FNS超テレビの祭典
『FNS超テレビの祭典』(エフエヌエスちょうテレビのさいてん)は、1996年春・秋にフジテレビ系列で放送されたフジテレビ製作の番組対抗形式のクイズ番組である。元々フジテレビの番組対抗特番としては、『FNS番組対抗!なるほど!ザ・春秋の祭典スペシャル』が放送されていたが、メインの『なるほど!ザ・ワールド』が1996年3月に終了したため、新たにこの番組が放送された。司会はビートたけしと所ジョージと中居正広(1996年秋のみ)である。
目次
概要
基本的に『平成教育委員会』をメインに据えて放送された。また、番組内では『料理の鉄人』コーナーを設け、全番組を何チームかに分けて、キッチンスタジアム内で料理勝負を行わせた。
1996年春には各コーナー1つの番組から数種類のクイズやゲームを行い、コーナーチャンピオンがたけし・所と『平成教育委員会』からのクイズで賞金を賭けた勝負を行っていた。ラストはイントロクイズで、正解したチームは決められた点数を、他チームから毟り取るルールだった。
1996年秋には映像問題やゲームの予想といった様々な3択問題が出された。正解チームの数に応じて得点が変化し、更に正解チームの中で最も早く押したチームは倍の得点を獲得…と、『平成教育委員会』での3択テストにTBSの『オールスター感謝祭』のルールをミックスしたような形式になっていた。ラストは前回と同じくイントロクイズ。得点ルールは前回と同じだが、今回はクイズをマルチスライドパネルから選ぶ方式だった(と言ってもクイズはかなりひねっており、「小室」のパネルを引いて、小室哲哉の曲だろうと答えたら、実は小室等の曲だったというようなクイズが結構あった)。
『ザ・春秋の祭典』では参加チームを3つのブロックに分け、上位数チームと敗者復活戦で勝ちあがったチームで決勝を行っていたが、『超テレビの祭典』などほぼ大半の祭典シリーズは全チーム参加制に変更した。
出演者
司会
- ビートたけし
- 所ジョージ
- 中居正広(SMAP、1996年秋のみ)
- 福井謙二(当時フジテレビアナウンサー、『料理の鉄人』コーナーの実況も兼任)
- 八木亜希子(当時フジテレビアナウンサー、1996年春のみ)
- 小島奈津子(当時フジテレビアナウンサー、1996年秋のみ)
1996年春の時点での肩書きは、たけしと所が「王様」、八木が「姫」、福井が「侍従長」だった。
『料理の鉄人』コーナー
三鉄人は、服部と共に審査を担当。
主な出場チーム
- FNS超テレビの祭典
- 放送日 - 1996年3月29日(金曜日)
- 放送時間 - 19:00 - 22:54
- めざましテレビ・FNNスーパータイム・LIVE'96ニュースJAPAN、おはよう!ナイスデイ・ビッグトゥデイ、ごきげんよう、クイズ!歌うぞ音楽王、ロングバケーション、SMAP×SMAP、みにくいアヒルの子、勝利の女神、八丁堀捕物ばなし、将太の寿司、メトロポリタンジャーニー、天才!ヒポカンパス・ワーズワースの冒険、木曜劇場『Age,35 恋しくて』、平成教育委員会生徒チーム、めちゃ2モテたいッ!、上岡龍太郎にはダマされないぞ!、けんちゃんのオーマイゴッド、ものまね王座決定戦
- 視聴率は17.8%
- FNS超テレビの祭典・実りの秋号
- 放送日 - 1996年10月3日(木曜日)
- 放送時間 - 19:00 - 22:54
- キャスターチーム(めざましテレビ・ビッグトゥデイ・ニュースJAPAN)、まけたらアカン!、おいしい関係、SMAP×SMAP、プロ野球ニュース、こんな私に誰がした、ゆずれない夜、忠臣蔵、メトロポリタンジャーニー、木曜劇場『ドク』、平成教育委員会生徒チーム、めちゃ2イケてるッ!、発掘!あるある大事典、八つ墓村(映画)
- 視聴率は14.2%
優勝チーム
FNS超テレビの祭典
- 1996年春 - 上岡龍太郎にはダマされないぞ
FNS超テレビの祭典・実りの秋号
- 1996年秋 - ゆずれない夜(TVドラマ)
主なスタッフ
- 技術:共同テレビジョン、八峯テレビ
- 美術:フジアール、アックス
- 編集:ビームテレビセンター、IMAGICA、TDKコア、ヴィジュアルベイ
- 音響効果:ジャイロ 現・スカイウォーカー(有馬克己、橅木正志)ほか
- ディレクター:今井康之(平成教育ブロック)、井上晃一(ヒポカンパスブロック)ほか
- 演出:上川伸廣(イースト)/坪田譲治
- プロデューサー:角井英之 ほか
- 協力:日本テレワーク(料理の鉄人ブロック)、BEE BRAIN(BANG BANG BANGブロック)、ユニオン映画(ヒポカンパスブロック)
- 制作協力:イースト
- 制作著作:フジテレビ
エピソード
- 1996年春では、番組の間に『オールスター感謝祭』よろしくお食事タイムが設けられたが、メニューは回転寿司だけだった。
- イントロクイズで正解したチームは、大抵トップチームから点数を毟り取るのだが、最下位チームから毟り取る事も何回かあった。
- 最終問題では、点数を決める時、ビートたけしが「取ったら10,000点やりましょう」とボケをかました(それだと、最下位チームまで優勝してしまうため)。
- 1997年春は予告したが、「1997FNS超テレビの祭典 お台場だ!春満開花盛り号」とナレーションしたが、結果的に中居正広を続投した上の『1997 FNS番組対抗!春の祭典スペシャル』となり、放送時間も4時間から3時間に縮小した。