マット・デイモン

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テンプレート:ActorActress マット・デイモンMatt Damon, 1970年10月8日 - )は、アメリカ合衆国俳優脚本家身長178cm。

生い立ち

マサチューセッツ州ケンブリッジにて、マシュー・ペイジ・デイモン(Matthew Paige Damon)として生まれる。父親のケント・テルファー・デイモンは株式仲買人、母親のナンシー・カールソン=ペイジはレスリー大学の教授[1]イングランドスコットランドフィンランドスウェーデンの血を引く。兄のカイルは彫刻家[2]

マットが2歳の時に両親は離婚し、ニュートンに引越す。1988年に高校卒業後、同年にハーバード大学に進学。

10代の頃より役者を志し、ハーバード大学在学中から端役で映画やテレビに出始め、結局大学は中退した。だがこの決断を後に後悔している[3]

キャリア

1988年にジュリア・ロバーツ主演の『ミスティック・ピザ』で端役デビュー。1996年には『戦火の勇気』にヘロイン中毒患者の役で出演するため、2日間の撮影のために100日間で18キロの減量を行った[4][5]。この時の無理な減量のために数年の間、体調を崩すことになる[5]

無名時代、幼馴染のベン・アフレックと共に自分達で脚本を書くことを思いたち、授業用に書いた若き数学の天才に関する脚本を映画用の脚本として完成させる。その脚本が後の1997年、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』として映画化され、1998年公開。ベン・アフレックと共にアカデミー脚本賞を受賞している。同作品ではアカデミー主演男優賞にもノミネートされた。この脚本の映画化には、ベンに見せた1992年から完成の1997年まで、長い年月と紆余曲折を要した。

2001年にはジョージ・クルーニーブラッド・ピットらと共演した『オーシャンズ11』に出演(2004年と2007年にも続編が公開された)。2002年にはアクション映画ボーン・アイデンティティー』が大ヒット。2004年には続編も作られ、2007年にはシリーズ3作目の『ボーン・アルティメイタム』が公開され、2億ドルを越えるヒットとなった。

2007年には『フォーブス』誌が選ぶアメリカ映画出演料当たり興収のランキングでトム・ハンクストム・クルーズの2倍以上の高収益俳優としてトップに輝いた。また、同年には『ピープル』誌が選ぶ2007年の“最もセクシーな男”に輝いた。

2007年7月25日にハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれた。

2009年公開の『インビクタス/負けざる者たち』でフランソワ・ピナールを演じてアカデミー助演男優賞にノミネートされた。

人物・私生活

共演した女優と交際することが多く、これまでクレア・デインズ(『レインメーカー』で共演)、ミニー・ドライヴァー(『グッド・ウィル・ハンティング』で共演)、またウィノナ・ライダー[6]やモデルのブリジット・ホールらと交際。

2005年に『ふたりにクギづけ』撮影中にマイアミで知り合ったアルゼンチン人の女性ルシアナ・ボザン・バロッソと結婚し[7]、彼女の娘(アレクシア)の養父となる。また、2006年6月11日には実子の第一子となる長女(イザベラ)が[8]2008年8月20日には第二子となる次女(ジア)が[9]2010年10月20日には第三子となる三女(ステラ)が生まれた[10]

ケンブリッジで隣人として交流のあった歴史家、著述家で社会運動家のハワード・ジンの自伝的映画『You Can't Be Neutral on a Moving Train』と『民衆のアメリカ史(A People's History of the United States)朗読版』でナレーションを務めている。

第三世界での貧困阻止やAIDS撲滅[11]ダルフールなどでの大規模な残虐行為の阻止を呼びかけたり[12]と幅広く慈善活動を行っている。

金銭・逸話

2002年1月、当時の恋人オデッサ・ウィットミアにクリスマスプレゼントとして45000ドル(日本円で約590万円)のBMWを贈っていたことがわかった。ウィットミアはこのお返しとして、映画館サイズの巨大なポップコーン製造機をデイモンに贈ったという。デイモンは早速、このプロ用ポップコーン製造機を自宅の試写室に設置したという[13]

2002年1月、大ヒットとなった犯罪コメディ映画『オーシャンズ11』のギャラとして同映画の興行総収益の8%が後で支払われるという条件の下に、取り合えずは前金でわずかな手当てを受け取ったことがわかった。『オーシャンズ11』の興行総収益は国外での収益も含め、5億ドルにも上る成績を残しており、デイモン自身に最終的に入るお金は2000万ドル(日本円で約26億4,000万円)にもなる可能性があるという[14]

2008年1月、マイアミのレストランに入ったデイモンは520円位のコーヒーを1杯注文したのだが、帰り際に10万円ものチップを置いていったという[15]

2010年3月、ニューヨーク・デイリーニュース紙によると、ニューヨークのレストラン「スタントン・ソーシャル」で妻ルシアナと友人らと食事をし、400ドル(日本円で約3万6000円)ものチップを残したという[16]

