地対艦ミサイル
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地対艦ミサイル(ちたいかんミサイル、テンプレート:Lang-en-short、SSM)は、地上の固定基地または移動型の車輛より発射される方式の対艦ミサイル。
概要
地上から敵艦艇を攻撃するミサイル。沿岸防衛を主任務とし、上陸作戦や地上攻撃、あるいは海峡突破を意図して地上に近づく敵艦艇を攻撃する。つまり、従来の沿岸砲を受け継ぐ兵器であるといえる。沿岸砲は艦隊と違って動けないことが欠点であったが、地対艦ミサイルは車両に搭載して移動することができる。
レーダーや通信といった支援車両を同伴して移動することで、生存性と柔軟性を獲得している。また、誘導弾ゆえに88式地対艦誘導弾のようにプログラムによって複雑な軌道で飛翔し、発射所元を隠匿できるものもある。
技術的には大型の艦対艦ミサイルや空対艦ミサイルと大差なく、ファミリー化されているものが多い。中国人民解放軍においては、地上発射型対艦弾道ミサイルとしてDF-21Dの開発も行われている。
代表的な地対艦ミサイル
- RDN mobile misbat.jpg
デンマーク海軍の地上発射型ハープーン発射車両
- Sisu SK242 MTO 85M Helsinki 2012 2.JPG
フィンランド海軍のRBS-15KA発射車両(MTO-85M)
- SSR111 Sept. 2008.JPG
旧東ドイツ海軍の4K51ルベーシュ
- Launch vehicle, inside the Beijing military museum.jpg
中国海軍のHY-2シルクワーム牽引式発射機
- VelayatLauncherOfQaderMissiles.jpg
イラン海軍の地対艦ミサイル発射車両
- Indian Army's BrahMos Mobile Autonomous Launchers (MAL) (2).JPG
インド陸軍の地上発射型ブラモス発射車両
脚注
関連項目
- 対艦誘導弾(日本の対艦ミサイル)
- TEL(Transporter Erector Launcher) - ミサイルの輸送・起立・発射装置を兼ねたプラットフォーム車両。
- 要塞
- 砲台
- 地対艦ミサイル連隊
- スウェーデン水陸両用軍団