武田中学校・高等学校
武田中学校・高等学校(たけだちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、広島県東広島市黒瀬町大多田(旧賀茂郡黒瀬町)にある私立中学校・高等学校。高等学校における学科は普通科のみ。
略称は「武田」。前身は呉市長ノ木にあった呉武田学園呉中学校・高等学校。その当時は高校は「くれたか」と呼ばれていた。兄弟校に呉港高等学校がある。
沿革
- 1967年 - 呉市長ノ木に呉中学校開校
- 1971年 - 同地に呉高等学校開校
- 1990年 - 校名を武田中学校・高等学校に変更。現在地に移転。
- 1996年 - 一コマの授業時間を50分から60分に延長。
- 2006年 - 一コマの授業時間が60分から50分へ短縮。
校風
世界的視野に立つ国際人の育成。
校歌
呉高等学校時代は3番まで有ったが、2番の歌詞に「長ノ木(かつての所在地)の」と、3番には「瀬戸内海(せとうちうみ)に」という歌詞が入っていたため、現在地に移転してからは1番のみが公式の校歌とされている。
校則
冬服時はネクタイを着用するが、校内にいる際は放課後であっても整えておかなければならない。
教育方針
前期後期制を採用している。2006年4月より、ひとコマの授業時間が60分から50分となった。夏休み始めからは補習が行なわれる。勿論、参加することは必須で無く卒業単位とは何ら関係はない。また始業式の日も2時間目からは通常授業を行うようなカリキュラムを組んでいる。本学は自宅通学が困難な生徒を対象に寮制度を採用しているが、寮生については夜も授業が開催される。これらは中高共通である。
高校からは入試の成績により、A(Advance,主に国公立大受験者を対象)コース・SB(AとBの中間)コース・B(Basic,主に私立大受験者を対象)コースと分けられる。Bコースの生徒は前期終了時と2学年進級時に成績を考慮され、補習を受けて本学教員に許可されればAコースに変更が認められる。AコースからBコースの変更も可能。高校3年生からは国公立大受験コース・私立大受験コースと対象コース毎に授業カリキュラムが組まれ、生徒の意思で選ぶことが出来る。
通学方法
この学校では峠の中に学校を構えているという土地の立地条件から他の高等学校とは違い公共の交通機関で行くのは困難である。また最寄のバス停も無い。そのため、スクールバス制(登校便1本,下校便2本)を導入している。寮生を除く在学生徒の殆どがスクールバスで登下校を行っている。また全席指定となっている。そのため高校通学で一般的な電車通学をする生徒は殆どいない(ただし西高屋駅・西条駅・八本松駅・瀬野駅・呉駅までJRを利用し、そこからスクールバスを利用する生徒もいる)。また原則、通学のための普通二輪や原付の免許取得は禁止とされているがスクールバスのバス停に行くまでの移動手段として徒歩では困難等の特例の理由が有れば、認められることがある。
- 契約しているバス会社
- 呉市交通局(呉市営バス)…呉市ルートを請け持つ。
- 中国ジェイアールバス…呉市と西条駅周辺ルートを請け持つ
- 芸陽バス…東広島市志和町と竹原市ルートを請け持つ。
- 朝日交通…東広島市高屋町・八本松町・黒瀬町と竹原市ルートを請け持つ。
- 鯉城タクシー
部活動
高校ではありふれて存在する陸上部や硬式野球部は近年ようやく創立された。
体育系
- 野外活動部 *水曜日の放課後の時間帯を利用して、学園の裏山で登山を楽しむ部活。キャンプや遠征も行っている。
- ゴルフ部 *原則、経験者のみで初心者は対象としていない。ゴルフの技能や知識がある程度、備わっていないとクラブ活動は難しい。
- 水泳部 *本校にプールは備わっていない。こちらも原則、初心者は対象としておらず大会に出場経験があるような経験者が入部対象となっている。
- テニス部
- サッカー部
- ソフトボール部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- 卓球部 *インターハイに出場するなど県内では強豪である
- 空手部
- 硬式野球部
- 陸上部
- 剣道部
- 柔道部
- フェンシング部 *現在経験者がいないので練習は難しい
- レスリング同好会 *練習は「賀茂」・「黒瀬」と合同で行っている
文化系
- 生徒会
- 美術部
- 茶華道部
- 放送・報道部
- コンピュータ部
- 吹奏楽部
- 合唱部
- 理科研究同好会
- 書道同好会
- 国際研究部
著名な出身者
関連人物
- 武田正彦(かつては本校の理事長に就任)