エアアジアのソースを表示

{{基礎情報 会社
|社名= エアアジア
|英文社名= {{en|AirAsia}}
|ロゴ=[[File:AirAsia New Logo.svg|200px]]
|種類= [[公開会社]]
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|本社所在地= [[クアラルンプール]],[[マレーシア]]
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|業種= 空運業
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{{航空会社情報ボックス
|航空会社 = エアアジア<br />AirAsia
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|ロゴサイズ = 
|保有機材数 = 80機
|目的地 = 96都市
|IATA = AK
|ICAO = AXM
|コールサイン = Asian Express
|親会社 = AirAsia Berhad
|設立日 = 1993年（Tune Airとして）
|本拠地 = [[マレーシア]] [[クアラルンプール]]
|代表者 = [[トニー・フェルナンデス (実業家)|トニー・フェルナンデス]] (YBhg Dato' Tony Fernandes) (CEO)
|ハブ空港 = [[クアラルンプール国際空港]] (KLIA2)
|焦点都市 = [[コタキナバル国際空港]]<br />[[スナイ国際空港]]<br />[[ペナン国際空港]]
|マイレージサービス = [http://www.airasiabig.com/ BIG]
|ラウンジ =
|航空連合 =
|ウェブ = http://www.airasia.com/
}}

'''エアアジア'''（{{llang|言語記事名=マレー語|ms|AirAsia Berhad}}）は[[マレーシア]]の[[格安航空会社]]。

==歴史==
設立当初はマレーシア政府系重工業会社[[DRB-ハイコム]]傘下の企業だったが、後に業績は低迷し、経営破綻状態になる。大手レコード会社、[[ワーナー・ミュージック・グループ|ワーナー・ミュージック]]のアジア地域役員だった[[トニー・フェルナンデス (実業家)|トニー・フェルナンデス]] (Tony Fernandes) は、持株会社[[チューンエア]] (TuneAir Sdn Bhd) を設立し、[[2001年]][[12月2日]]に1[[リンギット]]（約30円）で買い取る。

[[クアラルンプール国際空港]] (KLIA) を本拠地とし、格安運賃を提供して、[[マレーシア航空]]の国内線独占状態を破り、2003年から黒字化した。[[有効座席キロ]] (ASK、Available Seat-Kilometer) は2.19USセント（2005年度）である。

[[2003年]]、[[シンガポール]]との国境に隣接する[[ジョホールバル]]の[[スナイ国際空港]]を第二の拠点と位置づけ、[[タイ王国|タイ]]の[[ドンムアン空港|バンコク]]へ国際線を就航させた。[[コタキナバル国際空港]]も拠点としている。

[[2004年]]には、タイと[[インドネシア]]に、それぞれ国内線を中心に運航する関連会社を設立。以後、[[マカオ国際空港|マカオ]]、[[フィリピン]]の[[ディオスダド・マカパガル国際空港|クラーク]]、[[カンボジア]]の[[シェムリアップ国際空港|シェムリアップ]]や[[プノンペン国際空港|プノンペン]]にも進出する。

[[2006年]]以降、主力機材であった[[ボーイング737|ボーイング737-300]]を、順次[[エアバスA320]]に切り替え、2008年に完了する。[[2010年]]、[[オーストラリア]]の[[ジェットスター航空]]と、機材や部品の共同購入などで提携した<ref>[http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100106AT2M0601H06012010.html 格安航空2社、専用機体開発で提携　豪とマレーシア] 日本経済新聞</ref>。

[[image:Tony Fernandes.jpg|right|160px|thumb|CEOの[[トニー・フェルナンデス (実業家)|トニー・フェルナンデス]]]]

2012年7月、エア・アジアグループの統括拠点をマレーシアの首都クアラルンプールからインドネシアの首都ジャカルタに移転した。

==概要==
クアラルンプール市内に近い[[スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港]]に本拠地を移転する計画があったが、マレーシア政府に拒否された。

[[2006年]][[3月24日]]、クアラルンプール国際空港にLCC[[空港ターミナルビル|ターミナル]](Low Cost Carrier Terminal)が開業し、同社のすべての便が移転した。現行LCCターミナルは貨物地区に暫定的に建設されたもので、貨物上屋に容易に改装できる設計となっている。旅客増加に対応するための暫定措置として[[2008年]]以降ターミナルの増築工事が行われた。[[2014年]]にはメイン･ターミナルに近い地区に恒久的な第2ターミナル(KLIA2)が新たに開業し、5月9日より全便が当ターミナル発着となった。<!--かつては[[ボーディング・ブリッジ]]は無く、乗客は航空機まで徒歩かバスで移動し、[[タラップ]]で搭乗する形式だったが、新ターミナルでは基本的にボーディングブリッジを使用して搭乗する。メイン・ターミナルまでの移動はシャトルバスで5分で可能。市内の[[KLセントラル駅]]まではバス（[http://www.skybus.com.my/ SKYBUS]）で所要時間75分、運賃はRM9である。-->

