ガン×ソード

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible listsガン×ソード』(GUN×SWORD)は、2005年7月4日から12月26日までテレビ東京で放送された日本のロボットアニメ作品。全26話。キャッチコピーは「痛快娯楽復讐劇」。

概要

最愛の女性を殺された男ヴァンと、兄を誘拐された少女ウェンディの旅を描いている。

2006年10月3日からテレビ愛知でも放送開始、2007年1月からはインターネットによる無料動画配信サービス・GyaOでも1月14日より配信開始。他、CS放送局AT-Xでも2005年8月より数回放送された。関西地区では2009年現在、未放映である。2007年12月より台湾アニマックスで放送開始。また韓国アニマックスでも放送されている。

秋田書店発行の漫画誌『週刊少年チャンピオン』で、本作の漫画版(脚本 - 兵頭一歩 / 作画 - ひのき一志)が短期集中連載された(全8話、全1巻)。アニメと漫画とでは設定(特にヴァンの性格、ヨロイ関連など)や物語の展開がまったく異なる。幻冬舎コミックスからも完全描き下ろし単行本として漫画『ガンソード -another-』(作画 - 守屋直樹 / 協力 - 谷口悟朗倉田英之木村貴宏まさひろ山根)が発売されている。こちらはタイトル通りアニメのアナザーストーリーであり、設定もほぼ同じである。内容はヴァン、ウェンディ、カルメン99、カイジ、プリシラの外伝的な物語。

ストーリー

宇宙の吹き溜まりの惑星、「エンドレス・イリュージョン」は、荒野に夢が、街に暴力が溢れる星である。この惑星にいる流浪の男・ヴァンと、少女・ウェンディは、カギ爪の男を追って旅に出る。1人は「絶望」を、1人は「希望」を見つめながら。

キャラクター

カギ爪の男を追う者達

カギ爪の男の詳細については別項「カギ爪の男の集団」を参照。以下、特記なき場合 "カギ爪" と呼称する。

ヴァン一行

主人公・ヴァン及び彼が旅するうちに縁をもち、行動を共にする事になった者たち。ヴァンは本当は独りでカギ爪を追いたいのだが、物語初期を除いて同行を明確に拒絶していないため、いつしかグループの様に集団行動するようになった。彼らは固い結束や信念で結ばれた訳ではなく、カギ爪を追う理由も各人さまざまだが、ヴァンのもつ不思議な魅力に引き寄せられたという点では一致している。別名 "ヴァンと愉快な仲間たち"。女性陣はウェンディ以外泳げない。

ヴァン
- 星野貴紀
数々の通り名をもつ流浪の男。カギ爪の男の集団を主とした一部の者からは "欠員(欠番)メンバー" とも呼ばれている。最愛の女性・エレナとの結婚式の当日、教会に現れて目の前でエレナを殺した「カギ爪の男」への復讐を誓って旅をしている。だが、普段はそんな決意を見せる事はなく、長身痩躯で猫背、いつも眠たそうにボーッとしただらしのない風貌をしているうえ、無愛想でデリカシーがない。見た目の若さに反して行動には若々しさがみられないが、生身の戦闘時には超人的な身体能力を発揮する。
テンガロンハットに黒いタキシード(元々はエレナとの結婚式の際に着用した結婚衣装で、カギ爪に切り裂かれた部分を改造して現在のデザインとなっている。)を身につけた姿は西部劇ガンマンを髣髴とさせる。腰に携えた武器は、実は蛮刀(蛇腹剣マチェテ)。刀身は布のようにしなやかで伸縮自在だが、鋼よりも硬く、鋭くすることも可能。
ヨロイ「ダン・オブ・サーズデイ」を呼ぶ際には、テンガロンハットの片側にある輪に指を通して反対側に回し、刀で虚空をVの字に斬る。
エレナとの結婚式の当日、カギ爪の男によって瀕死の重傷を負い、「ヴァンを救いたい。手伝って」というエレナの願いを受けたガドヴェドによってヨロイを操縦するための改造手術を受け、命を救われた[1]
生みの親も知れない天涯孤独の身であり、子供の頃から飢えた獣のように扱われて生きてきた。その生い立ち故か、数々の奇行をあちこちで繰り広げている。以下に主な例を挙げる。
  • 極端に甘い、あるいは辛いものでないと満足できない味覚の嗜好をもつ[2]。ありったけの調味料を要求して大量にふり掛け、感歎の声を上げつつ食べる。また下戸であり、ミルクを好んで飲む。
  • 言葉づかいも粗暴だが、ときどき変なタイミングで敬語を混ぜて使う。[3]
ほかの主な特徴としては以下のとおり。
  • 前述の通り、さまざまな通り名をもっているが、本人は一番新しい(一つ前の話で呼ばれた)通り名を名乗る。
  • エレナ以外の女性に興味がないため、一部の例外[4]を除いて女性の名前をなかなか覚えない。
  • 実はが苦手である[5]
  • 寝るとき、入浴している際も帽子と手袋は身に着けたままである。[6]
ウェンディ・ギャレット
声 - 桑島法子
ヴァンと共に旅をする少女。13歳。誘拐された兄ミハエルを探すため、「カギ爪」を追っている。両親の死後、叔父に引き取られ、その死後はずっと兄と二人で生活していたため、兄妹の絆は深い。後にカギ爪の同志となったミハエルに再会して絶望することになるが、それを乗り越え、「何が正しくて何が悪いのか」を自らの目で確かめるためにヴァンと共に旅を続ける。「兄の大切なもの」だった背中の銃は、ミハエルとの再会後は「自分の物」として捉えることができるようになり、以後、この銃は「兄の思惑と関係なく自分の考えで前へ進む」というウェンディの意志を表すシンボルとなった。
カメオ
声 - アニメ本編: 桑島法子 / ガン×ソードさん: 八奈見乗児[7]
ウェンディのペットの亀。元はミハエルがペットにしていたが、ある出来事によりウェンディに託された。普段は甲羅に糸を通して、ウェンディの首にぶら下げられている。その姿はまるでカメオのようである。物語の最後までウェンディと行動を共にし、時には大活躍を見せた。現実世界の亀とは違う動物(エンドレス・イリュージョンの固有種の甲殻派虫類)で、「クー」「キュー」と鳴き、特定の人物になつくなど、ある程度の知能がある。一定の年齢に達すると急激に成長する生体のようで、最終話のラストでは、4足歩行時は甲羅の高さがテーブル近くまで、2足で立ち上がった時はウェンディよりも大きく、ヴァンの顔くらい(もっとも猫背の時のではあるが)の高さまで成長していた。
カルメン99(カルメンきゅうじゅうきゅう)
声 - 井上喜久子
本名はカルール・メンドゥーサ。23歳。ヴァンとウェンディの前に現れる謎の女情報屋。「タンダー」と呼ばれるホバースクーターを使用し、多々な情報収集を行っている。戦闘時には4枚の刃が出るヨーヨー状の武器で応戦する。金に強い執着をもち、金目と思われるものは持ち帰り、それらの鑑定や解析を依頼する際にも依頼料を強引に値切っている。通り名の末尾の "99" については、99cmのバストをもち、99の謎をもつ等のいわれがあるらしい[8]。ちなみに、第一の秘密は好きな人の名前である。この名前の由来はピンク・レディーのヒット曲『カルメン'77』から。
情報屋を志す以前に一時ダイナーでウェイトレスをしていた経験から、コーヒーを淹れるのは巧いらしい。本名に対して少々のコンプレックスを感じていて、「カルールさん」と呼ばれる度に「カルメン99」と釘を刺している。ヴァンに好意を抱いていると思われる描写があるが、想いを表現することはほとんどない。なお、第9話のエンディングは彼女に合わせた特別版となっている。
ジョシュア・ラングレン
声 - 野田順子
レイの弟で、唯一の肉親。兄を追って旅に出て、ヴァン達と行動を共にする。かなり鈍感で世間知らずで非常にマイペースな性格であり、ウェンディを探して女子トイレに入ったり、シャワーを浴びているプリシラにカーテンを開けて話しかけたりしていた。
レイの妻・シノが手掛けていたヨロイ「ヴォルケイン」の開発に兄と共に携わっており、ヨロイに関する知識が豊富である。全てが終わった後はユキコの協力を得てヴォルケインのサルベージに従事する。また掃除が得意なため「ピカピカジョッシュ」の異名を持つが、けして好きではないらしい。第10話でサルベージ組合の手伝いをした時に掃除をさせられていたが、起爆装置が必要な段になると「(それを作るのは)掃除よりずっと簡単」と言って張り切っていた。
レイの復讐に対し、論理的な理由から否定的であり、彼がカギ爪を殺すチャンスを妨害した事が有る。それが結果的に兄の死を招いてしまった。
プリシラ
声 - 千葉紗子
ピンクのネコのようなフォルムをもつヨロイ「ブラウニー」に乗る少女。物語の中盤から登場する。ヴァンが名前を覚えた数少ない女性でもある。ヨロイバトルの街・デュエルパークの大会決勝でヴァンと初めて出会い、「気持ちいいバトル」ができた事からヴァンに興味をもつ。彼が去った後も気にかけており、その様子を見かねた子供達[9]の後押しもあり、ヴァンを追いかけ、一行に加わる。
ブラウニーにはパイロットの動作をトレースするシステムが搭載されており、プリシラは彼女自身の高度な身体能力を生かし、コックピットで実際に体を動かして操縦する。華麗で俊敏な機動性を誇る反面、若干他のヨロイよりもパワーや防御力に劣るようだが、劇中ではオリジナル7用ヨロイに匹敵する戦闘能力を見せている。
ユキコ・スティーブンス
声 - 雪野五月
メキシコ風の街・グローリアの酒場「ピンク・アミーゴ」を一人で切り盛りする娘。両親を早くに亡くし、祖母・チヅルによって育てられ、祖母の死後は店を受け継ぐ。かつての祖母の仲間であり、店で何かと騒ぎを起こす近所の老人4人組(後述のエルドラチームを参照)に少々困りながらも、嫌な顔ひとつせずに対応している。ヴァンに加勢すると息巻くこの老人達を放っておけず、また一度くらいは街の外の世界を見てみたいと思い、一行に加わる。基本的に平和を愛するごく普通の女性だが、時に祖母譲りの勇気を振るい、カギ爪の部下たちに立ち向かう姿も見せる。
エルドラチーム

