島根県道・広島県道5号浜田八重可部線のソースを表示

{{Pathnav|日本の道路|都道府県道|'''島根県道・広島県道5号浜田八重可部線'''|hide=y|frame=1}}
{{Infobox_road
|種別・系統       = [[主要地方道]]
|アイコン         = {{Ja_Pref_Route_Sign|pref=島根|number=5|width=100}}{{Ja_Pref_Route_Sign|pref=広島|number=5|width=100}}
|名前             = 島根県道・広島県道5号浜田八重可部線
|総距離           = 100.3[[キロメートル|km]]
|制定年           = [[1954年]]
|起点             = [[島根県]][[浜田市]]朝日町
|終点             = [[広島県]][[広島市]][[安佐北区]]191号分れ交差点
|接続する主な道路 = [[国道186号]]<br />[[国道433号]]<br />[[国道434号]]<br />[[国道261号]]<br />[[国道54号]]<br />[[国道183号]]<br />[[国道191号]]<br />[[国道261号]]
}}
'''島根県道・広島県道5号浜田八重可部線'''（しまねけんどう・ひろしまけんどう5ごうはまだやえかべせん）は[[島根県]][[浜田市]]から[[広島県]][[広島市]][[安佐北区]]に至る[[主要地方道]]である。

{{独自研究範囲|総延長距離が約100kmと'''島根県道・広島県道では一番距離が長い'''|date=2012年1月}}。

== 概要 ==
島根県西部の[[石見]]地方の中心都市である浜田市と広島[[県庁所在地|県都]]の広島市を結び、現行の[[道路法]]に基づく主要地方道として全国で初めて指定された路線のうちの1つである。[[国道]]への昇格はされていないものの、[[浜田自動車道]]が開通するまでは[[陰陽連絡路線|陰陽連絡道路]]としての役割を果たしていた。

[[第二次世界大戦]]前から[[国鉄バス|省営バス（国鉄バス）]][[広浜線]]が直通バスを運行していたが、道路環境はさほど良くない状況であった。特に県境の三坂峠は狭隘で約100箇所のカーブがあり<ref name="saicho" />、全長を11m車に抑えたバスがやっと通過できる程度の道を、あまり速度を落とさずに走り抜けていく<ref>『バスジャパン・ハンドブック』シリーズ5「中国ジェイアールバス」、BJエディターズ、1996年、20頁。</ref>国鉄バスに対して、車体の色から「'''青い暴走族'''」という異名がついた<ref name="saicho"/>ほどである。

=== 路線データ ===
* 起点：[[島根県]][[浜田市]]朝日町
* 終点：[[広島県]][[広島市]][[安佐北区]]191号分れ交差点
* {{要出典範囲|date=2012年8月|路線延長：100.3km（総延長）}}
* 路線延長：77.474km（実延長）
** 島根県管理延長：48.001km<ref name="shimanegis" />
** 広島県管理延長：27.695km<ref name="hiroshimapref" />
** 広島市管理延長：1.778km<ref name="hiroshimapref" />

== 歴史 ==
本路線は、旧道路法（大正8年法律第58号）によって県道浜田広島線の一部、県道広島浜田線の一部、県道吉田八重線の一部、県道壬生井原停車場線の一部を継承したものである。道路法（昭和27年法律第180号）第56条の規定に基づき、主要な[[都道府県道]]として[[1954年]]に指定された<ref>昭和29年1月20日建設省告示第16号</ref>。

=== 年表 ===
* 1954年（[[昭和]]29年）[[1月20日]]
*: [[建設省]]（当時）が主要地方道浜田八重可部線として指定。
* 1954年（昭和29年）[[9月17日]]
*: 広島県が主要地方道浜田八重可部線として認定<ref name="hiroshimapref" />。
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* ？年（昭和？年）？月？日
*: 島根県が主要地方道浜田八重可部線として認定。
-->

== 路線状況 ==
=== 重複区間 ===
* [[島根県道・広島県道7号浜田作木線]]：浜田市朝日町 - 浜田市旭町今市
* [[島根県道41号桜江金城線]]：浜田市金城町下来原 - 浜田市金城町今福
* [[島根県道52号弥栄旭インター線]]：浜田市旭町丸原 - 浜田市旭町坂本
* [[島根県道50号田所国府線]]：浜田市旭町都川 - 邑智郡邑南町市木
* [[国道261号]]：山県郡北広島町新庄・大朝インター前交差点 - 山県郡北広島町有田・八重バイパス中交差点
* [[国道433号]]・[[国道434号]]：山県郡北広島町蔵迫
* [[国道54号]]・[[国道183号]]（安芸高田市八千代町勝田・勝田三差路交差点 - 安芸高田市八千代町下根・バイパス北口交差点）
* [[国道54号]]・[[国道183号]]（広島市安佐北区大林町 - 広島市安佐北区可部3丁目・191分れ交差点）

== 地理 ==
=== 通過する自治体 ===
* [[島根県]]
*: [[浜田市]] - [[邑智郡]][[邑南町]]
* [[広島県]]
*: [[山県郡]][[北広島町]] - [[安芸高田市]] - [[広島市]]（[[安佐北区]]）

