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[[画像:JNR C11 189 20040327.jpg|thumb|right|220px|静態保存の例(機関車)<br />[[国鉄C11形蒸気機関車]]]] [[画像:JNR151KODAMA.jpg|thumb|right|220px|静態保存の例(特急車両)<br />[[国鉄181系電車|クハ181-1]]]] [[画像:Ys-11 2006-9-10-022.jpg|thumb|right|220px|静態保存の例(航空機)<br />[[YS-11]]]] [[画像:Namakubi0kei.JPG|thumb|right|220px|先頭部分だけ保存の例<br />[[新幹線0系電車|新幹線0系]]交通博物館入口]] '''静態保存'''(せいたいほぞん)とは、[[機械]]類が、本来の用途としての動作・運用が可能とは限らない状態で保存されていること。対して、動作・運用可能な状態で保存されている場合は'''[[動態保存]]'''(どうたいほぞん)と言う。静態保存の状態から動作・運用可能な状態に復元することも行われる(その行為を[[レストア]]と言う。[[蒸気機関車]]に多い。なおこの動態復元の際に、別の静態保存のものから部品を供出させる例もある)。 == 解説 == 動態の状態であった機器類が保存・維持管理が悪いために静態保存となる場合もある。飛行可能であった旧日本軍の軍用機が里帰りしたあと、維持管理が出来ず静態保存状態になることが上げられる。 また、静態保存の一種に、後に現状復帰させることを前提とした[[モスボール (軍事)|モスボール]]がある。精密機器類の取り外しや稼働個所のグリス漬け、各所の隙の封止を行うなどの、なるべく劣化が起こらない処置を取った上で保存する。 日本では、公園など監視が少なく人の出入りの多い場所に設置された[[蒸気機関車]]や[[路面電車]]などの保存車両が、劣化(およびそれによる破損箇所の危険性を指摘されること)により解体・撤去される例が少なくない。また、一般公開される際、心無いファンやファンへ高値で売ろうとする人によって本体部品を持ち出されたり、[[ヴァンダリズム]](破壊行為)の対象とされたり、大勢の人が車内に立ち入ることで劣化が進むケースもあり、場合によってはレプリカを公開したりするケースもある。 他にも、特に[[鉄道車両]]の場合、1両丸ごと保存されることももちろんあるが、設置場所の制約などの理由で先頭部分(運転台部分)だけ、もしくは半分だけといった形でも保存されることがある(例:かつての[[交通博物館]]入口前、現在の[[鉄道博物館]]に置いてある[[新幹線0系電車|新幹線0系]]。写真は交通博物館時のもの)。[[鉄道ファン]]の中にはこの状態を嫌う人もいて、あまりいい表現ではないが「生首」などと言う人もいる。類似の例は[[航空機]]でも存在する(大型機の機首部分のみ、など)。 == 関連項目 == *[[形体展示]] *[[生体展示]] *[[形態展示]] {{DEFAULTSORT:せいたいほそん}} [[Category:技術史]] [[Category:鉄道の歴史]]
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