5身合体タイプのスーパーロボット風のヨロイ「エルドラV(エルドラファイブ)」を駆ったかつての勇者達で、今は亡きチヅルと共に「ザウルス帝国」と呼ばれる敵と戦って勝利を収め、この世界に平和を取り戻した…という伝説を毎日「ピンク・アミーゴ」で客に強引に聞かせて回る老人4人組。ただし、カルロスは一日の大半を寝て過ごしている。

グローリアの街で騒動が起こった際、たまたま立ち寄ったヴァンが気まぐれで彼らを助けた事から、ヴァンを勇者の後継者と勝手に認定。後にカギ爪の集団を悪の組織とみなし、ヴァン一行の元へ押しかけて参戦した。この際、チヅルが欠けているためフルパワーが出せず二足歩行もできなかったエルドラVに、上記のグローリアの街での騒動の主である科学者・ブッチが合体機構の排除(省略)による軽量化、さらに二足歩行化等の各種改造を施し、新たなる勇者ヨロイ「エルドラソウル」として生まれ変わらせた機体に搭乗している。ただし、ネロは合体機構を排除された事をかなり不満に思っているらしく、本来ならエルドラの整備に必要なブッチをなかなか呼び寄せなかったり、文句を言ったりしている。

一行に合流した後も、街にいた頃と同じように昼間から酒を酌み交わして周囲を呆れさせていたが、最終局面では正義の魂を熱く燃え上がらせ、カギ爪の集団に立ち向かう。

ネロ
声 - 佐藤正治
エルドラV、エルドラソウルのメインパイロット。若かりし頃は痩身だったが現在はビール腹。アルコール中毒で手が震えることがあるが、戦いに影響は出していない。
ホセ
声 - 清川元夢
エルドラ搭乗時は主に火器管制を担当。ネロとはライバルのような関係で、若かりし頃にどちらが活躍したかでいつも言い争っている。
バリヨ
声 - 宝亀克寿
チームのまとめ兼、普段寝ているカルロスのフォロー役。エルドラの合体時には動力管理を担当。
カルロス
声 - 田口昂
一日の大半を寝て過ごす。戦闘中も寝たまま搭乗しているため、バリヨがフォローに回っており、エルドラは実質3人で動かしている。だが頭脳明晰で、ブッチが用意したエルドラソウルの取扱説明書も熟読し(他3人はろくに読んでいなかった)、ピンチを回避させている。
チヅル
エルドラチームの紅一点。作中ではすでに故人。若かりし頃の写真がピンク・アミーゴの壁に飾られている。若い頃のこの5人の中で一番ケンカが強かったらしく、ドラマCDでは、夜、幼いユキコを寝かせるために若い頃の伝説を話して聞かせるが、同じ話を何度も話したりその度に内容が過激になっていたり近所迷惑も顧みず大声で叫んだりしている。名前の元ネタは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の登場人物である南原ちずるから。

ヴァン達とは別行動でカギ爪を追う者

レイ・ラングレン
声 - 櫻井孝宏
武士のような身なりで、腰に刀の形をした銃を携える精悍な顔つきの青年。彼もヴァン同様、妻・シノを殺した「カギ爪」を追う復讐者である。物であれ、人であれ、復讐の障害になるすべてのものを無表情で排除する冷酷な面をもつが、実の弟であるジョシュアを気遣う一面も見せる。ジョシュアによれば昔はもの静かで優しい性格であったとのことで、復讐のために過去の自分を捨てて修羅となった経緯が窺い知れる。妻が設計を担当した、その形見と言うべきヨロイ「ヴォルケイン」に搭乗し、その特性を活かして普段は地中を移動する。
カギ爪に関する情報では一歩先を行くヴァン達の足取りを利用し、追跡している[10]。当初は同じ仇をもつヴァンとは敵対関係にあり、どちらが先にカギ爪を殺すかを巡って何度も刀と銃を交えている。最終的には彼の行動が物語の重要な鍵を握る事になった。なお、第24話のエンディングは彼に合わせた特別版となっている。

