メカゴジラ
メカゴジラ(Mecha-Godzilla)とは、映画「ゴジラシリーズ」に登場する架空のロボット。
目次
概要
作品によって設定は異なるものの、「ゴジラを倒すことを目的に製作された」という共通点を持つ。映画製作時期ごとのロボットや機械に対するイメージがデザインに反映されている。
特技監督の中野昭慶によると、プロデューサーの田中友幸が「ゴジラ誕生20周年」のイベントとして、「昔メカニコングってロボット怪獣があったけど、ゴジラのロボットは作れないかな」とアイディアを出したことから生まれたキャラクター。1970年代当時台頭しつつあったロボットアニメからの影響も指摘されているテンプレート:Sfn。
メカゴジラの玩具は『ゴジラ対メカゴジラ』公開後、ブルマァクの合金人形「ジンクロン」や、ソフビ人形などのキャラクター商品の売り上げが好調であった[1]。
登場作品
公開順。
- ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
- メカゴジラの逆襲(1975年)
- ゴジラvsメカゴジラ(1993年)
- ゴジラ×メカゴジラ(2002年)
- ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年)
- 上記映画の他、テレビ特撮番組『ゴジラアイランド』(1997年)、パチンコ『CRゴジラ3』、パチスロ『ゴジラ・パチスロウォーズ』にも登場している。
昭和ゴジラシリーズのメカゴジラ
(各作品共通)
- 全高:50メートル
- 重量:4万トン
デザインイメージについては、特技監督の中野昭慶が「西洋甲冑のイメージを元に、ブリキのゴジラ人形を金づちで叩いて面取りを指示した」と語っているが、川北紘一によると、実際には川北がスチームパンク的なイメージに戦車のリベット表現を加えたものを、井口昭彦がまとめたものだという。井口を起用したのは川北で、これは川北が参加していたテレビ番組『ウルトラマンA』(円谷プロ、TBS)でのつながりからだったテンプレート:Sfn。映画ポスターにも井口のデザインイラストが使われている。当初の体色は白銀に虹彩ではなく、銀一色に黒い墨取りだった。この体色は次作『メカゴジラの逆襲』で生かされる。
メカゴジラの武器設定やネーミングは、宣伝部からの依頼のもと、「メカ好き」という川北紘一が行ったものであるテンプレート:Sfn。メカゴジラの光線は虹彩を生かしたカラフルなものだが、これも川北によるもので、先々年に『ウルトラマンA』で試したものを映画で生かしたものだというテンプレート:Sfn。
爆破技術で有名だった中野昭慶が特技監督を手掛けており、「全身が武器」との売り文句のメカゴジラの攻撃描写では派手な火薬効果が持ち込まれ、特に『メカゴジラの逆襲』での横須賀市の破壊シーンではセットの床を落とすなど、過激な爆破が幾度か登場する。
『ゴジラ対メカゴジラ』のメカゴジラ
ブラックホール第3惑星人の操る地球侵略用兵器として、鋼鉄の何倍もの強度を持つ「スペースチタニウム」を原料に、地球最強の生物ゴジラをモデルに作られた。
富士山の火口から岩石に収納されて飛来し、爆発した中からゴジラに偽装した姿で現れた。「偽ゴジラ」は声が金属的で、放射能火炎も背ビレの発光も黄色い。その正体を見破ったアンギラスと戦いとなり、これを倒した後、東京湾の工業地帯を襲う。このとき、倉庫の屋根を破って突如出現した本物のゴジラと鉢合わせし、「ゴジラ対ゴジラ」の決闘となる。この中で次第に表皮が破れ、人間にも機械の正体を見破られたところで、表皮を燃やしつくして本来の姿を現した。足底からのロケット噴射で自在に飛行する。
沖縄の玉泉洞深くのコントロールセンターから遠隔操作を受け、司令官の口頭の指示に従う。当初はヘッドコントローラーが脆弱で、前述のゴジラとの初戦でいきなり破損して退却しているが、皮肉にも地球人である宮島博士の手で改修されてからは安定した性能を発揮した。体内には全自動のミサイル工場が装備されており発射と製造を繰り返すため無制限にオールウェポン攻撃が可能である。
沖縄の決戦では圧倒的火力と飛行能力によりゴジラの熱線を避け、またバリアーにより熱線もゴジラの接近も無効化しゴジラとキングシーサーを苦しめたが、帯電して身体を電磁石化したゴジラとキングシーサーの頭突きにより動きを封じられ、さらにはゴジラに首をもぎ取られて敗北、沖縄の海底に沈んだ。
- テンプレート:要出典範囲
- 中野はメカゴジラの歩行演技に、歌舞伎の所作を採り入れたと語っている[2]。
- 企画段階
- 本作の原型となった『大怪獣沖縄に集合!残波岬の大決斗』ではガルガ星人に造られた「機械怪獣ガルガン」が登場する予定で、この設定は「ブラックホール第3惑星人」とメカゴジラの原型となっているテンプレート:Sfn。
- 検討用台本の『残波岬の大決斗 ゴジラ対メカゴジラ』ではガイガンとタッグを組んで戦う案があったテンプレート:Sfn。
- 造形