=== 交差する道路 ===
* [[国道186号]]（浜田市朝日町起点）
* 国道186号（浜田市後野町）
* [[島根県道301号佐野波子停車場線]]（浜田市佐野町）
* [[島根県道41号桜江金城線]]（浜田市金城町下来原 - （重複） - 浜田市金城町今福）
* [[島根県道・広島県道114号今福芸北線|島根県道114号今福芸北線]]（浜田市金城町今福）
* [[島根県道52号弥栄旭インター線]]（浜田市旭町丸原 - （重複） - 浜田市旭町坂本）
* [[島根県道・広島県道7号浜田作木線|島根県道7号浜田作木線]]（浜田市旭町今市）
* [[島根県道・広島県道113号都川中野線|島根県道113号都川中野線]]（浜田市旭町都川）
* [[島根県道50号田所国府線]]（浜田市旭町都川）
* [[島根県道・広島県道11号旭戸河内線|島根県道11号旭戸河内線]]（浜田市旭町市木）
* [[島根県道327号市木井原線]]（邑智郡邑南町市木）
* [[浜田自動車道]][[瑞穂インターチェンジ (島根県)|瑞穂IC]]・[[島根県道50号田所国府線]]（邑智郡邑南町市木）
* [[広島県道79号芸北大朝線]]（山県郡北広島町大朝）
* 浜田自動車道[[大朝インターチェンジ|大朝IC]]・[[国道261号]]（山県郡北広島町新庄・大朝インター前交差点）
* [[国道433号]]（山県郡北広島町蔵迫 - （重複） - 山県郡北広島町蔵迫）：国道433号重複 = [[国道434号]]
* [[広島県道315号下石八重線]]（山県郡北広島町春木）
* [[広島県道316号都志見千代田線]]（山県郡北広島町春木）
* [[国道261号]]（山県郡北広島町有田・八重バイパス中交差点）
* [[中国自動車道]][[千代田インターチェンジ|千代田IC]]（山県郡北広島町有田・千代田インター前交差点）
* [[広島県道69号千代田八千代線]]（山県郡北広島町壬生）
* [[広島県道321号金屋壬生線]]（山県郡北広島町川井）
* [[広島県道319号勝田吉田線]]（安芸高田市八千代町勝田）
* [[国道54号]]（安芸高田市八千代町勝田・勝田三差路交差点 - （重複） - 安芸高田市八千代町下根・バイパス北口交差点）：国道54号重複 = [[国道183号]]
* [[広島県道69号千代田八千代線]]（安芸高田市八千代町上根）
* [[広島県道68号大林井原線]]（広島市安佐北区大林町・上大林交差点）
* 国道54号（広島市安佐北区大林町 - （重複） - 広島市安佐北区可部3丁目・191号分れ交差点終点）：国道54号重複 = 国道183号
* [[広島県道253号南原峡線]]（広島市安佐北区三入1丁目・新南原交差点）
* [[国道191号]]（広島市安佐北区可部3丁目・191号分れ交差点終点）：国道191号加計方面重複 = [[国道261号]]

=== 道路施設 ===
* [[道の駅舞ロードIC千代田]]（山県郡北広島町）
*: [[2004年]]に登録された[[道の駅]]。[[中国自動車道]][[千代田インターチェンジ|千代田IC]]東側に隣接して設置されている。

=== 主な峠 ===
* [[三坂峠]]（[[島根県]][[邑智郡]][[邑南町]] - [[広島県]][[山県郡]][[北広島町]]）
*: 島根県と広島県の[[県境]]になっている標高558.6m<ref name="shimanegis" />の峠。[[中国地方]]の脊梁である[[中国山地]]を横断しているが、峠の両側はいずれも中国山地を越える日本海側の[[江の川]][[水系]]である。
* 上根峠（広島県[[安芸高田市]]）
*: [[瀬戸内海]]側の[[太田川]]水系と日本海側の江の川水系とを分かつ[[分水界|中央分水界]]にある標高268.1m<ref>「[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=132.57919624355&latitude=34.582545314543 ウォッちず 北緯34度34分57.1秒 東経132度34分45.1秒]」[[国土交通省]][[国土地理院]]。2012年8月18日閲覧。</ref>の峠。しばらくすると広島市に入る瀬戸内海側は谷底から80mの比高によって急峻な山道である<ref>「[http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/newdb/detail.php?id=621 ひろしま文化大百科 - 上根峠]」広島県。2012年8月18日閲覧。</ref>。一方の日本海側は平坦であるゆえに片峠となっており、平坦地にある分水界として[[河川争奪]]の痕跡が顕著である。
*: かつては[[国道54号]]の一部でもあったが、安芸高田市から広島市安佐北区にかけて上根バイパスが開通して[[旧道]]となり、国道指定が外れたため、本路線の単独区間となった。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist|refs=
<ref name="saicho">[[種村直樹]]『さよなら国鉄最長片道きっぷの旅』　実業之日本社、1987年、72-73頁。</ref>
<ref name="shimanegis">「[http://web-gis.pref.shimane.lg.jp/dourodaicyou/ 道路台帳閲覧システム - マップonしまね]」島根県。2012年8月18日閲覧。</ref>
<ref name="hiroshimapref">「[http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/96/1216015935525.html 広島県の道路現況について]」広島県。2012年8月18日閲覧。</ref>
}}

== 関連項目 ==
* [[島根県の県道一覧]]
* [[広島県の県道一覧]]

{{Road-stub}}
{{DEFAULTSORT:しまねけんとうひろしまけんとう005}}
[[Category:島根県道|005]]
[[Category:広島県道|005]]