カギ爪の男の集団

ファサリナ曰く「別に世界を征服する等の目的はないので、組織としての名前はない」。なお、本項では便宜上 "組織" と呼称する。

カギ爪の男

カギ爪の男
声 - 堀内賢雄
"組織" のリーダーである老齢の男。本名はクー・クライング・クルー(SECRET FILE等の初期設定ではクライング・クライ・クルー)、ウィリアム・ウィル・ウーの父親でもある。集団には上下関係が便宜上存在しないため、崇拝の対象である彼自身は "同志" と呼ばれる。右腕に着脱可能なカギ爪の義手を装着していることから、ヴァンやレイなど彼を追う者達から『カギ爪の男』と呼ばれる。
小説版で明かされた過去では、地球(マザー)で、総合総庁という政治を管理する仕事に就いていた。しかし、細菌兵器の誤使用によって巻き起こされた "永遠の春休み"[11]により、惑星エンドレス・イリュージョン (E.I.) に向けて脱出。途中、月の観測チームと合流するも、仲間を殺し合う人間の姿に絶望する(その際に右手を失った模様)。しかし、わずかな希望をもって惑星E.I.に降り立ち、さらなる絶望にあいながらも、E.I.での初めての友である医者の手により、百年単位の延命治療を受け、自らの夢を果たそうとする。
性格は一見温厚で柔和、誰に対しても子供に語りかけるかのような優しい口調で喋る。気に入った人物に "「夢」はあるのか" と問いかけ、"自分と一緒に夢を見ないか" と組織に誘う。喜怒哀楽のうち、"怒" の感情が何らかの理由で麻痺しているようで、劇中では怒りの感情を表す事はない[12]。自分の意思に従わない者を、殺意もないのにうっかり(「逆らうものを許す慈愛の表現として」強く抱きしめたら骨を砕き肉を切り裂くほどに力が入りすぎて)殺してしまったり、「彼らは自分の心の中で生き続けている」と(比喩や挑発ではなく)思い込んでいたり、新生オリジナル7たちが危険にさらされたり死んだりしてもまったく動揺を見せないなどの行動・思考を見せる[13]
余命いくばくもなく(延命治療の副作用による病、または寿命そのものが尽きかけている)、死ぬ前に人類すべてが自分と同様に争う感情を捨て去り、穏やかに生きる世界を作る事を夢としており、その実現のために「幸せの時」と称する計画[14]を実行する "組織" を作り上げ、その中核メンバーである新生オリジナル7と共に世界各地を巡っている。

オリジナル7

惑星E.I.はマザーの流刑惑星として開拓された歴史[15]があり、凶悪な犯罪者を監視し、必要ならば処罰する圧倒的な "力" の存在―監視者―が必要不可欠であった。"オリジナル7" は、本来その監視者と抑止力としての役目を担う集団であったが、世代を重ねるにつれてその強大な力を私利私欲のために使うものが後を絶たなくなり、徐々に腐敗していった。

劇中に登場するオリジナル7は、それら旧オリジナル7が一掃された後にカギ爪のもとに集い、カギ爪を同志と仰ぐネオ・オリジナルである(ガドヴェドを除く)。名称が示すように7人で構成されるが、欠員メンバーであるヴァンはカギ爪に敵対しているため、現在は6名。全員が七曜にちなんだ名のヨロイを操縦する。そのほとんどが電気体質のためにヨロイへの適応度は高く、改造手術なしで操ることができる。

ミハエル・ギャレット
声 - 保志総一朗
ウェンディの兄。16歳。「カギ爪の男」に誘拐されたが、彼の思想に共鳴し、彼を「同志」と呼んで従うようになった。優れた電気体質の為、新生オリジナル7の中でも最もヨロイとの適合性が高い。カギ爪を信じようとする反面、信じ切れない自分の中の矛盾に苦しむ場面も見られる。組織のために尽くすファサリナに対し、信頼と尊敬の念と共に、一人の女性としての彼女へ恋愛感情を抱いている。彼が搭乗する銃剣をモチーフとしたヨロイ「サウダーデ・オブ・サンデイ」はオリジナル7のヨロイの中でも最強の性能を誇っており、また「幸せの時」実現のためのキーとなる重要な存在である。
実の妹であるウェンディのことは大事に思っており、いつまでも庇護が必要な子供だと思っている。しかしカギ爪の男に関わり彼の同志になってからは、ウェンディに自分の価値観を押し付ける傾向が強くなり、最終的には精神的に成長したウェンディからも拒絶される。一人称は「私」が基本であるが、動揺した時や妹(ウェンディ)の前では一人称が「僕」になる。
ガドヴェド・ガオード
声 - 岸野一彦
ヴァンの師のような存在であり、旧オリジナル7のメンバー唯一の生き残り。をモチーフにしたヨロイ「ディアブロ・オブ・マンデイ」を駆る。流浪者であったヴァンにオリジナルメンバーの資質を見出し、さまざまな事を教える。
瀕死の重傷を負わされたヴァンの命を救うため、彼を「改造」し、半ば強引にダンの正式な乗り手としたが、それはヴァンを死なせたくないエレナの望みによるものだった。
ヴァンに出会う前からカギ爪と会っており、彼の思想に共鳴していた。彼はメンバーの改革を目的として旧メンバーとカギ爪をヴァンとエレナの婚礼の場に招待し、カギ爪の思想に触れさせようと試みたが、カギ爪は、エレナに加えてガドヴェド以外のオリジナルメンバーを全員殺害。ガドヴェドはこれを神による断罪と感じ、カギ爪と共に「幸せの時」を遂行するため、新しいオリジナル7となるべきメンバーを見出す事に専念した。ミハエルにはヨロイ乗りとしての指導を行った。
ファサリナ
声 - 倉田雅世
カルメンの旧友・ハエッタとコンタクトを取るためにトリノリアに現れた、その後ゾネットにてカルメンに初遭遇した謎の女性。組織に必要な特殊な物資の開発を各地で依頼し、受け取りを行っている。元は娼婦であり、その電気体質から辛い日々を送っていたが、カギ爪にその悲惨な境遇から救われる。そのため狂信的なほどのカギ爪の崇拝者となり、心の奥底まで一緒でありたいという思いが非常に強い。
好きな物は、羽ばたく姿が自由を表している蝶である。同志の目的のためミハエルを懐柔(迷いを断ち切らせた)したが、彼女本人としてもミハエルを純粋に愛していた。三節棍をモチーフにしたヨロイ「ダリア・オブ・ウェンズデイ」を操る。人の感情の裏をついて動揺させる話術とそれを活かした戦い方が得意。
元娼婦のせいか、言動に性的なニュアンスが強かったり、ヨロイの操縦イメージがポールダンスを思わせるものであったりとアクの強いキャラクター。
ウィリアム・ウィル・ウー
声 - 真殿光昭
どことなく高貴な雰囲気をもつ青年。電気体質。興奮するとすぐ鼻血が出る。強いエディプスコンプレックスの持ち主で、少年時代に母の愛情を独占するため父を亡き者にしようと剣を取ったが、父をかばった母の身体を貫くこととなった。その後は長く一人で古城に暮らしており、母を思い返すか、剣の修行しかしていなかった。
ヨロイでの戦闘スタイルは騎士のように正々堂々としており、細身の剣でフェンシングのように戦う。
なお、彼の父親はカギ爪本人であり、その血縁関係から、自分の健康な血液を提供し続けて、死病に侵された彼を延命させていたようだ。レイピアの形をしたヨロイ「メッツァ・オブ・チューズデイ」を駆る。
カロッサ / メリッサ
声 - カロッサ: 大本眞基子 / メリッサ: 斎藤千和
双子の兄妹で、兄がカロッサで、メリッサは妹である。カロッサはツインバレーで研究されていた技術を搭載した、トンファーをモチーフにしたヨロイ「シン・オブ・フライデイ」、メリッサはシンと対で設計された、チャクラムをモチーフにしたヨロイ「セン・オブ・サタデイ」を操り、双子の利点を生かしたコンビネーション攻撃を行う。2人が電気体質であるかは不明[16]
カロッサは好戦的でわがままな性格に対し、メリッサは非常に内気で心優しいと対照的な性格。共にカギ爪が関与していた実験の被験者であったが、互いに引き離されて生活させられるようになったために脱走。森の中で老狼のロボと共に半年ほど文明から離れて生活していたが、後にカギ爪の説得で研究所に戻った[17]。わがままで自らの立場を良い事に増長しているカロッサは組織のメンバー達からの反感を招いているようである。また、カロッサは組織に捨てられて以前のような生活に戻る事を極度に恐れており、そのためにカギ爪の役に立とうと必死になっている。メリッサに対しては異常に過保護で、近付く者はカギ爪以外なら容赦なく攻撃を仕掛け、特にカギ爪から重要視され自分の妹のメリッサにも気に入られているミハエルに対し、敵対意識をあらわにしている。対してメリッサは、カロッサの行動を止めようとする場面が見られ、カロッサの暴走によって起こった悲劇の際にも「2人で一緒にみんなに謝ろう」と声をかけている。ちなみに研究所では、運動神経などの体力的な面ではカロッサが、勉強などの精神面ではメリッサが優れている、と記録されていた[17]