- 造形は安丸信行と小林知己。顔面は般若のイメージが投影されているが、これは同じ安丸によるジェットジャガーから引き続くものである。スーツは上下分割式でテンプレート:Sfn、ゴジラに首をもぎ取られるシーンでは上半身のみで撮影されているテンプレート:Sfn。頭部、手首はFRP、胴体はお風呂マットなどに使われる硬質ウレタン(ハードスポンジ)が使われているテンプレート:Sfn。眼は自動車のテールランプの流用。体色は、白銀色に数色の虹彩が施されている。腕はゴジラのようななで肩を避けるため、肩にひだをつけて腕が長くならないように留意しているテンプレート:Sfn。尾は短く、ゴジラの尾の長さの1/3程度である。
- 頭部の造形物は丸みを帯びたものと、シャープなものと二種類用意された。画面では分かりづらいが、歯は透明な樹脂で作られている。そのほか、カポック製で着ぐるみの1/2の大きさの飛行形態のメカゴジラも作られテンプレート:Sfn、メカゴジラ2にも流用された。また、2のヘッドコントーラー露出時の胴体は、本作のものを流用しているテンプレート:Sfn。
- 小林知己によって、発泡スチロール製の2尺サイズの飛行モデルが作られ、次作でも修正して使われた。
- メカゴジラが化けた偽のゴジラはアトラクション用のものでテンプレート:Sfn、次作ではゴジラの海のシーンに流用された。1983年には、雑誌『宇宙船』の企画で中島春雄がこのゴジラに入って演技を行っている。偽ゴジラによるコンビナート爆破のシーンは、前年暮れに公開された『日本沈没』(森谷司郎監督、1973年)の未使用カットを使用している。
- 偽ゴジラからメカゴジラへの変身シーンの合成素材には、メカゴジラにアルミ箔を貼って各所に仕込んだフラッシュを一斉に光らせているテンプレート:Sfnテンプレート:Refnest。
『メカゴジラの逆襲』のメカゴジラ(メカゴジラ2)
前作で海底に沈められたメカゴジラを、ブラックホール第3惑星人が真船博士の協力のもとで修復したもの。胸まわりの造形が「V」の字型に変更されているが、これは「ゴジラの放射能火炎を左右に散らすため」と、当時の設定で説明されている。また、腕の「MG」のエンブレムが「MG2」となり、前作はこの「MG」部分の色が赤だったが、今回は青になっている(「2」の文字は前作同様赤)。腹部装甲の追加や武装の大幅増加などの設定のためか、やや動きは鈍くなっており弱ったゴジラに格闘戦で一方的に追い詰められるなど格闘能力は低下している。前作から相変わらずの火力と防御力を誇るが、特に新たに強化された回転させながら放つ強化式フィンガーミサイルの威力は高く、チタノザウルスと共にゴジラを追いつめ、一度はゴジラを生き埋めにした。
生き埋め状態から復活したゴジラによって、前回と同様に頭部をもがれるが、頭の下には強力なレーザー発射装置が仕組まれており、逆にゴジラをピンチに陥れた。さらに前回の反省から、コントロールはコントロールセンターではなく、真船博士の娘であるサイボーグ・桂の脳波とリンクさせることで行っており、前作のように頭部が破壊されても、彼女の心臓が止まらない限り活動できる。だが桂自身が自決したため、コントロールや上記のゴジラの放射能火炎を左右に散らす設定も失われ放射熱線により木端微塵にされた。
- 検討用台本では、前作と同様に、最初は偽ゴジラとしての登場が予定されていたテンプレート:Sfn。
- 造形
- 造形は安丸信行と小林知己。頭部は前作の型の流用だが、前作で3列あった後頭部のヒレが1列しかない。FRP製の手首は回転式となり、指は前作より鋭角となって新造形された。胴体は、粘土原型から起こした石膏型から抜いたラテックス製で、前作よりもしっとりとした軟らかい質感となっている。体色は、前作で没となった銀色に黒の墨どりが施され、凄みを出している。
- レーザーヘッド装置を組み込んだ胴体には、前作のメカゴジラの胸部分を改造したものが使われテンプレート:Sfn、飛行模型も前作のものが流用された。
武装(両作品共通)
- スペースビーム
- 目から発射される虹色の溶解光線でメカゴジラの主力武器にして最強兵器。「I」のものはゴジラの熱線と同等かそれ以上の威力があり、あらゆる物体を溶解破壊する。「II」のものはゴジラの熱線をはるかにしのぐ威力を持つ。キングシーサーのプリズム眼球により2度撃ち返されたが自身はさほどダメージを受けなかった。
- デストファイヤー
- 鼻からの火炎放射。劇中では一度も使用されていない。実際に使用する場面としては、スーパーファミコンの格闘アクションゲーム『ゴジラ 怪獣大決戦』にて確認することが出来る。
- フィンガーミサイル
- 指そのものが強力なミサイルになっている。また「II」の物は先端が鋭くなり、通常より強力な回転式フィンガーミサイルを使用可能。その威力は大地を広範囲に渡って陥没させるものである。この能力で横須賀の街を破壊しくつくした他、ゴジラを生き埋めにしている。キングシーサー戦ではスペースビームを無効化されたためこちらのミサイル攻撃に切り替えている。
