尼崎交通事業振興
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尼崎交通事業振興株式会社(あまがさきこうつうじぎょうしんこう)は、尼崎市交通局(以下交通局)の外郭団体。通称ATS。
当初は車両の洗車や清掃、給油、定期券・回数券の発売、遺失物の取扱い、案内など、運行以外のサポート業務を担当していたが、尼崎市のバス事業の経営悪化に伴い、2002年から交通局の観光バス事業を引き継いだほか、2004年4月より交通局とともに尼崎市営バスの一部路線を運行している。
路線
尼崎市営バスの路線のうち、70番を交通局と共同運行している。また、管理の受委託により市営バス一部路線の運転業務を行っている(受託路線は下記参照、各路線の詳細は尼崎市交通局の項目を参照)。
歴史
- 1988年4月1日 設立。
- 2004年4月1日 市営バス70番の交通局との共同運行開始、21番、22番、23番、24番の委託運行開始。
- 2005年4月1日 11番、20番の追加委託運行開始。
- 2006年8月1日 30番、31番、52番、80番、85番、90番の追加委託運行開始。
車両
自社所有車はしばらくの間交通局からの移籍車のみであったが、2011年(2010年度末)には新車(三菱ふそう・エアロスター)が初めて誕生している。車体塗装は交通局と同一であるが、前面の社章や側面の社名表記で見分けることができる。社番は交通局の付番に準じるが、2011年製の新車は交通局の三菱ふそう車に与えられる(ハイフン後の数字が)100番台に対し、200番台が与えられるようになった。また、当社に運行を委託している交通局の車両(塚口営業所所属)は、車両前面の局番号部分に赤い丸囲みで「A」の表示がなされている。