"組織"のその他のキャラクター

ザビロ・ムッターカ
声 - 石野竜三
カギ爪の男の組織で技術職を束ねるチーフ。非常に優秀なヨロイ技師であり、またカギ爪の男や組織のメンバーからの信頼も厚い。ヨロイをこよなく愛している。
回収されたサウダーデの修復、調整から追加改良までを行い、またその中でサウダーデの操縦者であるミハエルとも親しい関係となる。
サウダーデの能力の解析結果から、カギ爪の男の計画が全人類の虐殺だと推測しクーデターを画策する。その際にミハエルを仲間に誘うが、結局はカギ爪の男に盲従する道を選んだミハエルの手で討たれた。
ジョー・ラッツ
声 - 松本保典
船でカギ爪を追うヴァンとウェンディが途中で置いてけぼりにされた島「ラビアンローズ」に住む富豪。実は組織の一員だがそれを隠して二人を歓待し、説得して追跡・復讐を思い留まらせようとしていた。その説得はヴァンを迷わせたが結局迷いは断ち切られ「カギ爪の仲間」と看破されたため、「ゴールデン・クレイドル」に搭乗してヴァンと戦った。
カギ爪の男の最初の友達
外伝小説で登場。本名不明。アニメ本編では故人。この男とカギ爪の男の出会いが全ての始まりであり惑星エンドレスイリュージョンの運命を変えていく事になる。

その他のキャラクター

エレナ
声 - 金月真美
ヴァンの婚約者であった女性。婚礼の当日カギ爪によってウェディングドレス姿で殺害された。惑星E.I.において人類が初めて降り立った場所であるオリジナル・ポイントで、ヨロイの研究をしていた。偶然出会った流れ者であるヴァンを、操縦者のいないダンのテストパイロットに雇い[1]、初めてヴァンを人間らしく扱い、ヴァンに人間らしい感情を芽生えさせた。
シノ
声 - 西原久美子
レイの妻で、ヴォルケインの設計責任者。地下資源有効利用のためにヴォルケインを設計し研究開発していたが、その性能がカギ爪の目に留まり、協力を依頼される。だが、カギ爪の計画の真意を知り、断ったために(カギ爪の思い通りにならなかったために)カギ爪に殺されてしまう。レイが和風の服装をしているのは彼女の影響らしく、エンディングで使われているイラストでも彼は作務衣を着ている。
カイジ
声 - 小野坂昌也
海をこよなく愛する船乗り。カイジを船長とする、海賊のようなグループを率いている。潜水艦のようなヨロイ「サンキュー海サイッコー号」に乗る。独自の美学をもち、面識のないウェンディに教え諭すような言葉をかけて励ました。ヴァンにサイッコー号を壊された後、グレートソファー号[18]で旅をしながら、新しい船を探していた。
最終話にて再登場を果たした。
ラッキー・ザ・ルーレット
声 - 津久井教生
盗賊団「ワイルドバンチ」のリーダー。ラッキーにこだわり、ロシアンルーレットやカードなどで常に自分のラッキーを試している。移動砲台のようなヨロイ「ラッキー・ザ・キャノン」を所有する。「いつも人を正面から撃つ」ことを掟とし「人を背中から撃つ奴にラッキーは訪れない」と公言している。カギ爪の依頼でミハエルを誘拐した人物。
バロン・メイヤー
声 - 屋良有作
ブリッジシティの市長。独立国家建設のため、街に足止めしていた多くの女性を誘拐して子作りに利用しようとした。戦艦のような大型のヨロイ「メタルグルー」を操ってヴァンと戦う。独特のヒゲ型をしており、それを自在に操ることができる。
ブッチ
声 - 岩田光央
グローリアの街に住む青年マッドサイエンティスト。家に閉じこもって怪しげな研究や発明をしていたため、村人達から避けられている。自らG-ER流体を用いた全身触手だらけのヨロイ「バッドローズ」を製作し、自分を除者(のけもの)にした(と本人は思っている)村を破壊しようとしたが、エルドラVによりバッドローズを破壊され、エルドラチームの面々に叱られ反省、それ以後は彼等に協力するようになる。フルパワーが出せず二足歩行もできなかったエルドラVをエルドラソウルに強化改造するなど、技術者としては高い能力をもっている。ヴァンが瀕死の状態になった際、ヴァンを助けようと奮闘する一行の手助けをしたりもした。
ザコタ・メタコタ
声 - 二又一成
仲間と共に小型のヨロイで暴れているゴロツキ。ウェンディを襲ったがヴァンに撃退される。のちにヨロイ同士を戦わせるイベント「B-1グランプリ」のRWC側のファイナリストとして「スーパー200000系ライナーガイン」に乗って再登場するが、手負いのブラウニーにあっさり敗れた。
エル・ドライバー / アール・ドライバー
声 - エル: 小林優子 / アール: 勝生真沙子
住人はすべて双子という謎の街・ツインバレーの長を務める双子。街に住む双子は、左右に分かれて争いあうほど仲が悪く、彼女たちもお互いを憎みあっている。ヴァンを用心棒として雇ったアールはエルのことを気遣うそぶりがあるが、レイを用心棒として雇ったエルの方は冷酷で、アールが瀕死になろうと意に介さない。
クラット / バニー
声 - クラット: 柳沢栄治 / バニー: 豊口めぐみ
港街ハーバー・パレードに住むカップルで、ヴァンのヨロイを奪おうとオープンカーを改造した(自称)ヨロイ「ラブデラックス」でヴァンとウェンディを追い掛け回す。彼らが乗る(自称)ヨロイは自動車改造が得意なクラットの作品で、車体はバニーが父親のコレクションを勝手に持ち出し、用意したもの。クラットはバニーを「ハニーチェリー」と呼び、バニーはクラットを「マスカット」と呼んでいる。バニーがトニーに「自分の歳を考えてみろ」と言われることから若作りらしいことがわかるが、クラットはバニーの年齢を知らなかったらしい。
トニー・モンタナ
声 - 飯塚昭三
港街ハーバー・パレードを牛耳るマフィア、「モンタナ一家」のボスで、バニーの父親。街一番のヨロイマニアで、愛機は(自称)3000馬力に3000の武器を搭載した「トニー3000」。やはりオープンカーを改造した単なる普通の派手な改造車である。ヴァンに蛮刀1本で簡単に倒された。
ハエッタ
声 - 天野由梨
カルメンの幼馴染。ファサリナから指示を受け、カギ爪の研究用に花を育てていた。町を出て自由に生きるカルメンに対し、多少なりとも嫉妬していたようである。
ヨアンナ
声 - 南央美
プリシラの友人で、ともに孤児院を苦労しながら運営する女性。思慮深く温厚な性格で、プリシラがヴァンに好意をもっているのに気付き、孤児院を心配して迷うプリシラに彼を追うよう、アドバイスする。
ナレーター
声 - 銀河万丈
常に物語の冒頭で解説をしている人物。最終話で新聞記者として登場し、成長したウェンディにヴァンについての取材をしていた。ドラマCDではヴァン丈という男としても登場している。

