狩勝 (列車)
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(狩勝から転送)
テンプレート:列車名 狩勝(かりかち)とは、北海道旅客鉄道が滝川駅・旭川駅 - 富良野駅 - 帯広駅間を根室本線を経由して運転する快速列車。
運行概況
2010年12月4日のダイヤ改正時点では、以下の運行形態を取っている。
- 滝川駅発着系統
- 滝川駅 - 帯広駅間を約3時間10分で結び、1日1往復。
- 滝川行き便は釧路駅始発、滝川発便は池田駅終着で運転される(帯広駅 - 池田駅・釧路駅間は普通列車)。
- 旭川駅発着系統
- 旭川駅 - 帯広駅間を約3時間40分で結び、1日1往復。
- 富良野線区間(旭川駅 - 富良野駅)は普通列車として運転される。
- 西中駅・ラベンダー畑駅(臨時駅)・鹿討駅・学田駅は上下とも通過、上り旭川行きは、北美瑛駅・西聖和駅・西瑞穂駅も通過する。
停車駅
{ }の区間は滝川駅発着系統のみの運行区間(旭川駅発着系統は富良野駅で富良野線に乗り入れる)。
{滝川駅 - 赤平駅 - (茂尻駅) - 芦別駅 - (上芦別駅) - (野花南駅)} - 富良野駅 - (布部駅) - 山部駅 - (下金山駅) - (金山駅) - (東鹿越駅) - 幾寅駅 - (落合駅) - 新得駅 - 十勝清水駅 - (御影駅) - 芽室駅 - (西帯広駅) - 帯広駅
使用車両
- Kiha56 202 02.jpg
急行列車時代に使用されていたキハ56形
- 快速「狩勝」滝川行.JPG
滝川駅発着便に使用されるキハ40形
- JR-H Kiha150-8.jpg
旭川駅発着便に使用されるキハ150形
- Kiha40 1778 3425D.OGG
滝川 - 富良野間快速(愛称なし)は、車内放送では「狩勝」と案内される
沿革
- 1950年(昭和25年):函館駅 - 釧路駅間を函館本線・根室本線経由で運行する準急列車に「狩勝」の列車名を与えられる。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)
- 1963年(昭和38年):札幌駅 - 根室駅間に急行「阿寒」運転開始。
- 1964年(昭和39年):「摩周」を廃止。
- 1968年(昭和43年):10月のダイヤ改正(「ヨンサントオ」)で愛称が整理され、昼行の「十勝」、夜行の「まりも」・「阿寒」を改称のうえ編入して「狩勝」下り3本、上り2本に。
- 1975年(昭和50年):旭川駅乗り入れ列車、旭川駅 - 富良野駅間を普通列車化
- 1981年(昭和56年):石勝線開業に伴い、夜行列車を含めて石勝線経由となる一部を「まりも」として分離。
- 1984年(昭和59年):以下のように変更する。
- 釧路駅 - 根室駅間を急行「ノサップ」として分離。
- 「狩勝」1往復、運転区間を札幌駅 - 帯広駅間とし、帯広駅 - 釧路駅については、普通列車化。
- 1986年(昭和61年):「狩勝」1往復が快速化、滝川駅・旭川駅 - 帯広駅間を「十勝」として運転。
- 1990年(平成2年):急行列車としての「狩勝」運転終了。「狩勝」札幌駅 - 滝川駅間廃止。これと同時に、それまで滝川駅・旭川駅 - 帯広駅を運行していた快速列車「十勝」を「狩勝」に名称変更。
- 1994年(平成6年):春休みやゴールデンウィーク、夏休み期間に臨時快速列車「ホリデーおびひろ」・「ホリデーあさひかわ」運転開始。
- 下り(帯広行き)が「ホリデーおびひろ」、上り(旭川行き)が「ホリデーあさひかわ」と名称を変更し、下りが旭川駅を午前に発車し、上りは帯広駅を午後に発車していた。
- 1997年(平成9年)ごろ:下り「ホリデーおびひろ」が旭川駅を午後に、上り「ホリデーあさひかわ」が帯広駅を午前に発車するダイヤに変更。快速「狩勝」の間合い運用。なお、この間に上り、美瑛駅 - 旭川駅間を各駅停車化。停車駅としては以下の通りとなった。
- 2003年(平成15年)1月5日:「ホリデーおびひろ」・「ホリデーあさひかわ」利用低迷によりこの日限りで運転中止。