東京女子大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 東京女子大学(とうきょうじょしだいがく、テンプレート:Lang-en)は、東京都杉並区善福寺2丁目6-1に本部を置く日本私立大学である。1948年に設置された。大学の略称は東女(とんじょ)[1]

沿革

1910年スコットランドエディンバラで開かれたキリスト教世界宣教大会における決議に基づいて、北米のプロテスタント諸教派による援助を受けて開設された。

年表

  • 1918年 専門学校令に基づき開学、初代学長は新渡戸稲造東洋英和女学校高等科が合併する。
  • 1923年 安井てつが2代学長に就任
  • 1948年 新制東京女子大学発足、文学部を設置
  • 1950年 短期大学部を設置
  • 1961年 文学部を改組し文理学部を設置
  • 1971年 大学院文学研究科修士課程設置、大学院理学研究科修士課程設置
  • 1988年 東京女子大学短期大学部を改組し現代文化学部を設置
  • 1992年 短期大学部廃止
  • 1993年 大学院現代文化研究科修士課程設置
  • 1997年 牟礼キャンパス(三鷹市牟礼、短期大学部・現代文化学部が使用していた)閉鎖
  • 2005年 大学院人間科学研究科博士後期課程(人間文化科学専攻、生涯人間科学専攻)設置、大学院理学研究科を博士課程に課程変更し博士後期課程を設置
  • 2009年 これまでの2学部を統合し、現代教養学部を設置、心理臨床センター(大学院心理学専攻臨床心理学分野教育機関)設置

キャンパス

テンプレート:Multiple image

善福寺キャンパス(東京都杉並区善福寺2丁目)
キャンパスは1920-30年代にかけてアントニン・レーモンド設計の建築群によって構成され、2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に指定。正面の本館を含む計7棟の建造物は国の登録有形文化財に登録されている(現在も通常使用されている)。
中でも旧東寮である5号館は、日本初の女子個室寮であることと関東大震災前の建造でありながら震災のダメージはほとんど受けなかった。
登録有形文化財
本館
チャペル・講堂
6号館(東校舎)
7号館(西校舎)
14号館(安井記念館)
16号館(外国人教師館)
17号館(ライシャワー館)
善福寺キャンパス整備
レーモンド建築であるが登録有形文化財に含まれていない建物を取り壊し、キャンパス整備を実施中である。2007年8月東寮が、2009年6月旧体育館が解体された。
旧・牟礼キャンパス
三鷹市の牟礼キャンパスには、かつて短期大学、後に現代文化学部があった。大学は当初使用しなくなった牟礼キャンパスの敷地に借地のマンションを建て、固定資産税などの維持費(年間9,000万円ほど)にかかる費用にあてる予定であったが、近隣住民の猛反対にあい、維持を断念。2005年9月に法政大学に売却されて、東京女子大時代の建物はすべて取り壊され、2007年4月に法政大学の附属中学校・高校が移転した。

学部・学科

  • 文理学部
    • 哲学科
    • 日本文学科
    • 英米文学科
    • 史学科
    • 社会学科
    • 心理学科
    • 数理学科
  • 現代文化学部
    • コミュニケーション学科
    • 地域文化学科
    • 言語文化学科

2009年度より、文理学部と現代文化学部は統合され、新たに現代教養学部が誕生した。学科は「人文学科」「国際社会学科」「人間科学科」「数理科学科」に分かれ、それぞれ専攻(現在の学科及び新専攻が追加される)を持つ。

  • 現代教養学部
    • 人文学科
      • 哲学専攻
      • 日本文学専攻
      • 英語文学文化専攻
      • 史学専攻
    • 国際社会学科
      • 国際関係専攻
      • 経済学専攻
      • 社会学専攻
    • 人間科学科
      • 心理学専攻
      • コミュニケーション専攻
      • 言語科学専攻
    • 数理科学科
      • 数学専攻
      • 情報理学専攻

大学院

付置研究所

大学関係者一覧

テンプレート:See

備考

港区にある東京女子学園中学校・高等学校とは無関係。東京女子大学は附属学校を持たない。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:三鷹ネットワーク大学 テンプレート:キリスト教学校教育同盟

テンプレート:Asbox
  1. 江上照彦「大衆文化の中の日本語」、大修館書店『日本語講座3・社会の中の日本語』所収、1976年、pp181-183。