TDKラムダ
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(日本電気精器から転送)
TDKラムダ株式会社(TDK-Lambda Corporation)は、スイッチング電源とノイズフィルタ、その周辺機器の開発製造販売を行う日本の電機メーカー。TDK株式会社のグループ企業である。
沿革
ネミック・ラムダ株式会社については同社記事を参照。
- 日本電気精器株式会社
- 1914年 東京市浅草区玉姫町で、電気機械器具を製造する小穴製作所として創業。
- 1945年 社名を日本電気精器株式会社と改称。
- 1983年 小型無停電電源装置を開発。
- 1991年 株式を店頭公開。
- 1995年 東京証券取引所2部上場。新潟証券取引所上場。
- 1996年 東京証券取引所1部指定替え。
- 1998年 非接触型ICカード用のリーダライタを開発。
- デンセイ・ラムダ株式会社
- 合併後、日本電気精器株式会社の扱っていた事業のうち
- バーコードリーダ、ICカードリーダ事業をNECインフロンティア株式会社に
- 直流モータ事業を特殊電装株式会社に
- 計測制御装置事業を株式会社拓和に
- 電動工具(商品名:デルボなど)、建築機器事業(商品名:オートヒンジなど)を日東工器株式会社
- にそれぞれ事業譲渡した。
- 2001年10月 100%子会社のエヌデック株式会社から電気工事、保守サービスなど関連事業を吸収した上でその他の事業をNECフィールディングへ譲渡。
- 2005年10月 TDKグループがラムダパワーグループを買収。TDK株式会社が米国法人を介して、当社株式約58%を持つ親会社「ラムダ・ホールディングズ(米国)」の全株式を英インベンシス社から取得。
- 2006年1月 TDKから米欧のラムダグループ7社を譲受、ラムダパワーグループの中核会社となる。
- 2006年3月 TDKグループ入りに伴い、新ブランド「TDK-Lambda」を導入。
- 2007年9月27日 TDK株式会社が完全子会社化を目指してTOBを実施。同社も賛同。
- 2007年11月8日 TOBが成立。TDK株式会社は同社株式96.27%を取得。
- 2008年2月25日 東証・大証1部上場廃止。
- 2008年2月29日 TDK株式会社の完全子会社となる(子会社による間接保有含む)。
- TDKラムダ株式会社
- 2008年10月 TDKラムダ株式会社(TDK Lambda Corporation)に商号変更。
- 2010年1月1日 セキュアパワー事業(UPS、発電装置の開発、製造販売及び工事、保守を行う事業)・筑波テクニカルセンターを富士電機システムズ株式会社へ譲渡。
- 2010年10月1日 子会社TDKラムダ・ファシリティーズ株式会社の全株式を株式会社アルプス物流に譲渡。(現 アルプス物流ファシリティーズ株式会社)
事業所の所在地
関連会社
海外
- Wuxi TDK-Lambda Electronics Co.,Ltd.(中華人民共和国)
- TDK-Lambda Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア)
- TDK-Lambda Singapore Pte.Ltd.(シンガポール)
- TDK-Lambda Americas Inc.(アメリカ合衆国)
- TDK-Lambda Germany GmbH(ドイツ)
- TDK-Lambda UK Ltd.(イギリス)
- TDK-Lambda France SAS(フランス)
- TDK-Lambda Italy S.r.l.(イタリア)
- Nemic-Lambda Ltd.(イスラエル)