三菱東京フィナンシャル・グループ
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(MTFGから転送)
株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(みつびしとうきょうフィナンシャル・グループ)は、銀行持株会社である。商号の英訳「Mitsubishi Tokyo Financial Group, Inc.」から「MTFG」と略される。コーポレートカラーは三菱グループ共通の色である赤。CMやビデオプロモーションでは「MEET」から「MTFG」に変化するロゴのアニメーションとサウンドロゴでCIが表現された。
2005年10月1日にUFJホールディングスを合併し「三菱UFJフィナンシャル・グループ」に商号変更されている。
概説
三菱グループの銀行を統括する。この外、銀行法第52条の23第1項により子会社とすることが出来る会社の経営管理を行うこと及びこれに附帯する業務を営む。
2005年10月1日に三菱UFJフィナンシャル・グループが発足。資産規模約190兆円の世界最大の金融グループが誕生する。
本社は当初有楽町ビル内に設置され、丸の内ビルディング(2代目)の竣工後、同所へ移転した。MUFG発足後は当時の東京三菱銀行本店ビル内に移転している。
沿革
- 2001年(平成13)4月2日
- 株式会社東京三菱銀行、三菱信託銀行株式会社及び日本信託銀行株式会社[1]が株式移転し、株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ設立。
- 2001年(平成13)9月28日
- 株式会社東京三菱銀行の完全子会社の東京信託銀行株式会社[1]を完全子会社化。
- 2004年(平成16)12月22日
- ダイヤモンドコンピューターサービス株式会社と株式交換を行い、同社を完全子会社化[2]。
- 2005年(平成17)7月1日
- 2005年(平成17)10月1日 (登記は10月3日)
- 株式会社ユーエフジェイホールディングスを合併し、商号を株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループに変更。
主な関係会社(2005年9月30日時点)
括弧内は、議決権の所有割合を示す(「MTFG合計」は、MTFG子会社による間接所有を含む事を意味する。「三菱信託銀行合計」も同様。)。
連結子会社
- 株式会社東京三菱銀行 (MTFG100%・非上場)
- 三菱信託銀行株式会社 (MTFG100%・非上場)
- 三菱証券株式会社 (MTFG合計57.60%・東証1部上場)
- Meネット証券株式会社 (三菱証券50.8%・非上場)
- 株式会社ディーシーカード (MTFG合計43.06%、アコム20.33%・非上場)
- 菱信ディーシーカード株式会社 (三菱信託銀行合計61.2%・非上場)
- 株式会社東京クレジットサービス (東京三菱銀行26.50%、三菱信託銀行2.00%・非上場)
- 日本確定拠出年金コンサルティング株式会社 (東京三菱銀行35%、三菱信託銀行35%・非上場)
- UnionBanCal Corporation (東京三菱銀行61.04%・NYSE上場)
- Union Bank of California, N.A. (UNBC100%・非上場)
持分法適用関連会社
- アコム株式会社 (MTFG合計16.24%・東証1部上場)
- ダイヤモンドリース株式会社 (MTFG合計15.51%・東証1部上場)
- 株式会社DCキャッシュワン (東京三菱銀行30.00%、三菱信託銀行15.00%、アコム54.73%・非上場)
- 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (三菱信託銀行29%・非上場)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 2001年10月1日に三菱信託銀行株式会社を存続会社として合併し、法人としては消滅した。
- ↑ 2004年12月24日に株式会社三菱総合研究所が資本参加し、持株比率が75%に低下。2005年3月31日に同社に株式を更に譲り渡し、40%となった。