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'''住友製薬株式会社'''(すみともせいやく、[[英語]]:Sumitomo Pharmaceuticals)は、かつて存在した[[住友化学|住化グループ]]の[[製薬]][[会社]]である。 == 会社概要 == * 2005年[[10月1日]]に大日本製薬株式会社と[[合併 (企業)|合併]]し、国内6位の製薬会社『'''[[大日本住友製薬|大日本住友製薬株式会社]]'''』が発足し、[[解散会社]]となったため現在は消滅している。 * [[住友化学]]の医薬事業と[[稲畑産業]]の医薬事業を統合して[[1984年]][[10月1日]]に発足。[[インターフェロン]]α製剤「スミフェロン」や[[成長ホルモン]]製剤「ジェノトロピン」(現在は[[ファイザー]]が販売)で急成長。現在は[[カルシウム拮抗剤]]の「アムロジン」やカルバペネム系抗生物質「メロペン」を主力製品とする。 == 沿革 == * 1984年[[2月6日]] - 住友化学工業(現:住友化学)と稲畑産業の医薬事業部を分離・統合して、「'''住友製薬株式会社'''」を設立。 * 1984年10月1日 - 営業開始。 * 1984年[[11月]] - 「インテバンクリーム」を発売。 * [[1985年]][[2月]] - 「ナトリックス」を発売。 * 1985年[[9月]] - 愛媛バイオ工場(現:愛媛工場)を竣工。 * 1985年[[10月]] - 研究所薬理棟を完成。 * 1985年[[12月]] - 「アルマール」を発売。 * [[1987年]][[4月]] - 「スミフェロン」を発売。 * [[1988年]][[1月]] - 「ボーンセラムP」を発売。 * 1988年[[5月]] - 研究所生化学棟を完成、「カトレップ」を発売。 * [[1989年]]4月 - 「GRF住友」を発売。 * 1989年5月 - 「ドプス」を発売。 * [[1990年]]10月 - 「アクエック-10」を発売。 * 1990年11月 - 「ダイドロネル」を発売。 * [[1991年]][[6月]] - 大阪商品センターを完成。 * 1991年[[8月28日]] - 「'''住友製薬ヘルスケア株式会社'''」を設立。 * [[1993年]][[3月]] - 「'''株式会社エイチ・エス・ピー'''」を設立。 * 1993年10月 - 「アクエック-TYPEII」を発売。 * 1993年12月 - 「アムロジン」を発売。 * [[1994年]] - 設立10周年。 * 1994年3月 - 茨木工場J棟を完成。 * 1994年11月 - 「'''エスピー・マルチサービス株式会社'''」を設立。 * [[1995年]]2月 - 愛媛バイオ工場研究棟を完成。 * 1995年3月 - 「'''株式会社ディナベック研究所'''」を設立。 * 1995年9月 - 「メロペン」を発売。 * [[1996年]][[7月]] - 福岡商品センターへ移転。 * [[1997年]]1月 - 東京商品センターへ移転。 * 1997年9月 - 北京事務所を開設。 * [[1999年]] - 設立15周年。 * 2000年6月 - 上海連絡所を開設。 * 2000年10月 - 「'''住友製薬バイオメディカル株式会社'''」を別会社化。 * [[2004年]] - 設立20周年。 * 2005年[[8月31日]] - 一般用医薬品事業を大日本防虫菊(KINCHO)へ移管された。 * 2005年[[9月30日]] - 住友製薬株式会社(住薬)が、21年間の長い歴史を持って営業終了し幕を閉じた。10月1日より大日本製薬株式会社と合併し「'''大日本住友製薬株式会社'''」となる。 == 医療用主力製品 == * アムロジン ・・・カルシウム拮抗剤 * メロペン ・・・カルバペネム系[[抗生物質]] * スミフェロン ・・・[[インターフェロン]]α * セディール ・・・[[セロトニン]]作動性[[抗不安薬]](日本初の薬効製品) * ルーラン ・・・抗[[精神病]]薬 * ドプス ・・・抗[[パーキンソン病|パーキンソン]]薬 * メルビン ・・・[[経口血糖降下薬]] * ヒビテン ・・・消毒薬 * [[タガメット]] ・・・[[ヒスタミンH2受容体拮抗薬]](世界初のH2ブロッカー製剤。[[2000年]]にスミスクライン・ビーチャムがグラクソ・ウエルカムと統合しグラクソ・スミスクラインとなり、グラクソが開発した同効能のザンタック(旧来住友製薬に販売委託していた)と重複するため、日本では販売・製造権ともに住友製薬へ譲渡した) * [[ジルテック]] ・・・抗[[花粉症|アレルギー]]剤(ユーシービージャパン (→[[:en:UCB (company)|UCB]]) 製造・発売。[[第一製薬]]との共同販売だったが、住友製薬との販売契約を解消し、2005年[[7月]]からグラクソ・スミスクラインに販売移管された) == 一般用医薬品事業 == * [[1960年代]]、住友化学時代から「ダン」ブランドの風邪薬や、[[シラミ]]駆除薬「スミスリン」シリーズ、[[痔]]の治療薬「ジーフォー」([[グラクソ・スミスクライン]]の製品である。 * 「[[コンタック]]」シリーズ等の製造を委託した)、近年はタガメット(前項参照)のスイッチOTC薬「住友胃腸薬チェロ」などを発売していたが、[[大日本住友製薬|大日本製薬]]との合併を機にヘルスケア(いわゆる大衆薬、[[一般用医薬品]]、OTC)事業から撤退することとなり、[[2005年]][[8月31日]]に子会社であった住友製薬ヘルスケアの全株式を[[大日本除虫菊]](KINCHO)に譲渡した。 * なお、同社は社名を「[[ダンヘルスケア]]」と変更している。住化時代は「住友の医薬」と称されていた。ジーフォーは[[佐藤製薬]]に譲渡された。 == 合弁企業 == * 海外メーカーとの提携に注力しており、バローズ・ウェルカム(現在のグラクソ・スミスクライン)との合弁である'''日本ウェルカム'''や、ICI([[インペリアル・ケミカル・インダストリーズ]]、現在の[[アストラゼネカ]])との合弁である'''ICIファーマ'''(後にゼネカへ社名変更)をグループ企業に擁していた。 == 関連項目 == * 大日本製薬 * [[大日本住友製薬]] * [[住友グループ]] * [[日本の企業一覧 (医薬品)]] == 外部リンク == * [http://www.ds-pharma.co.jp/ 大日本住友製薬] * [http://www.sumitomo-chem.co.jp/ 住友化学] * [http://www.inabata.co.jp/ 稲畑産業] {{DEFAULTSORT:すみともせいやく}} [[Category:1984年設立の企業]] [[Category:かつて存在した日本の医薬品メーカー]] [[Category:住友グループ]] [[Category:住友化学]] [[Category:かつて存在した大阪府の企業]] [[Category:かつて存在した東京都の企業]]
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