- クロスアタックビーム
- 胸部装甲が開き、高電圧破壊光線を発射する。
- ディフェンスネオバリヤー
- 頭部を回転させ、周囲に円筒形のバリヤーを張る。一度発生すると頭部の回転が止まっても効果は持続する。「II」は使用せず。
- ホーミューショット
- 膝に装備されたミサイル。
- ハイプレッシャーホーミング
- 足の指もミサイルになっている。
- その他、「II」には二重構造の頭部にレーザー発射装置、手足の甲にミサイルが追加されている。また、両機共通で非公式ながら、口部にもミサイルが内蔵されている。
- 「偽ゴジラ」の状態では上記の武装は使わず、口から黄色い光線を吐いている。アンギラスとの戦いでは、ゴジラの技である「ゴジラプレス」を使用。
『ゴジラvsメカゴジラ』のメカゴジラ
- 全高:120メートル
- 総重量:15万トン(スーパーメカゴジラ時:15万482トン)
- 飛行速度:マッハ1(スーパーメカゴジラ時:マッハ2)
- 動力:レーザー核融合炉
- 燃料:重水素ヘリウム3ペレット
G対策センターが前々作『ゴジラvsキングギドラ』で海中に沈んだメカキングギドラを引き揚げ、23世紀の技術を解析して作った対ゴジラ兵器。燃料は衛星軌道中で生成される重水素ヘリウム3ペレット。球体関節を使用し、全体的に丸みを帯びたアール・デコ風デザインとなっている。尾は体に比べて短い。
機体の形式番号は UX-02-93。撃墜時のメッセージに「本機は」の部分が「This ship was…」と表記されており、外観はともかく艦艇である。スーパーX2の外装に使用した超耐熱合金をさらに上回る耐熱性をもつ金属「NT-1」(燃料と同様、無重力の宇宙空間の工房で生成)をベースに、スーパーX2のファイヤーミラーで使用した人工ダイヤモンドをコーティングすることによって、ゴジラの熱線を完璧に防ぐことができる。稼働用メインコンピューター名称はREIKO[3]。
耐久面ではそれまでのG兵器の比ではなく、ゴジラに決定打を与えられるほどの兵器を搭載しているが、機動性は劣悪で、身軽なファイアーラドンには一時苦戦した。ただし、旋回する首部分により目標を常にセンサーで捕捉しているため、砲撃では高い命中率を誇り、低い機動性もある程度カバーしている。マッハ1で飛行が可能であるが、地上での移動速度はゴジラよりも遅いため格闘戦には向いておらず(関節の駆動範囲に限界があるため、組み伏せられて一方的に尾で殴られていた)、ゴジラの熱線を無効化しつつ、ホバリングで移動しながら距離を置いての砲撃が主戦法である。この戦法は初代スーパーXから取られ続けてきたもので、従来機種の集大成と言える。
高い攻撃能力と強固な装甲を兼ね備えた兵器ではあるが、ショックアンカーから電流が逆流したり、プラズマ・グレネイドの連続使用により機体がオーバーヒートするなど、想定外の機能不全も目立った。なお、プラズマ・グレネイド発動可能時、メガ・バスター等発射時にはにはゴジラのように咆哮する機能も搭載されている(この際、口中が発光する)。
後に、同じくG対策センターが作ったガルーダと合体できるよう改良され、その形態はスーパーメカゴジラと呼ばれる。この計画は、ゴジラとの初戦においてメカゴジラの機動性の低さが問題となったため、青木一馬がメカゴジラ設計計画の責任者に直談判(一馬の行動はガルーダに対する愛着が原因)したことによって現実のものとなった。スーパーメカゴジラとなることで、機動力・出力の向上とともに、ガルーダに装備されたハイパワーメーサービームキャノン2門も使用可能になる。通常3人(追加の搭乗員を含めて4人、最大5人)の搭乗員で操縦され、ゴジラの腰部にある「第二の脳」を直接攻撃するGクラッシャーの使用などにより一度はゴジラを完全に沈黙させたが、瀕死のラドンの生命エネルギーを吸収してゴジラが復活、この際、風化したラドンの粉とゴジラから発せられた高熱を浴び、ダイヤモンド・コーティングが溶け出してしまい、必殺のプラズマ・グレネイドが使用不能に陥った。
ゴジラのハイパーウラニウム熱線に正面からメガ・バスターで撃ち合うも、相殺の際に発生した爆発で弾き飛ばされ、身動きが取れなくなったところに幾度も熱線を浴び、装甲の耐久限界を超えた末にガルーダと共に爆発炎上した。コクピットは脱出モジュールになっており、爆発の際に脱出し搭乗員は全員生還した。一部書籍では機体はMOGERA開発後もGフォース基地にて修理が行われているという記述がある[4]。
- スーツアクターは福田亘。
- 当時の書籍『ゴジラvsGフォース』においては、米軍の意向で建造された可能性が指摘されている。
- テンプレート:独自研究範囲
- ソフビ人形は公開当時は「メカゴジラ 93」というネーミングだったが、後に昭和版やミレニアム版との区別から「Gフォースメカゴジラ」と呼ばれるようになった。
- 『ゴジラ FINAL WARS』でタイトルデザインを担当したカイル・クーパーは、同映画DVDの特典映像で自分の所有しているソフビ人形を取り出し「一番好きなメカゴジラだ」と語っている。