ヨロイ一覧

アニメ

惑星E.I.に存在する、高度な駆動機械のことを「ヨロイ」と呼ぶ。ヨロイの形は部品の規格が統一されていないために形状やサイズ等もさまざまであり、人や地域によっては武装した車両のことをヨロイと呼んだりもする。しかし、ヨロイという言葉に対する普遍的なイメージは存在するのか、劇中で登場するヨロイはほぼすべてが人型に近いフォルムの巨大ロボットである。

オリジナル7用ヨロイ

惑星E.I.において最も初期に作られた7体のヨロイを指す。一覧は別項「オリジナル7用ヨロイ一覧」参照。ヴァンのヨロイ・ダンもオリジナル7用ヨロイである。オリジナル7の本来の目的遂行のため、彼らの乗る専用ヨロイとその付随システムには、数々のオーバーテクノロジーが使用されている。そして、名前には必ずそれぞれ『曜日』が付けられている。

代表的な特徴としては、以下の点を挙げる事ができる。

ヨロイインターフェイスシステム
操縦者の脳神経に流れる電気信号を感知することでその思考を読み取り、遅延の極めて少ない機動性が得られる(詳細は "オリジナル" の項参照)他、搭乗者のコンディションや周囲の状況をモニタリングしてコックピットに表示したり、サテライトベース(後述)の制御システムと送受信する機能もあるようだ。操縦者の精神が昂る(もしくは集中する)とコックピット内が光輝く。
G-ER流体制御システム
電流を通すなどすることで、固まったり液体に戻したり出来る、青黒い色をした流体。主に駆動系に用いられ、直立二足歩行を可能にしている。オリジナル7のヨロイはG-ER流体がないと動くことはできない。
そしてオリジナル7用ヨロイに搭乗する搭乗者の体内にも注入され、スムーズな操縦が可能になる。
ちなみに、オリジナル7以外で利用しているレプリカが2体だけ存在する為、地上のどこかに貯蔵タンクか保管場所があったと思われる。
サテライトベースシステム
それぞれのヨロイには、惑星E.I.衛星軌道上に、一定間隔で設置された人工衛星〈サテライトベース〉が用意されており、普段はそこに収納されている[19]。そして搭乗者が特定の動作[20]をする事でヨロイがベースから射出される。このシステムにより、オリジナル7は惑星E.I.のどこでも短時間でヨロイを召喚する事が可能となる。破損箇所はベース内で速やかに自動修復される。各ヨロイには専用のベースが設定されているが、ヨロイ側からの音声入力によって専用のベースを切り替える事も可能らしい。
オリジナル

上記の通り、オリジナル7用ヨロイは他のあらゆるヨロイを凌駕する性能を誇るが、その代償として搭乗者に身体に神経電気の増幅を目的とした改造手術(ヨロイインターフェイスの移植・各種調整)を施さなければならない。人間の脳神経に流れる微弱な電流だけでは、まともに作動させることすらできなかったためである。本作ではこの手術を受けた者を "オリジナル" と呼称する。現在のオリジナル7で改造手術を施されている者は先代からのメンバーであるガドヴェド、ヨロイ改良(ネオ・オリジナルの項参照)以前にダンの操縦者になった欠員メンバー・ヴァンの2人のみである。

オリジナルになると身体(ヴァンの場合は胸)に刺青の様な痕跡ができ、外見的にはこの有無で一般人と区別できる。また彼らには定期的にヨロイに乗らなければ生命維持ができないという技術的な制約が課せられている(G-ER流体を体内に取り込むため)。そのため、ヨロイに一定期間(最長で1週間程度)搭乗しなかったり、ヨロイやサテライトベースが破壊されたりすると、G-ER流体を交換する事が出来なくなり、生命維持機能が失われ、乗り手には死が待っている。その代わり、この制約を守っている間は限りなく「不死身に近い身体」を得られる。

基本的に、武装は各々の機体がモチーフにした格闘専用の武器と電磁シールドのみであったが、カギ爪のメンバー(ガドヴェド以外)のヨロイには追加で火器が搭載されている。

ネオ・オリジナル

ダンとディアブロ以外のオリジナル7用ヨロイはカギ爪が各地から集めたヨロイ研究者・技術者たち組織によってビーム砲等の追加武装[21]を含め数々の改良が施されている。この改良の内、以前と比べて最も変化した点は常人より多く神経電流を発する人間(電気体質と呼ばれる)であれば専用ヨロイへの搭乗が可能となったことである。未改造のオリジナル7メンバーは、改造済の旧メンバーとの区別のため "ネオ・オリジナル" と呼ばれている。技術の進歩が「人間をヨロイに合わせる」という反倫理的な方法を「ヨロイを人間に合わせる」という汎用的な方式へ変化させたと言える。

そして一番の利点は、電気体質であるネオ・オリジナルのメンバーは改造が施されていない為「専用ヨロイやサテライトベースが破壊されると操縦者が命を落としてしまう」という欠点を持たない。

補足

上記の通り惑星E.I.では稀に通常よりも大きな神経電流を発する事のできる特殊な資質をもち、訓練によって未改造のまま専用ヨロイを操縦可能な人間(ミハエルやウー、ファサリナ、小説版のみ登場するビリー等)がいる。このような人間に改造を施した経過は確認された事がなかったため、詳細は不明となっていたが、最終話ではヴァンが実は改造手術を受けずともヨロイを扱うことができる電気体質の持ち主[1]で、かつ改造を施された珍しい例である可能性が組織の技術者たちにより推測、示唆された。そのため、ヴァンを「マザーの技術(オリジナルの改造技術)と新たなる可能性(ネオ・オリジナルの適正能力)の融合」であるとした。端的に述べるなら、ネオ・オリジナルにオリジナルの改造手術を施された唯一の存在がヴァンとなる。

