桜蔭中学校・高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桜蔭高校から転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:日本の高等学校 桜蔭中学校・高等学校(おういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都文京区本郷一丁目(旧東京府東京市本郷区)に所在し、中高一貫教育を提供する私立女子中学校高等学校。高校からの入学者を募集していない完全中高一貫校[1]中学入試では女子学院中学校雙葉中学校と共に「女子御三家」と言われている。

概要

大学合格実績

大学進学実績は女子高としては全国トップであり、4人に1人が東京大学に合格している。また女子高等学校にはめずらしく理系に強く、医学部や工学部の合格者が多いのも特徴である。

具体的な合格者数は、2014年度の場合、69名が東京大学、88名が慶應義塾大学、111名が早稲田大学に合格している。

沿革

  • 1924年3月 - 桜蔭女学校を設立。
  • 1926年4月 - 5年制桜蔭高等女学校を設立。創立記念日。
  • 1930年3月 - 財団法人桜蔭高等女学校を設立。
  • 1931年3月 - 校歌制定。作詞は東京女子高等師範学校長の吉岡郷甫、作曲は東京音楽学校教授の信時潔
  • 1945年4月 - 空襲により校舎の4分の3を焼失。
  • 1947年3月 - 桜蔭高等女学校専攻科(国語・英語)を設置。
  • 1947年4月 - 学制改革により、桜蔭中学校(450名9学級)を設置。
  • 1948年3月 - 学制改革により、桜蔭高等学校(普通科600名)を設置。
  • 1950年3月 - 桜蔭高等学校専攻科を廃止。
  • 1951年1月 - 学校法人桜蔭学園を設立。
  • 1960年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員600名に増員。
  • 1971年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員750名に増員。
  • 1974年4月 - 桜蔭高等学校、生徒定員750名に増員。

制服

基本は丸襟の白ブラウスに紺色のブレザーとジャンパースカート。腰には紺色の腰紐を締める。夏は半袖ブラウスに、スカートは素材が薄くなり、色もやや薄くなる。ジャンパースカートのみの着用の際には左胸に校章を付ける。冬はスカートの上に学校指定のoinという赤い刺繍入りのセーターや、ブレザーを着る。ブレザー着用の場合はブレザーの左胸にあるポケットに校章を付ける。衣替え時期の規定はなく、夏冬の制服の組み合わせであれば自由。様々な正式な式典の際には正装として校章のついたブレザーの着用と黒長靴下(黒タイツ)をはくことが義務付けられている。校章は、桜の模様で、桜の中に旧字で櫻蔭と書かれている。大小2種類がある。小さいほうは襟章で、冬用コートまたはレインコートの襟に付ける。

年間行事

  • 中1と高1は、夏期休暇中に浅間山荘へ合宿へ行く(中1は2泊3日、高1は3泊4日)。中3と高2は、10月にそれぞれ東北(3泊4日)、京都・奈良(4泊5日)へ修学旅行に行く。
  • 文化祭は9月に開催される。
  • 体育大会は5月に西東京市のグランドで行われる。

部活動

  • バスケットボール部I・II
  • バレーボール部I・II
  • 卓球部I・II
  • ダンス部
  • 水泳部
  • リズム水泳部
  • 文学部
  • 社会科部
  • 数学部
  • 化学部
  • 物理部
  • 生物部
  • 天文気象部
  • 英会話部
  • 英語劇部(中2から)
  • 管弦楽部
  • 合唱部
  • 軽音楽部(高校のみ)
  • 美術部
  • 書道部
  • 家庭科部 料理班
  • 家庭科部 手芸班
  • 花道部
  • 茶道部
  • ボランティア部
  • 写真部
  • 演劇部
  • 放送部
  • 新聞部
  • かるた同好会

著名な卒業生

関連項目

脚注および参照

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 桜蔭中学校の学校情報(中学受験パスナビ)旺文社)の冒頭には「※系列高校での募集はない。」と記されている。

外部リンク