千葉ニュータウン鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 千葉ニュータウン鉄道株式会社(ちばニュータウンてつどう)は、北総鉄道北総線小室 - 印旛日本医大間の鉄道施設(一部車両含む)を保有する第三種鉄道事業者である。京成電鉄の100%子会社であり、事実上、京成電鉄の完全支配下にある。登記上の本社も京成電鉄本社内(千葉県市川市)に置いている。従業員は存在しない。

概要

千葉ニュータウン鉄道は施設および車両を保有するのみの鉄道会社(第三種鉄道事業者)であり、列車の運行およびの運営は全て北総鉄道および京成電鉄(第二種鉄道事業者)が行う上下分離方式となっている。そのため、運行会社である北総鉄道・京成電鉄[1]は、千葉ニュータウン鉄道に対し車両使用料および線路使用料を支払い運行を行っている。なお、経緯については以下の項目を参照されたい。

経緯

千葉ニュータウン鉄道が保有する小室駅 - 印旛日本医大駅間は、元々都市基盤整備公団(現・独立行政法人 都市再生機構)が保有していた。これは、この鉄道が千葉ニュータウンへの連絡鉄道であるという経緯によるものであった。このため事業移行前は、「住宅・都市整備公団線(略称公団線)」であった。

旧「地方鉄道法」下では住宅・都市整備公団(当時)が北総開発鉄道(現・北総鉄道)に運転委託を行っていたが、「鉄道事業法」移行に伴い、同公団の事業形態については第三種鉄道事業者とされた(北総開発鉄道は第二種鉄道事業者となった)。このほか公団は各種地上設備に加え、独自形式の車両発注・保有も行っていた。

2004年7月1日、都市基盤整備公団は、都市再生機構への改組に合わせ同公団の鉄道事業を廃止することを決定し、保有していた鉄道事業財産(線路、駅舎、車両など)は、新たに京成電鉄が100%出資の上で設立した千葉ニュータウン鉄道に有償譲渡された。

所有車両

千葉ニュータウン鉄道になってから新造した9200形を除き、住宅・都市整備公団が所有していた電車を譲受した。

所有施設

なお、元々公団により建設された経緯から、上記各駅の駅名標北総鉄道とは異なるオリジナルデザインのものが使用されている。また公団時代には、駅舎に都市基盤整備公団のマークが設置されていたが、現在は北総線とのみ表記されている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:京成グループ
  1. 但し京成電鉄は、北総鉄道北総線内では千葉ニュータウン所属車両の運行を行わない。