- デザイン
- 検討用プロットでは7体合体ロボットとして発想されたがテンプレート:Sfn、実現は難しいとして2 - 3機の合体メカとしてデザインが進められた[5]。イラスト版ポスターでも陸上用の機体と飛行機体との分離・合体が出来るかのように描かれていたが、本編では後述のガルーダとの合体にとどまっている[5]。この分離・合体機構は後の『ゴジラvsスペースゴジラ』の MOGERA の機構として登場している。
- 初期は初代メカゴジラ同様の角張ったデザインで描かれていたが、川北紘一が依頼したバンダイの村上克司により曲線を主体としたデザインが提示されこれが採用された[5]。吉田穣による最終デザイン画が存在するが、実際には川北の監修の下で村上修一によって作られた粘土の雛型が決定デザインとなったテンプレート:Sfn[5]。着ぐるみのメッキ処理も考えられていたがテンプレート:Sfn、さまざまな問題で断念された。
- 造型
- 着ぐるみは初代同様上下分割式となっているテンプレート:Sfnテンプレート:Sfn。制作されたスーツは1体のみで、アップ用・アクション用の区別は無い。素材はFRPだが非常に薄く作られており、軽いスーツに仕上がっている。ドックのシーンではネオン管を用いて実際に火花を放電させているテンプレート:Sfn。首が自由に旋回し、特に膝・足首・肩関節部分の可動は、パーツが内側に滑り込む構造となっており、中に人間が入っていることを忘れさせるようなリアルな動きとなっていた。
- 修復には時間がかかるため、当初は傷がつかないよう控えめな演技となっていたテンプレート:Sfn。撮影の最終カットは屋外での発進シーンで、その前がゴジラにやられ爆発炎上するシーンであり、高熱で全身水ぶくれのようにになったスーツを修復して臨んだ[6]。
- 派生作品での扱い
- 坂井孝行による漫画版『ゴジラVSメカゴジラ』では、デザインや搭載されている武装(多量の実弾兵器を搭載されているほか、頸部にクロスアタックビームを装備)が異なるほか、メカキングギドラのパーツを流用した部分に「ゴジラ抹殺」を目的としたプログラムが残っており、操縦を無視して暴走する事態(開発中からたびたび発生していたらしく、関係者は“アレ”と呼んでいる)を起こした。暴走したスーパーメカゴジラはゴジラを完全に圧倒、一度はゴジラの首を吹き飛ばして殺害した。さらにベビーゴジラすらもゴジラと認定、抹殺しようとし、ラドンの力を借りて復活したゴジラに叩きのめされた。最終的にはゴジラに首をもぎ取られるも、ゴジラに絡みついて自爆を敢行する。しかし、ゴジラは爆発の中から無傷で生還した。同作者による『ゴジラvsスペースゴジラ』の漫画版では修復が完了されており、強奪されたMOGERAを追撃したが、一方的に撃破されている。
- セガサターンのゲームソフト、『ゴジラ 列島震撼』でもGフォースの対ゴジラ兵器として登場。本作ではブラックホール第3惑星人製メカゴジラの残骸を基に開発されている。六ヶ所村の原発に出現したゴジラ及びビオランテを迎撃する際に出撃。その後、スーパーメカゴジラに強化された際には横浜に上陸したバトラを迎撃する。この際、Gフォース特殊兵器部隊隊長の宮田が自ら搭乗、指揮していたが、2匹のバトラの波状攻撃の前には及ばず撃破され、宮田も殉職している。
武装
- メガ・バスター
- 「口」にあたる部分から発射される、虹色のビーム。メカキングギドラのレーザー光線砲を強化した物と思われる。ゴジラの熱線と同等の威力を持つ。ただし、長時間発射するとオーバーヒートする。作中では10秒程度連続発射し、ゴジラの熱線と撃ち合いを演じた後、オーバーヒートを起こして動けなくなっている。
- レーザーキャノン
- 「目」にあたる部分から発射されるレーザー。ファイヤーラドンとの戦闘時には、右目側を破壊されたが、スーパーメカゴジラ合体時に復旧。しかし以後は使われていない[7] 。MOGERA にも同様の武装がある。
- ショックアンカー
- 腕部に内蔵の放電アンカー。ゴジラに直接撃ち込み、高圧電流を流し、麻痺させる。鈴鹿山脈の山中での戦闘では、ゴジラを仕留めるには電圧が足りず、さらにゴジラの体内放射によって電流が逆流。機関部が炎上してメカゴジラは行動不能に追い込まれる。その後、Gクラッシャーへと換装・強化された。
- Gクラッシャー
- ショックアンカーの強化版。ゴジラの腰にある「第二の脳」を粉砕し行動不能にする目的で開発された。ショックアンカーを上回る高電圧を放射可能。使用にはゴジラと交感できる三枝未希の搭乗を必要とする。ゴジラを撃破した数少ない兵器の一つではあるが、ゴジラがファイヤーラドンと融合した際に破壊されてしまい、ゴジラも復活してしまう。MOGERAの「スパイラルグレネードミサイル」はこの武器を応用して作られたものである。
- パラライズ・ミサイル
