国道4号
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国道4号(こくどう4ごう)は、東京都中央区から青森県青森市へ至る一般国道である。2013年4月1日現在、総延長・実延長および現道区間の延長が日本一長い国道である[1]。
埼玉県から岩手県にかけて東北自動車道と、岩手県から青森県南部にかけて八戸自動車道と並走する(鉄道線ではほぼ全区間に亘り東北新幹線・東北本線・IGRいわて銀河鉄道線・青い森鉄道線と並走。なお日本橋駅から三越前駅過ぎにかけては東京メトロ銀座線、東京都千代田区から足立区にかけては東京メトロ日比谷線、足立区から埼玉県久喜市にかけては東武伊勢崎線及び東武日光線と、青森県上北郡七戸町から野辺地町にかけては旧南部縦貫鉄道廃線跡と各々並走)。
目次
概要
- 起点:東京都中央区(日本橋 = 国道1号・国道6号・国道14号・国道15号・国道17号、国道20号起点)
- 終点:青森県青森市(長島2丁目10番2・青い森公園前 = 国道7号)
- 重要な経過地:東京都千代田区、台東区、埼玉県春日部市、茨城県古河市、栃木県小山市、宇都宮市、那須塩原市、福島県白河市、郡山市、福島市、宮城県白石市、仙台市、大崎市、岩手県一関市、奥州市、北上市、花巻市、盛岡市、二戸市、青森県三戸郡三戸町、三戸郡南部町、十和田市、上北郡七戸町、上北郡野辺地町、東津軽郡平内町
- 路線延長 : 888.8 km(実延長888.8 km、現道742.3 km)[1][2]
- 指定区間:東京都中央区日本橋から青森市長島二丁目10番2まで(全線)
通過する自治体
- ※バイパスのうち越谷市 - 宇都宮市間の新4号国道および埼玉県内の東埼玉道路を除く。それぞれの通過市町村については各記事を参照。なお、旧国道4号の足立区 - 越谷市間については東京都道・埼玉県道49号足立越谷線を、仙台市青葉区 - 泉区間については宮城県道22号仙台泉線を参照。
歴史
国道4号は、日光街道・奥州街道(道中奉行管轄)およびその延長区間の白河から函館間(日光街道を除く3街道は1873年、陸羽街道に改称)を継承するものである。
- 1885年(明治18年):内務省告示第6号「國道表」では、函館までの道がほぼそのまま国道6号「東京より函館港に達する路線」に指定された(当初、氏家 - 白河間は国道293号・国道294号などの旧陸羽街道経由であった)。正確には、松前道は津軽半島の突端の三厩から北海道の渡島半島へ渡っていたが、国道6号は青森から直接航路で函館に達していたという点が異なる。
- 1920年(大正9年):施行の旧道路法に基づく路線認定では、国道4号「東京都より北海道庁所在地に達する路線」(現在の国道4号・国道5号)となった。
- 1952年(昭和27年)12月4日:新道路法に基づく路線指定で、旧国道4号のうちの青森市まで(東京都中央区 - 青森県青森市)が一級国道4号となった。
- 1965年(昭和40年)4月1日:道路法改正によって一級・二級の区別がなくなり、一般国道4号となった。
旧国道4号
- 東京都道・埼玉県道49号足立越谷線(東京都足立区 - 埼玉県越谷市) - 草加バイパス開通に伴い、都道・県道に降格。
- 栃木県道265号粟宮喜沢線(栃木県小山市) - 小山バイパス開通に伴い、県道に降格。
- 国道119号(栃木県宇都宮市) - 国道4号バイパスの開通に伴い、不動前から池上町の区間が国道119号となる。
- 栃木県道10号宇都宮那須烏山線(栃木県宇都宮市) - 国道4号バイパスの開通に伴い、池上町から御幸町の区間が県道に降格。
- 栃木県道303号黒磯高久線(栃木県那須塩原市 - 那須郡那須町) - 黒磯バイパス開通に伴い、県道に降格。
- 福島県道355号須賀川二本松線(福島県須賀川市 - 二本松市)
- 福島県道114号福島安達線・福島市道南町浅川線(福島県二本松市油井 - 福島市南町) - 福島南バイパス開通に伴い県道・市道に降格。