<!--2009年1月、クアラルンプール国際空港東部に、複合企業サイムダービー社と共同で、自社専用の空港 '''KLIA East''' を新規に建設する計画を明らかにした<ref>[http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090108AT2M0802R08012009.html 格安航空エア・アジア、自社専用空港建設へ] 日経新聞</ref><ref>[http://www.airasia.com/kliaeast/index.html KLIA-East] airasia.com</ref>。この計画に対し、ASEAN観光協会が批判している<ref>[http://www.malaysia-navi.jp/news/090112074224.html 格安航空用新空港の建設計画、ASEAN観光協会が批判] マレーシアナビ！</ref>。マレーシア政府も、慎重な態度を取っている<ref>[http://www.newsclip.be/news/2009124_022317.html エアアジアの独自空港計画、マレーシア政府が慎重姿勢] newsclip.be</ref>。クアラルンプール国際航空を管理するマレーシア空港会社も、既存の設備拡張で十分であるとしている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090127/asi0901271747002-n1.htm 対立する空の新旧勢力　エアアジア専用空港にマレーシア航空側が待った　マハティール氏も参戦] - 産経新聞</ref>。後にマレーシア政府は建設承認を取り消した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090131/asi0901312035001-n1.htm 格安航空会社の専用新空港建設は見送り　マレーシア] 産経新聞</ref>。-->

[[コタキナバル国際空港]]においても、[[2006年]]1月に第2ターミナルの改装が完了し、エアアジア・グループがLCCターミナルとして利用している。<!--なお、2009年には第1ターミナルの改装工事が完了し再移転した。--><!--「地球の歩き方」は間違い　実際は第2ターミナルを利用。ただし、第1ターミナルに移転するよう要請されている-->

2009年まで[[ウィリアムズF1]]の公式スポンサーでもあったが、2010年より、トニー・フェルナンデスCEO自らが代表を務める[[ケータハムF1チーム|ロータス・レーシング]]が参入した。

手荷物の受託は有料で、5リンギットである。機内清掃の簡素化を図るため座席は革張りである。事前座席指定は15 - 25リンギットだが、子供・高齢者などは割引がある。一部路線でパック入りミネラルウォーターが提供される以外は飲料・軽食は有料にて販売される。予めオンラインで予約した場合は割引価格で提供される。原則として機内に飲食物を持ち込むことはできない。

2008年より[[燃油サーチャージ]]を廃止していたが、2011年5月3日以降の予約についてはサーチャージを徴収している<ref>[http://www.airasia.com/my/en/latestnews/fuelsurcharge.html AirAsia to introduce fuel surcharge on 3 May]</ref>。

==運航機材==
[[Image:Airasia plane.jpg|thumb|160px|right|エアアジアのエアバスA320-200]] 
2013年7月現在
*[[エアバスA320|エアバスA320-200]]：67機（180席）
**エアアジア・グループ全体でエアバスA320を122機発注し、2016年までに順次受領予定である。
**2011年6月23日、[[エアバスA320#A320neo|エアバスA320 neo]]を200機発注した<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21871320110624 エアバス、マレーシアのエア・アジアから200機受注] - ロイタ</ref>。

== 就航路線 ==
2014年1月現在<ref>[http://www.airasia.com/my/en/where-we-fly/flight-schedule.page Flight schedule] AirAsia</ref>
=== マレーシア（国内線） ===
* [[マレー半島|マレー半島部]] - [[クアラルンプール国際空港|'''クアラルンプール''']]（本拠地）、[[スナイ国際空港|'''ジョホールバル''']]、[[ペナン国際空港|'''ペナン''']]、[[アロースター]]、[[コタバル]]、[[ランカウイ国際空港|ランカウイ]]、[[クアラトレンガヌ]]
* [[ボルネオ島]] - [[コタキナバル国際空港|'''コタキナバル''']]、[[クチン国際空港|クチン]]、[[ビントゥル空港|ビントゥル]]、[[ラブアン空港|ラブアン島]]、[[ミリ空港|ミリ]]、[[シブ空港|シブ]]、[[サンダカン空港|サンダカン]]、[[タワウ空港|タワウ]]