- 両肩の3連装の発射口から連射する麻痺弾。最大で60発装填可能である。鈴鹿戦でゴジラにショックアンカーを撃ち込むために使用され、幕張戦ではプラズマ・グレネイドの代わりにオールウェポン攻撃に使用された。
- トランキライザー・ミサイル
- 両腰の発射口から発射する麻酔薬と精神安定剤を混入したミサイル。ゴジラにGクラッシャーを命中させるために発射された。
- プラズマ・グレネイド
- メカゴジラ最強の武装。全身のダイヤモンド・コーティングを通じて照射されたゴジラの熱線を吸収し、プラズマエネルギーに変換。収束・増幅して腹部砲門より発射する攻防一体の光学兵器。凄まじい高熱を発するため連続使用においては制限がある。そのためメカゴジラには冷却用の大容量コンデンサが搭載されている。ダイヤモンド・コーティングが溶解してしまうと使用できない欠点がある。威力は凄まじく、一撃でゴジラをダウンさせ、ファイヤーラドンに対しては瀕死の重傷を負わせた。
- ホバーアタック
- ジェット噴射で空中に浮遊し、ゴジラと一定の距離を置きながら攻撃する。破格の砲撃性能と防御力を持ちながらも機動性・近距離戦闘能力が著しく劣悪なメカゴジラの、有効な戦術である。クライマックスでは、ガルーダと合体し、スーパーメカゴジラとなり、より機動性を高めた上で、ゴジラの背後に付き、Gクラッシャーを打ち込む。
- ダイヤモンド・コーティング
- スーパーX2のファイヤーミラーで使用された人工ダイヤモンドを全身にコーティング。これにより、ゴジラやファイヤーラドンの熱線を完璧に無力化することができる。また、プラズマ・グレネイドを発射するために必要な熱線を吸収する機能を持つ。プラズマ・グレネイドの項にて説明されているとおり、ダイヤモンド・コーティングが破損・溶解などによって支障をきたした場合、プラズマ・グレネイドが使用不可能となる。
- ハイパワーメーサービームキャノン
- 長射程のメーサー砲。ガルーダの主武装であり、改良されてスーパーメカゴジラの武装としても使用される。
ガルーダ
映画『ゴジラvsメカゴジラ』に登場。
- 全長:84メートル
- 全高:22.8メートル
- 全幅:58メートル
- 総重量:482トン
形態的には大型戦闘爆撃機だが、劇中「1号ロボット」と呼ばれている。機体形式番号は UX-01-92。機体制御のオペレーションシステムはARISA[3]。
元々は対ゴジラ兵器としてGフォースで開発されていた。過去の主力機スーパーXシリーズとは比較にならない高い機動力を獲得したが、対ゴジラ用の攻撃力が限界に達してしまい開発は中止。強力な2号機(= UX-02-93・メカゴジラ)の開発により、その後はドックに展示されていた。しかし、ゴジラに対しメカゴジラの機敏性向上等の問題が発生し、G対策センターのガルーダ開発スタッフ・青木一馬の提案(脅迫)で、ジョイントの増設などの改修によりメカゴジラ用の強化アタッチメントとして改修され実戦投入されることになった。
主武器に長射程のハイパワーメーサービームキャノン2基を搭載しているが、ファイヤーラドンとの空中戦ではラドンを牽制して誘導するも、撃墜されている。
メカゴジラの背部に合体しスーパーメカゴジラとなることでさらに威力を発揮する。合体後はメカゴジラのコックピットからガルーダの制御ができる。搭乗員は1名(メカゴジラとの合体後は無人でも可)。
本機の機動力重視の戦闘スタイルは、MOGERAおよびスーパーX3に継承される。
- 坂井孝之によるコミック版での機体形式番号はDAG・MBS・SP-Xガルーダとされており、スーパーXとして開発されたことを示唆している。『ゴジラ 列島震感』では、対ゴジラ戦闘機という形で登場。基地発進コマンドで出撃可能な航空機の中では高い攻撃能力を持っている。
- デザイン
- 当初はラドンに対するメカラドンという位置づけで、鳥型のデザインで描かれていた[5]。
- 2 - 3機合体で検討されていたメカゴジラの合体メカの一つとしてデザインされたものやガルーダ自体が合体メカとしてデザインされたものも存在する[5]。
- 最終的なデザインはオガワモデリングによる[5]。
- ミニチュアは『怪獣プラネットゴジラ』へ流用され、大サイズがアース号へ、小サイズがプラネット号へそれぞれ改造されたテンプレート:Sfn。
ミレニアムシリーズのメカゴジラ(3式機龍)
『ゴジラ×メカゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場。
- 全長:60メートル
- 総重量:4万トン(重装備型)、3万6千トン(高機動型)
特生自衛隊が2003年に完成させたという設定のため、「3式」の名を持つ。正式名称は「3式多目的戦闘システム (MFS-3 :Multi-purpose Fighting System - 3)」。単に「機龍(きりゅう)」とも呼ばれる。「メカゴジラ」の名称は劇中で開発者の1人、湯原徳光とその娘・沙羅が呼んだのみである。『東京SOS』では「メカゴジラ」の名称は一度も出なかった。