- ・福島県道148号水原福島線(福島市) - 福島南バイパス開通に伴い国道115号となった後、国道115号福島西バイパスの開通により県道・市道に降格。
- 宮城県道50号白石柴田線(宮城県白石市~柴田郡柴田町)- 白石バイパス・大河原バイパス・柴田バイパス開通に伴い県道へ降格。
- 仙台市道太白2309号、若林1157号など(宮城県仙台市太白区 - 若林区) - あすと長町の街開きに伴い、長町副都心から愛宕大橋北詰までの区間において、従来の国道が市道に降格し、あすと長町大通り線および広瀬河畔通りが国道4号に昇格した(接続する国道286号の起点も長町一丁目から根岸町に変更)[3]。
- 福島県道353号国見福島線(福島県伊達郡桑折町 - 福島市)
- 宮城県道22号仙台泉線(宮城県仙台市青葉区 - 泉区) - 仙台バイパス開通に伴い、市街地を走る国道4号が国道45号の重複区間を経由する路線に変更されたことによって降格。
- 岩手県道260号一関平泉線(岩手県一関市及び西磐井郡平泉町) - 一関バイパス開通に伴い、県道へ降格。
- 岩手県道243号新城馬口沢線(岩手県奥州市) - 前沢バイパス開通に伴い、県道へ降格。
- 岩手県道226号佐倉河真城線(岩手県奥州市) - 水沢バイパス開通に伴い、県道へ降格。
- 岩手県道270号西根佐倉河線(岩手県奥州市及び胆沢郡金ケ崎町) - 金ヶ崎バイパス開通に伴い県道へ降格。
- 岩手県道254号相去飯豊線(岩手県北上市) - 北上バイパス開通に伴い、県道へ降格。
- 岩手県道265号中寺林犬淵線(岩手県花巻市及び紫波郡紫波町) - 石鳥谷バイパス開通に伴い県道へ降格。
- 岩手県道220号氏子橋夕顔瀬線(岩手県盛岡市) - 盛岡バイパス開通に伴い、県道に降格。
- 岩手県道274号二戸一戸線(岩手県二戸市及び二戸郡一戸町) - 一戸バイパス及び二戸バイパス開通に伴い県道へ降格。
- 青森県道258号三戸南部線(青森県三戸郡三戸町及び南部町) - 三戸バイパス開通に伴い、県道へ降格。
- 青森県道243号馬門野辺地線(青森県上北郡野辺地町) - 野辺地バイパス開通に伴い県道へ降格。
- 青森県道259号久栗坂造道線(青森県青森市) - 青森東バイパス開通に伴い、県道へ降格。
重複区間
- 東京都
- 埼玉県・茨城県
- 国道125号:久喜市(栗橋交差点) - 古河市(三杉町交差点)
- 栃木県
- 福島県
- 宮城県
- 岩手県
- 青森県
交差する道路
(※バイパスのうち越谷市 - 宇都宮市間の新4号国道、埼玉県内の東埼玉道路を除く。それぞれの接続路線については各記事を参照。なお、足立区 - 越谷市間の旧国道4号については東京都道・埼玉県道49号足立越谷線を参照。)
- 関東地方整備局管内
- 東京都
- 埼玉県
- 茨城県
- 国道354号(古河市・大堤交差点)
- 栃木県
- 国道50号(小山市・神鳥谷交差点)
- 国道352号(下野市・下石橋北交差点)
- 国道121号(宇都宮市・宮の内2丁目交差点)
- 国道119号(宇都宮市・西原交差点)
- 国道123号(宇都宮市・平松町交差点)
- 国道119号(宇都宮環状道路)(宇都宮市・平出工業団地交差点)
- 国道408号(塩谷郡高根沢町・宝積寺交差点)
- 国道293号(さくら市・川岸交差点 -(重複)- 馬場南交差点)
- 東北自動車道矢板IC(矢板市)
- 国道461号(矢板市・中交差点 -(重複)- 大田原市薄葉)
- 国道400号大田原那須塩原バイパス(那須塩原市・西三島交差点)
- 国道400号(那須塩原市・三島交差点 -(重複)- 三島北交差点)
- 東北地方整備局管内
- 福島県
- 東北自動車道白河IC(西白河郡西郷村)
- 国道289号(白河市・和尚壇交差点)
- 国道294号(白河市・薄葉交差点 -(重複)- 女石交差点)
- 東北自動車道・あぶくま高原道路矢吹IC(西白河郡矢吹町)
- 国道118号川東バイパス(須賀川市・一里坦交差点)
- 国道118号(須賀川市・大黒町交差点)
- 国道49号(郡山市・警察署前交差点・中亀田交差点<あさか野(郡山)バイパス>)
