兵頭精

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兵頭 精(ひょうどう ただし、1899年4月6日 - 1980年4月23日)は、日本女性パイロット

人物

日本で最初に航空操縦士免許を取得した女性である。

愛媛県北宇和郡好藤村東仲(現在の鬼北町)の出身で、松山市の済美高等女学校(現・済美高等学校)を卒業後、飛行家を目指す。

姉・カゾエの援助で津田沼伊藤音次郎の飛行学校で操縦を学んだ。大正10年(1921年4月、日本で航空取締規則が公布され、操縦免許制になった後、大正11年(1922年3月21日、三等飛行機操縦士免状を取得した。

免許取得直後の同年6月帝国飛行協会主催の飛行競技に参加したが、最初の女性パイロットということもあり、スキャンダル記事の対象になり、雲隠れするように航空界から、消えなければならなかった。

参考文献

第十六章 「雲のじゅうたん」考 女流飛行家第一号の周辺 p11〜p31
  • ジョジョ企画『女たちの20世紀・100人 -姉妹たちよ』(集英社、1999年)
  • 中村英利子『兵頭精、空を飛びます! 日本初の女性パイロットの物語』(アトラス出版、2000年) ISBN 4-901108-10-7

関連項目