桜蔭中学校・高等学校
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テンプレート:日本の高等学校 桜蔭中学校・高等学校(おういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都文京区本郷一丁目(旧東京府東京市本郷区)に所在し、中高一貫教育を提供する私立女子中学校・高等学校。高校からの入学者を募集していない完全中高一貫校[1]。 中学入試では女子学院中学校・雙葉中学校と共に「女子御三家」と言われている。
概要
- 東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)の同窓会「桜蔭会」により設立された。大正末期に生まれた都内私立女子校の学校。
- 中・高共に定員750名である。
大学合格実績
大学進学実績は女子高としては全国トップであり、4人に1人が東京大学に合格している。また女子高等学校にはめずらしく理系に強く、医学部や工学部の合格者が多いのも特徴である。
具体的な合格者数は、2014年度の場合、69名が東京大学、88名が慶應義塾大学、111名が早稲田大学に合格している。
沿革
- 1924年3月 - 桜蔭女学校を設立。
- 1926年4月 - 5年制桜蔭高等女学校を設立。創立記念日。
- 1930年3月 - 財団法人桜蔭高等女学校を設立。
- 1931年3月 - 校歌制定。作詞は東京女子高等師範学校長の吉岡郷甫、作曲は東京音楽学校教授の信時潔。
- 1945年4月 - 空襲により校舎の4分の3を焼失。
- 1947年3月 - 桜蔭高等女学校専攻科(国語・英語)を設置。
- 1947年4月 - 学制改革により、桜蔭中学校(450名9学級)を設置。
- 1948年3月 - 学制改革により、桜蔭高等学校(普通科600名)を設置。
- 1950年3月 - 桜蔭高等学校専攻科を廃止。
- 1951年1月 - 学校法人桜蔭学園を設立。
- 1960年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員600名に増員。
- 1971年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員750名に増員。
- 1974年4月 - 桜蔭高等学校、生徒定員750名に増員。
制服
基本は丸襟の白ブラウスに紺色のブレザーとジャンパースカート。腰には紺色の腰紐を締める。夏は半袖ブラウスに、スカートは素材が薄くなり、色もやや薄くなる。ジャンパースカートのみの着用の際には左胸に校章を付ける。冬はスカートの上に学校指定のoinという赤い刺繍入りのセーターや、ブレザーを着る。ブレザー着用の場合はブレザーの左胸にあるポケットに校章を付ける。衣替え時期の規定はなく、夏冬の制服の組み合わせであれば自由。様々な正式な式典の際には正装として校章のついたブレザーの着用と黒長靴下(黒タイツ)をはくことが義務付けられている。校章は、桜の模様で、桜の中に旧字で櫻蔭と書かれている。大小2種類がある。小さいほうは襟章で、冬用コートまたはレインコートの襟に付ける。
年間行事
- 中1と高1は、夏期休暇中に浅間山荘へ合宿へ行く(中1は2泊3日、高1は3泊4日)。中3と高2は、10月にそれぞれ東北(3泊4日)、京都・奈良(4泊5日)へ修学旅行に行く。
- 文化祭は9月に開催される。
- 体育大会は5月に西東京市のグランドで行われる。
部活動
- バスケットボール部I・II
- バレーボール部I・II
- 卓球部I・II
- ダンス部
- 水泳部
- リズム水泳部
- 文学部
- 社会科部
- 数学部
- 化学部
- 物理部
- 生物部
- 天文気象部
- 英会話部
- 英語劇部(中2から)
- 管弦楽部
- 合唱部
- 軽音楽部(高校のみ)
- 美術部
- 書道部
- 家庭科部 料理班
- 家庭科部 手芸班
- 花道部
- 茶道部
- ボランティア部
- 写真部
- 演劇部
- 放送部
- 新聞部
- かるた同好会
著名な卒業生
- 猪口邦子(参議院議員、前衆院議員、男女共同参画担当大臣・上智大学法学部教授・前軍縮会議日本政府代表部特命全権大使/ 中学まで)
- 豊田真由子(衆議院議員)
- 山田美樹(衆議院議員)
- 五島瑳智子(東邦大学名誉教授・東邦大学医療短期大学名誉学長)
- 佐藤宗子(千葉大学教育学部教授)
- 田中朱美(東京女子医科大学教授、東京女子医科大学付属東洋医学研究所所長)
- 都河明子(東京医科歯科大学留学生センター・教養部教授)
- 加藤陽子(本名:野島陽子、東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
- 飯島愛子(フェミニスト)
- 本田恵子(早稲田大学教育学部教授)
- 前川あさ美(東京女子大学文理学部教授)
- 渡辺雅子(明治学院大学社会学部教授)
- 林明子(中央大学文学部教授)
- 鳥光美緒子(中央大学文学部教授)
- 水島広子(精神科医、前衆議院議員・民主党)
- 宗像直子(ジョージ・ワシントン大学シグールアジア研客員教授・経済産業省大臣官房参事官 / 84年入省・ファッションウィーク立案)
- 青山彩子 警察庁警備局付・内閣官房内閣情報調査室参事官 / 92年警察庁入庁
- 土井香苗(弁護士)
- 松山遙(弁護士)
- 経沢香保子(トレンダーズ代表取締役)
- 北原怜子(社会奉仕家)
- 村井靖子(駿東学園)
- 室田尚子(音楽評論家)
- 浅野素女(フランス在住ジャーナリスト)
- 乙骨淑子(児童文学作家)
- 篠原一(在学中に文學界新人賞を最年少で受賞)
- 多田智満子(詩人・フランス文学者)
- 長島伸子(ソプラノ歌手)
- 東郷晴子(宝塚歌劇団卒業生・女優)
- 愛原さゆ美(宝塚歌劇団卒業生・女優)
- 羽衣悠子(宝塚歌劇団卒業生)
- 野村昭子(女優)
- 水森亜土(歌手、女優、イラストレーター)
- 村田美夏(投資家、実業家)
- 菊川怜(女優、タレント)
- 楠城華子(旧芸名六條華)(女優、タレント)
- 八田亜矢子(タレント / 公立中学校に転校)
- 松江由紀子(タレント)
- 三浦奈保子(タレント)
- 響奈美(AV女優)
- 白石みゆき(AV女優)
- 黒崎めぐみ(NHKアナウンサー)
- 藤村由紀子(ミヤギテレビアナウンサー)
- 繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)
- 森島朋美(劇団羊のしっぽ主宰・演出家・制作者・俳優)
関連項目
脚注および参照
- ↑ 桜蔭中学校の学校情報(中学受験パスナビ)(旺文社)の冒頭には「※系列高校での募集はない。」と記されている。