日本政府により極秘裏に、東京湾の千葉県館山沖の海底から1999年に引き揚げられた初代ゴジラの骨[8]をメインフレームとして製作された。操縦は、支援航空機「AC-3 しらさぎ」からの遠隔操作によって行われる。首と腰部にある3ヶ所のメンテナンスハッチ(それぞれMB1・MB2・MB3と呼ばれる)から本体に乗り込み、メンテナンスブースから直接操縦することも出来るが、戦闘時に生じる加速や衝撃は殺人的なレベルであり、直接操縦による任務遂行は事実上不可能である。
最大稼働時間は2時間程度で、それを越える場合やエネルギーが尽きた場合、最も近い自衛隊基地からエネルギーをマイクロウェーブ方式で「しらさぎ」を経由して供給される。現場での応急修理が必要となった時のために前述のメンテナンスハッチとメンテナンスブースが備わっており、出入り口には搭乗者のための放射能除去装置が取り付けられている。放射能除去装置は2003年時には備え付けのボタンで起動させる手動仕様だったが、2004年時には新たに取り付けられた赤外線に触れることで起動する自動仕様に改修されている。
伝達システムにはDNAコンピュータが利用されている。このDNAコンピュータは当初、骨に残留していたゴジラの骨髄間質細胞を使用していたため、初陣ではゴジラの咆哮に共鳴したことで暴走、しらさぎ3号機を墜落させ、アブソリュート・ゼロ以外の武装全てを使い八景島周辺をエネルギーが尽きるまで破壊の限りを尽くし大被害をもたらしてしまう。後にDNAコンピュータをゴジラと違うものに書き換えることにより、暴走することはなくなった。
DNAコンピュータを用いた処理速度の向上により「相手から距離を置いて遠距離戦闘を行うメカゴジラ」とは違い、バックユニットを切り離すことで身軽になり、ゴジラの熱線を紙一重でかわす、殴る、尾をつかんで投げ飛ばすなど従来のメカゴジラとは異なる精緻かつ素早い動作を実現し、ゴジラと互角以上の肉弾戦を繰り広げた。
ゴジラとの初戦ではDNAコンピュータが暴走するトラブルが発生するも、品川での決戦では右腕とアブソリュート・ゼロを失いながらもゴジラと痛み分けに持ち込んだ(『ゴジラ×メカゴジラ』)。また、その翌年には右腕にスパイラル・クロウなどを装備し「3式機龍〈改〉」となる。モスラを交えた戦いでの終盤、自らの意思を持ちコントロールを離れ、幼虫モスラの糸で動けなくなったゴジラを抱えたまま飛行、たまたま乗りこんだ整備員中條義人を脱出させ、その際、自分を命がけで修理してくれた義人に対し、メンテナンスブースのモニターを介して「SAYONARA YOSHITO」という最後のメッセージを送り、そのままゴジラと共に日本海溝深くに沈んだ(『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)。
バックパックを装備した状態を「重武装型」、切り離した状態を「高機動型」と呼ぶ(劇中での言及はなし)。
- 現実でのロボット工学技術やバイオテクノロジーなどの向上を反映した設定となっている[9]。また特生自衛隊の所有兵器であるという設定から機体コードだけでなく兵装の名称にも、自衛隊の装備品を意識した設定が用いられている。
- スーツアクターは『ゴジラ×メカゴジラ』では石垣広文、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では中川素州。
- デザインは西川伸司。西川は『VSメカゴジラ』でもメカゴジラのデザイン案を提出しているテンプレート:Sfn。以前のメカゴジラよりもさらに機械的なデザインだが、先代二種との形状での一番の大きな違いは初代ゴジラの骨格がベースのためか、尾が短く基本的に無可動だったそれまでのメカゴジラに比べてより長くなっており、旋回して振り回すことにより打撃にも用いられた。全身に動力パイプなどが張り巡らされており、劇中で五十嵐隼人が発言した「生体ロボット」のイメージで表現されている。
- 飛行シーンなどではオールCGの機龍が使用された[9]。またブースターなど部分的にもCGが使用されている[9]。
- 予告編などでは「超攻撃型メカゴジラ」と表現された。
- テンプレート:独自研究範囲
武装
- 99式2連装メーサー砲
- 口内に装備されている小型メーサー砲。出力は低いが、メーサービームの共振作用によって90式メーサー車の240%の破壊力に達する。その威力は、顔や傷口などの急所に浴びせればゴジラでも大きくひるむほど。
- 光線の色はゴジラの熱線との差別化で黄色に設定された[10]。
- 0式レールガン
- 下腕部に装備される、高速連射が可能なレールガン。改修後には、改良型の4式レールガンが同箇所に装備されている。威力は低く、主に先制攻撃や牽制に使用されていた。
- メーサー・ブレード
- 0式レールガンユニット内に格納されている小型の刃。突き刺して内部から電流を浴びせる。
- バックユニット