=== アジア（国際線）===
* {{BGD}} - [[ジア国際空港|ダッカ]]
* {{BRN}} - [[ブルネイ国際空港|ブルネイ]]
* {{KHM}} - [[プノンペン国際空港|プノンペン]]、[[シェムリアップ国際空港|シェムリアップ]]
* {{CHN}} - [[深セン宝安国際空港|深圳]]、[[広州白雲国際空港|広州]]、[[杭州蕭山国際空港|杭州]]、[[海口美蘭国際空港|海口]]、[[桂林両江国際空港|桂林]]、[[南寧呉圩国際空港|南寧]]、[[昆明長水国際空港|昆明]]
**{{HKG}} - [[香港国際空港|香港]]
**{{MAC}} - [[マカオ国際空港|マカオ]]
* {{IND}} - [[ティルッチラーッパッリ]]、[[コーチ (インド)|コーチ]]、[[ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港|コルカタ]]、[[チェンナイ国際空港|チェンナイ]]、[[ベンガルール国際空港|バンガロール]]、[[ラジーヴ・ガンディー国際空港|ハイデラバード]]、[[ティルヴァナンタプラム]]
* {{IDN}} - [[デンパサール国際空港|デンパサール]]、[[バンダ・アチェ]]、[[フセイン・サストラネガラ空港|バンドン]]、[[スカルノハッタ国際空港|ジャカルタ]]、[[ハサヌディン国際空港|マカッサル]]、[[クアラナム国際空港|メダン]]、[[パダン]]、[[プカンバル]]、[[アディスマルモ国際空港|ソロ (スラカルタ)]]、[[ジュアンダ国際空港|スラバヤ]]、[[アジスチプト国際空港|ジョグジャカルタ]]
* {{LAO}} - [[ワットタイ国際空港|ヴィエンチャン]]
* {{MMR}} - [[ヤンゴン国際空港|ヤンゴン]]
* {{SIN}} - [[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]]
* {{ROC-TW}} - [[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]
* {{THA}} - [[ドンムアン空港|バンコク/ドンムアン]]、[[チェンマイ国際空港|チェンマイ]]、[[プーケット国際空港|プーケット]]、[[クラビ]]、[[スラートターニー]]、[[ハートヤイ国際空港|ハートヤイ]]
* {{VNM}} - [[ノイバイ国際空港|ハノイ]]、[[タンソンニャット国際空港|ホーチミンシティ]]

==グループ航空会社==
* '''[[エアアジア X]]''' (AirAsia X) - 長距離国際線を運航
* '''[[タイ・エアアジア]]''' (Thai AirAsia)
* '''[[タイ・エアアジア X]]''' (Thai AirAsia X)
* '''[[インドネシア・エアアジア]]''' (Indonesia AirAsia)
* '''[[インドネシア・エアアジア X]]''' (Indonesia AirAsia X)
* '''[[エアアジア・ゼスト]]''' (AirAsia Zest) - 2013年10月に「ゼスト・エアウェイズ」 (Zest Airways) から社名変更
* '''[[エアアジア・フィリピン]]''' (AirAsia Philippines) - 2010年12月に合弁で設立され<ref>[http://www.newsclip.be/news/20101217_029438.html エアアジア、フィリピンで合弁会社] - nwesclip.be</ref>、エアアジア・ゼストと統合し、2014年1月6日に運航終了予定であった。2014年7月現在でも、運航は続けている。
* '''[[エアアジア・インディア]]''' (AirAsia India)
* '''[[バニラ・エア#エアアジアの日本市場再進出の動き|エアアジア・ジャパン]]''' (AirAsia Japan) - 2015年 就航計画<ref>[http://www.airasia.com/jp/ja/press-releases/airasia-to-re-enter-japan-low-cost-carrier-market.page 新生『エアアジア･ジャパン』を設立 〜エアアジア、日本のLCC市場へ再参入〜] エアアジア　2014年7月1日付</ref>

; かつて運航していた・計画された航空会社
* '''ヴィエトジェット・エアアジア''' (VietJet AirAsia) - [[ベトジェットエア]]と合弁で設立する予定であったが<ref>[http://www.malaysia-navi.jp/news/100211072337.html エアアジア、ベトナムで合弁格安航空設立 4—6月にも運航開始へ] - マレーシアナビ！</ref>、撤回された<ref>[http://www.reuters.com/article/2011/10/11/airasia-idUSL3E7LB1ZS20111011 Malaysia's AirAsia calls off proposed Vietnamese JV] - Reuter 2011年10月11日</ref>。
* '''[[バニラ・エア|(旧)エアアジア・ジャパン]]''' (AirAsia Japan) - 現在の[[バニラ・エア]]。2011年8月に[[全日本空輸]]（現・[[ANAホールディングス]]）と合弁で設立されたが<ref>[http://www.ana.co.jp/pr/11-0709/11-ana-asia0721.html ANAとエアアジア、『エアアジア･ジャパン』の設立に合意] - 全日本空輸ホームページ・プレスリリース</ref>、2013年6月に合弁を解消し、エアアジアブランドでの運航も同年10月26日に終了した<ref>[http://www.anahd.co.jp/pr/201306/20130625.html エアアジア社との共同事業の解消について] - ANAホールディングスホームページ・プレスリリース</ref>。

== 関連項目 ==
* [[チューン・ホテルズ]]

==脚注==
{{reflist}}

== 外部リンク ==
{{commonscat|AirAsia}}
* [http://www.airasia.com/ AirAsia]{{ms icon}}{{en icon}}{{ja icon}}

{{デフォルトソート:えああしあ}}
[[Category:エアアジア|*]]
[[Category:格安航空会社]]
[[Category:多国籍企業]]
[[Category:マレーシアの航空会社]]
[[Category:1993年設立の航空会社]]
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