Uリーグ沖縄
テンプレート:出典の明記 Uリーグ沖縄(ゆうリーグおきなわ)は、沖縄県において計画されていた野球の独立リーグ。NPO法人スターズ・クラブが中心となって設立を目指していた。運営会社はUリーグベースボールクラブ株式会社。リーグ名は「結いのこころ」(ゆいまーる)から由来している。
プロ化を断念し、2007年から社会人野球のクラブチーム「U・スターズ」(2009年より「沖縄スターズ」)として再出発した。
概要
2006年10月からの開幕を計画。構想では沖縄本島を4つの地域に分けそれぞれにチームを作り、4チームでリーグ戦を実施。1チームは選手25人で、毎年10月から3月まで年間80試合を実施して優勝球団を決定する予定であった。
Uリーグから選手への報酬の支払いは無く、逆に選手が月8万円(寮費5万円、選手管理費3万円)を支払って参加する。また選手は野球の試合だけでなく平日は人材派遣会社の斡旋により仕事をこなす。この仕事の給料は選手に支払われる。選手は参加各球団ともトライアウト(入団テスト)を行い選手を集める。選手の8割は地元出身者を採用するとしているが、一次トライアウトでの合格者52人のうち沖縄県出身者は21人で、実際には約4割であった。
2球団の監督が決まったものの、残りの2球団の監督は未定だった。
運営会社概要
沿革
- 2005年8月29日 設立準備会が発足。
- 2005年12月 全国4カ所で第1次トライアウトが行われ、52人の選手が合格。
- 2006年1月27日 同リーグ開幕に向けて、「沖縄に独立リーグを!1000人の夕べ」と題して沖縄コンベンションセンターにてシンポジウムが行われる。
- 2006年3月24日 大阪で第2期入団試験。監督2名の就任が決定。
- 2006年5月18日 所属選手全20人のうち16人が退会届を提出。残りの4人も沖縄を離れていることが判明。
- 2006年7月 監督として発表されていた植村が退団。
- 2006年9月16日 リーグ開幕。第一節、NIENIES対STARS(赤間球場15:00~)は台風により中止と発表。
- 2006年9月25日 アマチュア(社会人野球のクラブチーム登録)の「U・スターズ」で再出発することを理事会にて決議。プロを断念。
- 2007年3月15日 日本野球連盟への登録を承認される。
Uリーグ主催 やんばるシリーズ
2006年9月16日~12月10日まで開催された、Uリーグ最初のリーグ戦。
公式サイトによると、期間内の土日祝にもれなく3チーム10節、計30試合が組まれていた。Uリーグ4チーム(NIENIES、STARS、GIANT SUNS、UMINCHU)の内、UMINCHUは一切組まれていなかった。
非常に特殊なスタイルで開催されていた。
- 試合日程不定
- 先述の通り、試合日程は土日祝にもれなく組まれているが、実際に試合を行うのは週1回ベースで他の予定日は練習のみである。
- ユニフォーム不定
- チーム毎のユニフォームは存在しない。代わりにUリーグの白いユニフォームを着たチームと、All Starsの赤いユニフォームを着たチームで対戦する。同じユニフォームでもある日はSTARS、ある日はGIANT SUNSとなっていた。
- 選手不定
- 白いユニフォームを着た選手はほぼ固定だが、赤いユニフォームを着た選手は逆にほぼ毎試合異なる。白いユニフォームを着た選手がUリーグの選手で、赤いユニフォームを着た選手はビジターのようである。
- 例えば、GIANT SUNSは、開幕1、2戦は赤いユニフォームを着ており、3戦目は白いユニフォームを着ていた。すなわち、1戦、2戦、3戦とも異なる選手陣であり、1戦目と2戦目の対戦相手がそのまま3戦目のメンバーである。
結局5試合を開催したが、11月以降は一切の試合がされず、11月25日以後はシーズンオフとして練習を含む公式活動を打ち切った。