- 国道288号(郡山市・三春街道入口交差点)
- 東北自動車道本宮IC(本宮市)
- 国道459号(二本松市・羽石IC -(重複)- 冠木ミニIC)[4]
- 国道115号(福島市・鳥谷野交差点 -(重複)- 岩谷下交差点)[5]
- 国道13号(福島市・舟場町交差点)
- 国道114号(福島市・仲間町交差点)
- 国道399号(伊達市・伊達交差点)
- 宮城県
- 国道113号(白石市・新白石大橋南詰)
- 国道457号(白石市福岡長袋)
- 東北自動車道白石IC(白石市)
- 国道349号(柴田郡柴田町・槻木交差点)
- 国道6号(岩沼市・藤浪交差点 -(重複)- 仙台市宮城野区・苦竹IC)
- 国道286号(仙台市太白区・宮沢橋交差点)
- 国道45号・国道48号(仙台市青葉区・勾当台公園前)
- 国道45号(仙台市宮城野区・苦竹IC)
- 国道47号(仙台市宮城野区・苦竹IC -(重複)- 大崎市・上古川交差点)
- 東北自動車道泉IC(仙台市泉区)
- 国道347号(大崎市・城西交差点)
- 国道108号(大崎市・上古川交差点)(※鳴子方面へは国道47号と重複)
- 東北自動車道築館IC(栗原市)
- 国道398号(栗原市・伊豆野原交差点)
- 岩手県
- 国道284号・国道457号(一関市・萩荘交差点)
- 国道342号(一関市・十二神交差点 -(重複)- 山目大槻)
- 東北自動車道平泉前沢IC(西磐井郡平泉町)
- 国道343号(奥州市・水沢区中田町交差点)
- 国道397号(奥州市・太日通り交差点)
- 東北自動車道水沢IC(奥州市)
- 国道107号(北上市・有田町交差点)
- 国道283号(花巻市高田・朝日大橋西交差点、花巻市高木字堰袋・花巻東B.P.矢沢交差点<花巻東バイパス>)
- 釜石自動車道花巻空港IC(花巻市<花巻東バイパス>)
- 国道396号(※国道396号重複=国道456号)(盛岡市・南大橋交差点)
- 国道106号(盛岡市・茶畑交差点)
- 国道455号(盛岡市・北山交差点)
- 国道455号北山バイパス(盛岡市・北山トンネル南口交差点)
- 国道46号(盛岡市・NHK前交差点)
- 国道282号(盛岡市・NHK前交差点 -(重複)- 滝沢市・分れ南交差点)[6]
- 国道281号(盛岡市・NHK前交差点 -(重複)- 岩手郡岩手町・沼宮内北口交差点)
- 東北自動車道滝沢IC(滝沢市)
- 八戸自動車道一戸IC(二戸郡一戸町)
- 国道395号(二戸市金田一)
- 青森県
バイパス
- 一関バイパス(岩手県)※
- 平泉バイパス(岩手県)
- 前沢バイパス(岩手県)※
- 水沢バイパス(岩手県)※
- 水沢東バイパス(岩手県)
- 金ヶ崎バイパス(岩手県)※
- 北上バイパス(岩手県)※
- 花巻東バイパス(岩手県)
- 石鳥谷バイパス(岩手県)※
- 日詰バイパス(岩手県)※
- 盛岡バイパス(岩手県)※
- 分レバイパス(岩手県)
- 渋民バイパス(岩手県)
- 岩手川口バイパス(岩手県)※
- 沼宮内バイパス(岩手県)※
- 小鳥谷バイパス(岩手県)
- 一戸バイパス(岩手県)※
- 二戸バイパス(岩手県)※
- 金田一バイパス(岩手県)※
- 青岩バイパス(岩手県・青森県)※
- 三戸バイパス(青森県)※
- 五戸バイパス(青森県)※
- 十和田バイパス(青森県)※
- 七戸バイパス(青森県)
- 野辺地バイパス(青森県)※
- 土屋バイパス(青森県)※
- 浅虫バイパス(青森県)※
- 青森東バイパス(青森県)※
※が付いているものは、それ以前の旧道が他の国道や都県道等に降格され現道となっているバイパスである。
別名
主な峠
- 十三本木峠(標高459m):岩手県二戸郡一戸町(最高地点)
トンネル
日本一長い国道であるが、トンネルは4箇所しかない。
道の駅
橋梁
脚注
関連項目
外部リンク
- 道路時刻表 国道4号 - 国土交通省関東地方整備局
- 国道4号 - 国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所