オリジナル7用ヨロイ一覧
ヨロイ ヨロイ乗り ヨロイのモチーフ 意味 変形後の形状 備考
ダン・オブ・サーズデイ
Dann of Thursday
ヴァン 蛮刀 - 木曜日 Dann-神は裁き(ヘブライ語) 人型 オリジナル(欠員メンバー)
サウダーデ・オブ・サンデイ
Saudade of Sunday
ミハエル 銃剣 - 日曜日 Saudade-孤独(ポルトガル語) 人型 ネオ・オリジナル
ディアブロ・オブ・マンデイ
Diablo of Monday
ガドヴェド - 月曜日 Diablo-悪魔(スペイン語) 人型 オリジナル(正式メンバー)
メッツァ・オブ・チューズデイ
Metsä of Tuesday
ウー レイピア - 火曜日 Metsa-森(フィンランド語) 人型 ネオ・オリジナル
ダリア・オブ・ウェンズデイ
Dahlia of Wednesday
ファサリナ 三節棍 - 水曜日 Dahlia-ダリア(英語) 植物型+人型 ネオ・オリジナル
シン・オブ・フライデイ
Sin of Friday
カロッサ トンファー - 金曜日 Sin-罪、原罪(英語) 恐竜型 ネオ・オリジナル
セン・オブ・サタデイ
Sen of Saturday
メリッサ チャクラム - 土曜日 Sen-眠り(ポーランド語) 恐竜型 ネオ・オリジナル

なお、シン・オブ・フライデイとセン・オブ・サタデイには合体機能が存在する。

オリジナルセブンのヨロイは、作品舞台である惑星エンドレス・イリュージョンの存在の本来の目的から、裸足のような形状の足と、足首に付いた鎖と鉄輪がある。これに対し、新たにカギ爪の一派に改造が施されたネオオリジナル搭乗のヨロイは、裸足状だった足が靴状に変更されている[22]

アニメ作中では、メッツァとダリアの曜日は明かされなかった。この項目に書かれている曜日は公式サイトの情報による。

レプリカ

オリジナル機に触発された人々が生み出したヨロイを総称して「レプリカ」と呼ぶ。その性能は確実にオリジナルに劣るものであり、G-ER流体を搭載できなかったため、二足歩行もできない〈ローラー駆動など。ただし、エルドラVはエルドラソウルへの改良で、G-ER流体を搭載し、二足歩行ができるようになった〉。ただし、オリジナル機では搭乗者の体にかかるさまざまな負担は、こうしたレプリカ機にはほとんどないため、実用性と汎用性はオリジナルよりも高い。(ブラウニーはシステム上、搭乗者にもダメージが返ってきてしまう。)

ただし、例外的にオリジナル7用ヨロイと対等以上に渡り合えるヨロイもわずかながらに存在し、その代表例としてレイ・ラングレンの搭乗するヴォルケインが挙げられる。その理由は、ネオ・オリジナル用ヨロイに追加された光学系武器は、すべてヴォルケインを基本技術としており、いわばヴォルケインは「ネオ・オリジナルの追加装備のプロトタイプ」とも呼べるヨロイだからである。

他にはプリシラのブラウニーとエルドラソウルが挙げられる。ブラウニーは二足歩行をしているように見えるが、実は足の先端部分に付いているローラーにて動いている。これにより高機動と高い運動性をもっている。ただ総合的な攻撃力は高くなく、多対一の戦闘には向かないという欠点を抱えている。

エルドラソウルは元々エルドラVを元に、ブッチが改造を施し、G-ER流体を本格使用した(レプリカヨロイで初めてG-ER流体を使用したのはブッチのバッドローズが最初だが、本格使用したのはエルドラソウルが初)レプリカであり、そのパワーは他のレプリカを遥かに超え、オリジナルヨロイとでも遜色がないほど。G-ER流体を使用しているため、完全な二足歩行が可能になり、戦闘の汎用性があがっている。尤も元々燃費が悪い機体を再改造した為、エンジンをフル稼働させた場合の稼動時間は余り長くなく、エネルギーが尽きた場合は電池状のエネルギータンクを交換しなければならないという等といった制約も持つ。

ちなみに、数十年前は各地のレプリカの数はもっと多く、ヨロイを使って悪事を働く組織(ネロが「ザウルス帝国」なる組織の名を発言している)もあったが、現在それらが存在せず数も減った理由は、若かりし頃のエルドラチームと彼らの乗るエルドラVによってほとんど壊滅させられたからである。

一般〈レプリカ〉ヨロイ

ヨロイ ヨロイ乗り 特徴
  • ヴォルケインwithジングウ
  • ヴォルケイン改(23話)
レイ・ラングレン 銃撃戦を主体としたヨロイ
  • ブラウニー
プリシラ 高機動での格闘戦を主体とするヨロイ
  • エルドラV
    • グランヘッダー
    • ボディガンダー
    • パワーハンダー
    • ナイスフッター
    • ピンクアミーゴ
(チヅル) ネロ ホセ バリヨ カルロス 5体合体のスーパーロボット風のヨロイ
  • エルドラソウル
ネロ ホセ バリヨ カルロス エルドラVの強化型。G-ER流体を採用した為、合体機構はオミットされた
  • ラッキー・ザ・キャノン
ラッキー・ザ・ルーレット 砲撃戦主体のヨロイ
  • メタルグルー
バロン・メイヤー 水上用の大型ヨロイ
  • バッドローズ
ブッチ G-ER流体を利用した触手を使う
  • ザコタのヨロイ(4話)
  • スーパー200000系ライナーガイン(14話)
ザコタ
  • ツインロック
エル&アール 2人乗り(双子用)のヨロイ
  • ゴールデン・クレイドル
ジョー・ラッツ ブラッド・クレイドルの原型
  • ドラッヘ(龍のヨロイ)
乗り手なし(劇中末で乗り手は既に死亡と判明)(8話) 龍の形をした大型ヨロイ
  • サンキュー海サイッコー号(10話)
  • サンキュー海グレート号(26話)
カイジ 潜水艦タイプのヨロイ
  • ドラクル
ムッターカ、他 ドラッヘの改良型
  • ブラッド・クレイドル(101・ワンオーワン)
無線操作 量産型のヨロイ
  • バースデイ
カギ爪の男 オリジナル7のヨロイを凌駕する性能をもつ

チャンピオン版の漫画におけるヨロイ

チャンピオン版の漫画では、ヨロイはアニメのヨロイとは違い、武装化と呼ばれる特殊能力の呼称である。

ヨロイ能力者 ヨロイ(武装化)
ヴァン 左腕の銃
牙猫 ライオンの鎧
ジャイアント゠アンガス みなさんの声
雷電長者 現金大武装
ヒロミ MS-RX78(モテルスーツ-アールエックス78)

スタッフ

  • 監督 - 谷口悟朗
  • キャラクターデザイン - 木村貴宏
  • メインメカデザイン - 反田誠二
  • 総作画監督 - 木村貴宏(2 - 26話)
  • チーフアニメーター - 西井正典
  • 色彩設定 - 岩沢れい子
  • 撮影監督 - 大矢創太
  • 編集 - 森田清次
  • 音楽 - 中川幸太郎
  • 音響監督 - 浦上靖夫
  • プロデューサー - 尾留川宏之、佐伯博幸
  • アニメーション制作 - AIC A.S.T.A.
  • 製作 - ガンソードパートナーズ

