聖光学院中学校・高等学校

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テンプレート:日本の高等学校 聖光学院中学校・高等学校(せいこうがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、神奈川県横浜市中区滝之上に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校高等学校。高校からの生徒募集をしない完全中高一貫校[1]。最寄駅は、JR東日本根岸線山手駅

概要

周辺の石川町山手地区には多くの女子校が存在するが、その中にあって唯一の男子校である。ユーミンの「海を見ていた午後」で有名なレストラン「Dolphin」に程近く、一部の教室から根岸湾が見下ろせる。なお、キリスト教の思想に基づき校舎の窓は東を向いている。キリスト教教育修士会のジャン・マリー・ド・ラ・ムネの意向に沿っている。

校訓は「紳士たれ」。現在の学院長はトマス・トランブレ、学校長は工藤誠一。

近年は東大合格者数ベスト10にほぼ毎年ランクインし、年によっては神奈川県内で首位になることもある。神奈川の男子私立御三家の1つに数えられている。

東京世田谷区のセント・メリーズ・インターナショナル・スクールは姉妹校。

福島県伊達市同名の高等学校があるが、全く関係はない。

現在、校舎の改築(平成23年度より3年計画で段階的に全面建て替え)がされている。

沿革

基礎データ

交通

  • JR根岸線 山手駅下車、徒歩10分
    • 山手駅前は横浜市営バス20・222系統も発着している(山手駅前バス停)
  • 横浜市営バス21・103系統 滝の上バス停下車、徒歩5分

制服

冬服は黒のイートンジャケットにグレーのニット・ネクタイ(現在は、ポリエステル100%)、黒のズボン。これは喪服に由来するイートン・カレッジの制服の意匠をまねたためとされる。また、ポケットに学年色のバッジを付ける。現在は6色。

夏服は、白の半袖開襟シャツに、黒のズボンである。ポケットに学年色で校章の刺繍が施される。

行事

聖光祭

文化祭は4月の終わりか5月の初めの土日に行われ、「聖光祭」と呼ばれる。生徒の自主性に重きを置いて運営され、2日間で1万5000人以上が訪れる。春夜祭、後夜祭、グランドフィナーレなど催し物には事欠かない。

体育祭

9月下旬に非公開で行われ、中学生と高校1・2年生がクラス対抗の形式で優勝を争う(高校2年生は高校1年生時の所属クラス。これは高校2年生から文系・理系、選抜・非選抜の合計6クラスに分かれるため、5チームで割り切れないからである)。

部活動

運動部

  • バスケットボール(中・高)
  • 野球(軟式)(中・高)
  • サッカー(中・高)
  • 陸上
  • 硬式テニス
  • バレーボール
  • バドミントン
  • 空手道
  • 剣道
  • 柔道
  • 少林寺拳法
  • 水泳
  • 卓球
    • 中学バスケットボール部は、2004年に私学として史上初の神奈川県大会優勝をしている。
    • 少林寺拳法部は毎年全国大会出場者を多数出す県内強豪校である。
    • ソフトテニス部は、2014年に廃部予定。

文化部

  • 吹奏楽
  • コンピューター
  • 交通研究
  • ギター
  • 生物
  • 物理科学
  • 美術・書道
  • 弦楽オーケストラ
  • 地学天文学
  • 地理・歴史巡見
  • グリークラブ(合唱)
  • 囲碁・将棋
  • 囲碁・将棋部は2005年の第2回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦全国大会中学生の部で第3位となった。
    • 地学天文学部は2009年の第2回日本地学オリンピックの大会最優秀賞(第4回国際地学オリンピック大会日本代表)および優秀賞という成績を残している。
    • 工作部は2011年廃部。
    • 写真部は2013年廃部。
    • 歴史部は2013年に、地理・歴史巡見部に改称。

姉妹校(日本国内)

その他、世界各国にキリスト教教育修士会の系列姉妹校を多数擁する。

著名な出身者

関連項目

脚注および参照

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  1. 聖光学院中学校の学校情報(中学受験パスナビ)旺文社)の冒頭に「※系列高校での募集はない。」と記載されている。

外部リンク