長戸勇人
テンプレート:複数の問題 長戸 勇人(ながと はやと、1965年7月29日 - )は、日本のクイズ作家。京都府京都市出身。血液型A型。
人物
京都府立嵯峨野高等学校卒業、立命館大学文学部地理学科中退。立命館大学クイズソサエティ(RUQS)5代目会長。
1988年に日本学生クイズ連盟主催の「第6回マン・オブ・ザ・イヤー」で優勝。1989年の『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系列)では、第一次予選終了後にA型肝炎にかかるというアクシデントに見舞われながらも、医者に直訴して退院。大会史上最大の激戦[1]であったボルチモアでの準決勝を制し、決勝地のニューヨークで優勝した。その際、「戦士としてはクイズから引退します」と宣言するも、その後も『ウルトラクイズ』(優勝した年以外はすべて一次予選敗退)や『FNS1億2000万人のクイズ王決定戦』(フジテレビ系列)、『パネルクイズ アタック25』(朝日放送制作・テレビ朝日系列)などに出場している。ウルトラクイズの賞品として、日本で初めて人体冷凍保存の会員となったことでも知られる。
1990年 - 1991年にかけて出版された著書「クイズは創造力」シリーズにおいては、クイズ問題の出題パターンの類型化やクイズ形式別の傾向と対策など、大学のクイズ研究会や一部のクイズサークルの中のみで共有されてきたノウハウを公開した[2]。当時同シリーズは『ウルトラクイズ』や『全国高等学校クイズ選手権』の参加者の間で必携の書とまで呼ばれた。
『ウルトラクイズ』で決勝まで渡り合った永田喜彰とはそれ以降も付き合いが長く、1999年に『秘密結社QQQ クイズ至上主義』で、2004年11月には『チャンネル北野』(フジテレビ721)内の『辛口屋台』コーナーで共に出演。また2005年1月には『ワールド☆レコーズ』(日本テレビ系列)の『記憶力世界一決定戦』に出場し、高速ベルトコンベアで流れてくる30品目全てを順番どおりに記憶し答えることに成功した。2008年には『第28回全国高等学校クイズ選手権』の準々決勝に、解説として出演した。2010年2月、「よゐこ部」に出演した。
現在は、名古屋大学クイズ研究会OBの仲野隆也と共に「有限会社セブンワンダーズ」を設立し、クイズ作家として活動している。
2009年8月からは、毎日放送製作の『クイズなんでもNo.1決定戦』のブレーンを務めている。
参加クイズ番組による戦歴
- 『 アップダウンクイズ』(毎日放送)「新高校生大会」優勝(1981年4月放送)
- 『パネルクイズ アタック25』(朝日放送)優勝
- 『パネルクイズ アタック25』(朝日放送)「700回記念・大学対抗100人の大サバイバル」団体優勝(立命館大学クイズソサエティ)
- 『クイズMr.ロンリー』(毎日放送)2回優勝
- 『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)優勝(機内第1位)
- 『クイズMr.ロンリー2』(毎日放送)優勝
- 『第5回FNS1億2000万人のクイズ王決定戦』(フジテレビ)第2ラウンド敗退
- 『第2回FNS1億2000万人のクイズ王決定戦グランドチャンピオン大会』(フジテレビ)出場
- 『第7回FNS1億2500万人のクイズ王決定戦』(フジテレビ)第2ラウンド敗退
- 『超人気クイズ番組統一NO.1決定戦! THEクイズ神』(TBS)準決勝敗退
過去のレギュラー番組
主な著書
- 「クイズは創造力〈理論篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズは創造力〈問題集篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズは創造力〈応用篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズ有名人100の珍エピソード」(TOKYO FM出版)
- 「つい誰かに出したくなる○×クイズ777問」(ごま書房)
上記の他、「クイズは創造力〈応用篇〉」の中で続編として「クイズは創造力〈RPG篇〉」の出版を予告していたが、日の目を見ることはなかった。
関連項目
- 早押しクイズ
- 決まり字
- ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer - 問題はセブンワンダーズ作成
- ナナマル サンバツ - セブンワンダーズが協力しており、クイズの説明は長戸の著書と重なる部分が多い
- 頭脳の祭典!クイズ最強王者決定戦!!〜ワールド・クイズ・クラシック〜-準決勝・決勝において解説を担当した。
出典
- ↑ 日本テレビ『アメリカ横断ウルトラクイズ 13』P183
- ↑ 一般向けの紹介が全く無かったわけではなく、北川宣浩『TVクイズまる金必勝マニュアル』(サンケイ出版、ISBN 4383024041)などが作中でも触れられている。