主題歌

オープニングテーマ

「GUN×SWORD」
作曲 - 中川幸太郎 / 編曲 - 中川幸太郎、鬼太鼓座 / 演奏 - 中川幸太郎 feat. 鬼太鼓座
2 - 25話。第26話ではEDテーマとして使用。映像は、未登場の主要キャラクターが流体状のシルエットで隠されており、劇中で登場した者は次回の放送から姿が明らかになっていった。また、死亡するなどして退場したキャラクターは基本的に次回から黒いシルエットになる。

エンディングテーマ

「A Rising Tide」
作詞 - Damian Broomhood / 作曲・編曲 - 沖野俊太郎 / 歌 - Okino, Shuntaro
1 - 8、10、12 - 16、18 - 21、23、25話。
「Paradiso」
作詞・作曲・編曲 - 黒石ひとみ / 歌 - Hitomi
9、11話。26話では挿入歌として使用。
「S・O・S」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 中川幸太郎 / 歌 - カルメン(井上喜久子)、ウェンディ(桑島法子)、ユキコ(雪野五月)、プリシラ(千葉紗子)
17話。原曲はピンク・レディーS・O・S
「A Rising Tide (acoustic)」
作詞 - Damian Broomhood / 作曲・編曲 - 沖野俊太郎 / 歌 - Okino, Shuntaro
22話。
「Calling you」
作詞 - Damian Broomhood / 作曲・編曲 - 沖野俊太郎 / 歌 - Okino, Shuntaro
24話。25話では挿入歌として使用。

挿入歌

「虹の彼方」
作詞・作曲・編曲 - 酒井ミキオ / 歌 - ユキコ(雪野五月)
3話、19話、25話。
「La speranza」
作詞・作曲・編曲 - 黒石ひとみ / 歌 - Hitomi
16、25話。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 美術監督 初回放送日
1 タキシードは風に舞う 倉田英之 谷口悟朗 久城りおん キャラ - 木村貴宏
メカ - まさひろ山根
前田実 2005年
7月4日
2 ファニーストリーム 三好正人 キャラ - 永田正美
メカ - 西井正典
7月11日
3 勇者は再び 笹嶋啓一
谷口悟朗
久城りおん キャラ - 植田洋一
メカ - まさひろ山根
7月18日
4 そして、雨は降りゆく 久城りおん 久城りおん(演出協力)
斎藤久
三宅和男
斎藤久 7月25日
5 ツインズ・ガード 須永司
谷口悟朗
玉川達文
北村真咲 青山まさのり 8月1日
6 ハートに火をつけて 須永司 秋田谷典昭 小林冬至生
永田正美
8月8日
7 復讐するは我にあり 上坪亮樹
久城りおん
キャラ - 大貫健一
メカ - まさひろ山根
8月15日
8 その絆に用がある 大畑晃一
谷口悟朗
三好正人 キャラ - 牧野竜一
メカ - 鷲北恭太
8月22日
9 カルメン 故郷に帰る 林宏樹 秋田谷典昭 田畑壽之 8月29日
10 海よ サンキュー 久城りおん キャラ - 大坪幸麿
メカ - 西井正典
9月5日
11 さよならのありか 北村真咲
谷口悟朗
北村真咲 斎藤久 9月12日
12 帰らざる日々… 須永司 石倉賢一 をがわいちろを 9月19日
13 夢の途中 久城りおん キャラ - 木村貴宏
メカ - まさひろ山根
9月26日
14 スウィフト・ブラウニー 西村大樹 キャラ - 永田正美
メカ - 青山まさのり
根本邦明 10月3日
15 ネオ・オリジナル 熊谷雅晃 キャラ - 大貫健一
メカ - 鷲北恭太
赤堀千仁 10月10日
16 輝くは電流火花 久城りおん キャラ - 大坪幸麿
メカ - 西井正典
10月17日
17 座標Xを追え 北村真咲
谷口悟朗
北村真咲 中谷誠一
木村貴宏
佐藤勝 10月24日
18 祈るはサウダーデ 須永司
三好正人
三好正人 津熊健徳 10月31日
19 素懐の果て 須永司 加藤顕 キャラ - 斎藤久
メカ - 西山忍
メカ - まさひろ山根
メカ - 牟田口裕基
11月7日
20 ワンダフル・ユニバース 谷口悟朗
ユキヒロマツシタ
まつもとよしひさ
三宅和男
川口弘明
木村貴宏
11月14日
21 空に願いを 地には平和を 須永司 古川順康 キャラ - 松原豊
メカ - 大塚健
メカ - アリサワヒロシ
11月21日
22 誰がために 秋田谷典昭 キャラ - 田畑壽之
メカ - 鷲北恭太
11月28日
23 みんなのうた 北村真咲 キャラ - 佐藤道雄
メカ - 永田正美
12月5日
24 夢の終わり 三好正人 キャラ - 大貫健一
メカ - 吉田徹
12月12日
25 バカがヨロイでやってくる 久城りおん キャラ - 大坪幸麿
メカ - 西井正典
12月19日
26 タキシードは明日に舞う 谷口悟朗 久城りおん キャラ - 木村貴宏
メカ - まさひろ山根
12月26日

ガン×ソードさん

アニメ本編DVDの映像特典として収録されている、自称「ミニバカドラマ」。ウェンディやカメオ、ヴァンなど、本編の登場人物が簡素的なポリゴンレンダリングを用いた3DCG処理によってハンドマペット風にアレンジされており(ところどころ平面)、エキセントリックな掛け合いがエキセントリックな設定の下に繰り広げられる。

チャンピオン版の漫画における主要キャラクターの立ち位置

アニメ版と共通する登場人物は、ヴァンとウェンディ、カメオ、それに(ジェネシック・)ダンのみである。

ヴァン
人間の三大欲求、特に食欲に従順な生き物、天上天下唯我独尊。彼が行くところ、さまざまなトラブルにより新たな通り名が生まれるが、共通の通り名として「ガンソードのヴァン」と呼ばれている。
ウェンディ
"赤いカメ" 共同募金に属する一級指導員。募金活動をしつつ、ヴァンを更生させるべくさまざまな行動に出る。また、同共同募金自体が共産主義システムで成立していることから、共産主義者としての側面をもつ。普段は巨大カメのカメオと共に行動する。
カメオ
二足歩行ができる巨大カメ。背中に乗る事も可能。立ち上がった際はボクシンググローブを装着しており、ヴァンや、ヴァンを改造しようとした研究者を殴り飛ばした事も。
ジェネシック・ダン
"赤いカメ" 共同募金のトップに君臨する巨大な男。外見はアニメでヴァンが搭乗するダンにそっくり。募金はすべて自らの欲望のために使っていたため、最終話でそのことを知った募金構成員の欲望を吸い取って巨大化したヴァンに真っ二つにされる。

