和歌山競輪場

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テンプレート:基礎情報 競輪場 和歌山競輪場(わかやまけいりんじょう)は和歌山県和歌山市五筋目(いつすじめ)にある競輪場。施設所有および主催は和歌山県(和歌山市他4市開催は2002年3月で終了[1])。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部近畿支部。

概要

和歌山競輪場は1949年12月に開設された。毎年1月には開設記念競輪(GIII)として『和歌山グランプリ』が行われるが、略して『WGP』とも呼ばれ、呼称は浸透しつつある。開催2日目のシード優秀競走(第11レース)は世界遺産に認定された「熊野古道」にちなんで『熊野古道賞』の名称で行われる。

過去には1995年1996年の12月にふるさとダービーが開催され、いずれの大会も松本整(京都45期・引退)が優勝した。

実況担当者は、県営開催の前節・後節時がテレビ和歌山の中村隆之アナウンサー、施設改善時はテレビ和歌山が発注したオフィスエスワン(西森和也代表)の宮原英治や西森和也が担当している。

マスコットキャラクターはみかんの「わかちゃん」で、2002年度に誕生した。これにちなんで2010年からは『わかちゃん杯争奪戦』が開催される。

2011年7月22日の開催より重勝式投票のKドリームスを発売している。トータリゼータシステム日本トーターを採用している。

所属選手

和歌山に登録地を置くプロ選手は現在35人。支部長は2001年4月から西野卓也(44期)が務める。前支部長は山本博章(17期・引退)。競輪界トップクラスの地位であるS級に在籍するのは11人(2010年下期現在)。

バンク

400mを使用している。全国の競輪場の中で最後までクロソイド曲線のバンクを採用していたが、1999年のバンク全面改修工事の際にマッコーネル曲線に改修された。現在のバンクはクセのない走りやすいバンクで、直線も比較的長いため、どの脚質の選手でも実力を存分に発揮できるバンクとなっている。

なお2コーナーからバック直線にかけての裏側に紀の川が流れており、河口付近に位置することから海風が入り込んでくる影響がある。

交通アクセス

歴代記念競輪優勝者

優勝者 登録地
2003年 新田康仁 静岡
2004年 小野俊之 大分
2005年 手島志誠 群馬
2006年 市田佳寿浩 福井
2007年 山内卓也 愛知
2008年 神山雄一郎 栃木
2009年 加倉正義 福岡
2010年 永井清史 岐阜
2011年 武田豊樹 茨城
2012年 山田裕仁 岐阜
2013年 武田豊樹 茨城
2014年 林雄一 神奈川
2015年
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

2002年の52周年までは前後節3日間の計6日間で開催されていた。なお1982年の32周年後節は降雪のため開催が打ち切りに、また1989年の39周年後節は昭和天皇崩御のため中止となった。

外部リンク

脚注

  1. 「和歌山県4市競輪事務組合」。和歌山市のほか、海南市新宮市田辺市で構成

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