一種のリラであった。 レバーハープlever harpは演奏中にキーチェンジを可能にするもので、17世紀の後半に生まれた。これが発展し、近代的なコンサートハープが生まれた。

ダブル・アクション・ペダル・ハープ

現代の西洋音楽の独奏オーケストラ室内楽などで広く用いられているハープは、ダブル・アクション・ペダル・ハープである。これは、主に47本の弦を変ハ長調全音階で張り(それぞれみ、半音低く調律された白鍵のみのピアノのイメージ)、7本のペダル(上から順にフラット、ナチュラル、フラット)を足で操作することにより、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできるようになっているハープである。全音階ハープを転調などに対応できるようにするため、楽器職人セバスチャン・エラール等により作られた。この仕組みにより、様々な調を演奏することができるが(調によっては異名同音的に)、どんなに熟練してもペダルの操作を全くの瞬時に行うことは不可能であるため、オーケストラなどでは2人で演奏することによって、ペダル操作の不完全さを補うことがある。また、ダブル・アクション・ペダル・ハープに代わる楽器として、半音ごとに弦が張られたクロマティック・ハープというものも19世紀に作られたが、結局は廃れてしまった。

音域は6オクターブ半を持ち、最高音は中央ハの3オクターブ半上の変ト(ペダルで嬰トになる)、最低音は中央ハの3オクターブ下の変ハである。いちばん高音から0オクターブ(2音のみ)、1オクターブ・・・7オクターブ(3弦のみ)と数える。弦には識別のために色が付けられており、各オクターブのハ(C)の音が赤、へ(F)の音が青(黒)となっている。

著名なハープの楽曲・ハープの特徴的な楽曲

ハープ単独による楽曲

室内楽曲(ハープと他の楽器による)

協奏曲

ハープ協奏曲の項目も参照。

声楽曲

音楽祭

現代の著名なハープメーカー

現代の著名なハープ奏者

五十音順に並んでいる。クラシック音楽の演奏家一覧#ハープ奏者も参照。

関連項目

外部リンク

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