チャンピオン版の漫画に登場する独自キャラクター

マユ
第1話のみ登場。行き倒れていたヴァンを助けた少女。犬を連れており、その犬はヴァンと「一度だけ命がヤバい時は助けてやる」という約束をする。その後、牙猫に襲われるが、犬との約束を果たそうとするヴァンによって救われる。
牙猫(がびょう)
少女達をネコのコスプレにしてはべらせていた男。マユと彼女の犬を襲った事が原因で、結果的にヴァンに倒される。
ジャイアント゠アンガス
市長に立候補した男。声を武装化する能力で、対立候補を倒していた。しかしヴァンの安眠を邪魔したため、彼に撃破される。
雷電長者(らいでんちょうじゃ)
ウェンディの "赤いカメ" 共同募金に大金を寄付する。だが弁蔵に対して地上げをするなどあくどい事もする。金の力で武装化するが、弁当に釣られたヴァンによって倒される。
弁蔵(べんぞう)
弁当屋のおじいさん。雷電長者に抵抗する。
ヒロミ
愛の密猟者。美形で少女達を囲ってハーレム(オナミッド)を形成していた。78人の女性が融合したヨロイを使うが、ヴァンに倒されブサイクとなってしまう。
アスマ
キャシィの元婚約者。ヒロミからキャシィを取り返すべく、ウェンディと共にヒロミの元へ向かった。眼鏡。
キャシィ
アスマの元婚約者。
ポウチーニファミリー・毒毒一家
西のポルチーニファミリー、東の毒毒一家で抗争を繰り返していた。西側がヴァンを雇ったが、ヴァンは敵味方区別なく暴れまわったため両方とも壊滅する。
ジェネラル佐藤
カジノの経営者。ヴァンとのギャンブルで、彼をボディーガードにしようと企む。ヴァンに対してイカサマを仕掛け、彼を追い詰めるが、ヴァンの卑劣な攻撃により殺害される。

ゲーム関連における『ガン×ソード』

スーパーロボット大戦シリーズ
いずれも発売元はバンダイナムコゲームス / バンプレストレーベル
スーパーロボット大戦KDS
テレビアニメ版のキャラクターおよびロボット(ヨロイ)が出演。作品内では地球、もう一つの地球、ダリウス界の3つの世界を渡り歩くが、どの世界でもダン・オブ・サーズデイは飛来してくる(どのような理屈かは説明されなかった)。
また、声優が同じ保志総一郎であるミハエルとガンダムSEED DESTINYのキラ・ヤマトの間では戦闘シーンで特殊な会話が入ったりとよく絡む。
スパロボ学園 (DS)
ゲーム内に登場する戦闘シミュレーター「スパロボバトル」にキャラクターと機体のみが登場。

注釈

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:前後番組

  1. 1.0 1.1 1.2 無自覚の電気体質であり、ヴァンとエレナの回想シーンにてテストパイロット時代のヴァンが、改造手術を受けていないにもかかわらずダンを動かせている描写、言及がある。このことからエレナは、未改造でオリジナル専用ヨロイを作動させるヴァンに強い興味を持っていたようである。これにより、後述の補足にもある通り、ヴァンは電気体質でありながら改造手術を受けた珍しい例となった。
  2. 改造手術の副作用との説もある。
  3. 敬語はガドヴェドとの修行で覚えたらしい。
  4. 劇中では、ヨロイバトルの決勝で一流のヨロイ乗りとして認めたプリシラのみ、興味を持ったのかすぐ覚えた。
  5. 第16話のラストの会話より。また、ゲーム『スーパーロボット大戦K』でもその設定は反映され、ゲーム中では更に『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場する亀型の敵メカ・魔獣ドメガも苦手としていた。
  6. 戦闘で落とす(5話、最終話)など、帽子が脱げてしまった際は、即座に拾って被りなおしていた。その際のヴァンの顔はフレームアウトしており、劇中において帽子を脱いだヴァンの素顔は一度も描写されていない。
  7. 本編と異なり人間と同じ言葉を話す(しかも敬語で話し、時々毒舌を交える)。
  8. ドラマCDによると、秘密が被っていたり新しい秘密を入れるために空欄にしてあるものも存在し、厳密には99個ではない。
  9. プリシラと共に暮らす子供達。プリシラを始めとして彼らはすべて孤児であり、孤児院初代院長・シスターママに育てられた。ブラウニーは元々シスターのヨロイで、シスターはヨロイバトルで得た賞金で孤児院を運営し、シスター亡き後はプリシラがその役目を引き継いでいた。プリシラは自分がヴァンを追うことで孤児院が資金的にピンチになることを危惧し、旅立つ事ができなかった。
  10. レイがヴァン達を追尾できるのは、対ドラッヘ戦で渡した通信機の信号を利用しているため。
  11. ユーラシア北部にある研究施設から輸送されていたが、飛行機が墜落して漏洩。冬の間は低温のため凍結していた物が春になって溶け出して徐々に世界に広まり、全人類の99.9%が失われた。細菌に感染した者は、原因不明の微熱に首をかしげながら次々と死んでいったという。
  12. 順調に進んでいた計画に支障が出た時など、本来なら激怒しているであろう時も表情や口調は普段と変わらないが、義手のカギ爪の指が落ち着きなく動いているなどしている描写がある。本人がこれを認識しているかは不明。
  13. これは、「自分の計画(夢)が完遂すれば、すべての人間が新しく生まれ変わってくるので、その前ならいくら死んでも問題ない」という独善的な判断のせいでもある。
  14. 具体的には、サウダーデの力で宇宙へ飛び、かつてE.I.をテラフォーミングした装置の力を借りて、カギ爪自身と全人類を原子レベルまで分解。その原子で惑星全体を覆い、全人類の無意識レベルにカギ爪の意志を植え付けた状態で世界を再構成することによって、その世界ではすべての人間が争いを拒絶するようになるという。計画を成功させるためにはサウダーデとそれを使いこなす事ができる操者ミハエル、及び意識を植えつける触媒の原材料となる "オルフェ" という植物が必要不可欠である。
  15. 劇中現在では惑星が開発されてから数世代が経過しており、また何らかの理由でマザーとの連絡・交流が途絶え、開発の歴史自体も殆ど伝承されなかったため、この事実を知る者はごくわずかとなっている。
  16. ネオ・オリジナルではあるが、メリッサは、レイによってヨロイを破壊された際に自身が居るコックピットが無傷なのに命を落としているという、“ヨロイか専用衛星を破壊されると命に係わる”という改造手術を受けた者の特徴を持っていることから。仮に電気体質で無くとも「神経制御の負担をクローン同士で振り分ける」というカロッサ・プロジェクトの技術が使われている可能性が高い為、専用ヨロイを操縦する分には問題ないとされる。
  17. 17.0 17.1 小説版『ガンソード―夢見るように眠りたい―』参照。
  18. いかだにソファーを乗せただけのもの。ソファーに座れるのはカイジのみで、他の乗組員はバタ足で推進力の役目を果たしている。
  19. サウダーデのみ衛星が破損しており、物語開始時はサテライトベースをもっていなかった。理由としては、ベースは(少なくとも100年前に)サウダーデの起動に失敗してムーニェルの街の沖合に落下。本編内でサルベージされるまで海中深くに沈んでいた。
  20. ヴァンがダンを呼ぶ際に行なう、蛮刀をVの字に斬るポーズが代表例である。
  21. ビーム砲などの光学兵器はヴォルケインに使用された技術の流れを汲んでいるものの、本家であるヴォルケインの性能を凌駕するには至っていない。
  22. ただし、サウダーデ・オブ・サンデーは月に設置されたとあるシステムを作動させるキーという、重要な役割を持っているため、惑星内で位の高い人物がパイロットを務めていた歴史があることから、最初から裸足ではなかった可能性がある。