- 背部に装備される、武装と大出力ブースターを内蔵したユニット。改修前と後では大きく形状が異なる。家城茜の機転で、破損したユニットを強制排除する際にゴジラにぶつけた戦法が有効と評価されたため、改修後には大きく屈まなくても射出でき、さらに左右片方ずつ撃ち出せるできるようになっている。1発目はゴジラの熱線で撃ち落されたが、時間差で撃ち出された2発目は直撃、大爆発を起こしゴジラを一時ダウンさせた。
- 多連装ロケット弾
- バックユニットに内蔵されている大型ロケット弾。MRL・2MkIVとも呼ばれる680ミリロケット弾、改修後には改良型が装備されている。『ゴジラ×メカゴジラ』では87式、『東京SOS』では04式をそれぞれ装備。
- 95式470mm多目的誘導弾
- バックユニットに内蔵されている、曲射弾道タイプの小型ミサイル。零距離で組み合いながら発射したり、ビルを盾にしながら発射するなどの曲射でゴジラを翻弄した。改修後には、98式320ミリ多目的誘導弾も装備されている。
- 3式絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)
- 胸部ハッチ内に装備されている、機龍の最終兵器。-273.15℃という絶対零度の光弾を発射、直撃した物体を一瞬で凍結し、さらにはわずかな衝撃で分子レベルまで破砕してしまう。極めて強力な兵器だが、発射にはエネルギーの40%近くを消費するために多用はできない。ゴジラと組み合ったまま零距離で発射され、殲滅には失敗したものの胸に大きな傷を負わせて、退散させることに成功。ただし右腕もろとも、心臓部である巨大な共有結合性結晶(人工ダイヤモンド)をこの戦闘で破損し、防衛予算の都合で用意できなかったために改修後には取り外されている。
- 4式対獣掘削装置(スパイラル・クロウ)
- 改修後の追加武装。ゴジラとの戦いで大破した右手を完全に機械化して修復する際に追加された。指がまとまり、さらに変形してドリルとなる。ゴジラの皮膚を貫き、高速回転でえぐることで大ダメージを与えた。
- 4式3連装ハイパーメーサー砲
- 改修後の追加武装。アブソリュート・ゼロが修復不可能なため、代わりに胸部に装備された。アブソリュート・ゼロに比べると攻撃力の大幅な低下は否めないが、2連装メーサー砲と同時発射し、スパイラル・クロウでえぐった傷口を集中的に攻撃することでゴジラを戦意喪失にまで追い込むことに成功した。なお、ハッチにはクローが装備されており、ゴジラを抱える際に用いられた。
- ワイヤー
- 『東京SOS』で使用。機体各部から射出される。ゴジラを自身に縛り付けるのに用いられた。
『ゴジラアイランド』のメカゴジラ
『ゴジラアイランド』には、1974年版と1993年版の両方がそれぞれ別々に登場している。1974年版は全身真っ黒のブラックメカゴジラとゴジラに化けた偽ゴジラ、1993年版のものはゴジラアイランドに配備された兵器として登場。1993年版とブラックメカゴジラは劇中で対決している。造形物はいずれもバンダイのソフビ人形。
Gガードのメカゴジラ
Gガードに配備された兵器。オートマチックで動くことができるが、司令官が操縦することもある。
ザグレスが初めて攻めて来た際にいち早く実践導入されるが、ヴァバルーダのビーム砲で撃墜された。武装は目からのレーザーキャノンと口からのメガバスター[11]。普段は電子頭脳によって司令官の指示と自らの判断で行動している。メカキングギドラ戦で司令官が搭乗してから、以後司令官が操縦することが多くなる。
偽ゴジラ
X星人がゴジラの評判を落とすために送り込んだゴジラの偽者。外見はゴジラだが、本物のゴジラの熱線を腹にあびた際、外皮がくずれメカゴジラのボディが露出。そして本物のゴジラと戦うも、本物よりはるかに弱かったらしく、同じ所に再び熱線を浴びせられあっけなく爆発した。
- 「宇宙船YEAR BOOK 1999」では、名称を「ニセゴジラ」と表記している[12]。
ブラックメカゴジラ
全身真っ黒のメカゴジラ。ザグレスがゴジラとメカゴジラの戦闘データを研究し、下請けの業者に作らせたものだったが、不良品であり廃棄処分にされていた。
暗黒大皇帝に解任を言い渡されたザグレスが搭乗し、トレマの乗るメカゴジラと対決した。卑怯な戦法を使ったため、ザグレスはメカゴジラから連れ出されるが、プロトモゲラを奪い、ゴジラを攻撃する。しかし、今度はトレマが操縦することになる。不良品なので、すぐにエンストする。だが武装は目からのスペースビーム、口からの黄色い熱線、鼻からのデストファイヤー、指からのフィンガー硬化弾(ミサイル)と『ゴジラアイランド』に登場する怪獣の中では、最も多い武器数となっている。
- 後に雑誌ハイパーホビーの史上限定版ソフビとして限定発売された。
『ゴジラ・ジェネレーションズ・マキシマムインパクト』のメカゴジラ
ドリームキャスト用ゲーム『ゴジラ・ジェネレーションズ・マキシマムインパクト』には、G型高機動戦闘ロボットSMG-IIndが登場する。
国連G対策センターが対ゴジラ戦闘メカの次世代機として開発したG型高機動戦闘ロボットであり、その形状はスーパーメカゴジラに類似する。ふくらはぎの部分に高速ホバーシステムを搭載しており、地表を高速で滑走することが可能。しかし、その性能を発揮するためには乗員の安全性と判断速度が障害になると判明したため、人工知能「BH-3」によって制御される完全無人機としてロールアウトした。オープニング映像では専用の輸送機によって長距離輸送されるシーンが描写されている。
武装は口腔部からなぎ払うように発射されるレーザーカッター、両肩に装備された2連メーサーキャノン、腕部に取り付けられた4連ガトリング砲状のプラズマ光弾、胸部から放射される大威力のプラズマキャノン、頭部を保護するバリアーも装備されている。また、両腕から発射されるワイヤークローで対象を捕縛し、ホバーシステムの出力を最大にしてジャイアントスイングの要領で振り回すワイヤークローアタックは、ゴジラの巨体すら投げ飛ばしてしまう。
- 全高:120メートル
- 総重量:15万トン
- 動力:レーザー核融合炉
- 装甲:超耐熱合金NT-1+及び人工ダイヤモンドコーティング
- 武装:
- レーザーカッター
- 2連メーサーキャノン
- プラズマ光弾
- プラズマキャノン
- ワイヤークローアタック
パチンコ・パチスロ機
- 『CRゴジラ3』では、実写カットは『東京SOS』の着ぐるみを使用。ただし胸の武器はアブソリュート・ゼロ。テンプレート:要出典範囲
- 『ゴジラ・パチスロウォーズ』の液晶演出で登場するのは、CRと同じく『東京SOS』のもの。胸の武器がアブソリュートゼロ(三連メーサーも発射しているため、実際どうなっているのかは分からない)。テンプレート:要出典範囲劇中とは違い、自身で飛行する姿も見せる。
その他
- 漫画『怪獣王ゴジラ』に悪の科学者であるマッド鬼山がブラックホール第3惑星人のメカゴジラの電子頭脳を発見し再生・改造した設定で登場。
- ゲーム『超ゴジラ』ではGフォースメカゴジラが登場するが、宇宙人によって利用されてゴジラと戦う。
- 『幻星神ジャスティライザー』にメカゴジラをモデルとしたライゼロスが登場したテンプレート:Sfn。
- 『ゴジラ FINAL WARS』では、南極基地のシーンで初代メカゴジラのテーマソングがかかっている。
- 中日ドラゴンズ所属のプロ野球選手・佐伯貴弘は、松井秀喜に対抗して一時期「メカゴジラ」と名乗っていた。
- オリジナルビデオ『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』のメカゴモラの出現シーンはメカゴジラのオマージュとなっている[13]。
- 『ポケットモンスターベストウイッシュ』82話「映画対決!出撃イッシュ防衛隊!!」で映画の中に登場したバンギラスに偽装したメカバンギラスが正体を現すシーンは偽ゴジラが初代メカゴジラの正体を現すシーンのオマージュである。
脚注
参考文献
関連項目
テンプレート:ゴジラ- ↑ くらじたかし『マルサン-ブルマァクの仕事』文藝春秋〈文春文庫〉、2001年、241頁。
- ↑ 『ゴジラ対メカゴジラ』DVDコメンタリーより
- ↑ 3.0 3.1 監督の大河原孝夫が、この作品の前に観月ありさ主演映画『超少女REIKO』のメガホンを採ったことにちなんでいる。
- ↑ 『テレビマガジングレート百科42 ゴジラvsスペースゴジラひみつ大図鑑』(講談社:1995)巻末見返し部、Gフォース基地見とり図のメカゴジラドック部の記述より。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 テンプレート:Harvnb
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ ラドンによって右のレーザーが破壊される直前に既に右目が光っていなかった。その次のカットで再び両目が点灯しその後片目は破壊される。
- ↑ シリーズ第1作『ゴジラ』(1954年)で、オキシジェン・デストロイヤーによって倒されたゴジラの骨をベースにしたという設定。本来、オキシジェン・デストロイヤーには骨をも溶解する威力があるという設定で、実際に初代ゴジラでは骨まで溶けて跡形も無くなってしまったという描写もあるが、『ゴジラ×メカゴジラ』では全身の骨格が残っていたということになっている。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 『ゴジラ×メカゴジラ』劇場パンフレットより。
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 色は前者が虹色、後者が黄色であり、映画とは反転している。
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 「ウルトラの常識 ウルトラセブン&ウルトラマンゼロ篇」(双葉社、2012年)。