エピソード

  • コメディアンのジミー・キンメルが司会を務めるアメリカ合衆国のテレビ番組『Jimmy Kimmel Live!』では、デイモンのことをからかったり茶化したりするのが恒例になっている。
    • キンメルが毎番組終了時にその日の出演ゲストに感謝を述べた後、「(この後出演する予定だった)マット・デイモンには申し訳ないが時間が来てしまった」とコメントする定番のジョークがある(『オーシャンズ13』プレミアでも、レッドカーペットを歩く本人を取材のために呼び寄せておいてから同じジョークを決行した)。
    • デイモン本人もネタにされるのを楽しんでいる様子で、『ボーン・アルティメイタム』のパロディ予告編(ボーン役だけが番組の太ったメキシコ系出演者に差し替えられた)ではデイモンもボーンとして予告編中に登場し、キンメルに対して悪態をついた。晴れてゲストとして番組に招かれた時には、キンメルが(出演映画のタイトルをひとつひとつ読み上げるなど)デイモンの経歴紹介に延々と時間を費したため、本人が登場した途端にやはり終了時間が来てしまい、スタッフロールの流れる中、キンメルに激怒してセットを出て行った。「本当に怒ったのかも」と多くの視聴者に勘違いさせるほどの鬼気迫る演技であった。
    • 2008年1月にはデイモンからキンメルに報復が為された。同番組にキンメルの恋人(当時)のコメディアンサラ・シルバーマンゲスト出演した時、シルバーマンは「告白することがある」と言い、デイモンとノリノリで"I'm fucking Matt Damon"(「私、マット・デイモンとヤッてるの」)とデュエットするビデオクリップを流す。同ビデオは評判となり、動画投稿サイトなどでも爆発的なアクセス数増加を見せ、同年のエミー賞ではシルバーマンが最優秀オリジナル歌曲賞と編集賞を受賞。その後の放送で、キンメルは替え歌として「僕アフレックとヤッてるんだ」というビデオクリップを流した。アフレック本人を始め、ブラッド・ピットロビン・ウィリアムスキャメロン・ディアスハリソン・フォード等、数多くのスターが出演したことで更に話題を呼んだ。

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1988 ミスティック・ピザ
Mystic Pizza
スチーマー
1992 青春の輝き
School Ties
チャーリー・ディロン
1993 ジェロニモ<br />Geronimo: An American Legend ブリットン・デイヴィス
1994 ワイルド・メン
The Good Old Boys
コットン テレビ映画
1996 グローリー・デイズ〜旅立ちの日〜
Glory Daze
エドガー カメオ出演
テレビ映画
戦火の勇気
Courage Under Fire
イラリオ
1997 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
Good Will Hunting
ウィル・ハンティング 兼脚本
アカデミー脚本賞受賞
アカデミー主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート
レインメーカー
The Rainmaker
ルーディ・ベイラー
チェイシング・エイミー
Chasing Amy
ショーン カメオ出演
1998 ラウンダーズ
Rounders
マイク・マクダーマット
プライベート・ライアン
Saving Private Ryan
ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵
1999 リプリー
The Talented Mr. Ripley
トム・リプリー
ドグマ
Dogma
ロキ
2000 小説家を見つけたら
Finding Forrester
スティーブン・サンダーソン カメオ出演
すべての美しい馬
All the Pretty Horses
ジョン・グレイシー・コール
バガー・ヴァンスの伝説
The Legend of Bagger Vance
ラナルフ・ジュナ
タイタンA.E.
Titan A.E.
ケール 声の出演
2001 マジェスティック
The Majestic
ルーク 声の出演
オーシャンズ11
Ocean's Eleven
ライナス・コールドウェル
ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲
Jay and Silent Bob Strike Back
本人 カメオ出演
2002 コンフェッション
Confessions of a Dangerous Mind
マット カメオ出演
ボーン・アイデンティティ
The Bourne Identity
ジェイソン・ボーン
きれいな涙 スピリット
Spirit: Stallion of the Cimarron
スピリット 声の出演
GERRY ジェリー
Gerry
ジェリー 兼脚本・編集
恋の方程式 あなたのハートにクリック2
The Third Wheel
ケヴィン カメオ出演
2003 ふたりにクギづけ
Stuck On You
ボブ・テナー
2004 Howard Zinn: You Can't Be Neutral on a Moving Train ナレーター 声の出演
オーシャンズ12
Ocean's Twelve
ライナス・コールドウェル
ボーン・スプレマシー
The Bourne Supremacy
ジェイソン・ボーン
世界で一番パパが好き!
Jersey Girl
PR カメオ出演
ユーロトリップ
Euro Trip
ドニー
2005 ウォーキング・オン・ザ・ムーン 3D
Magnificent Desolation: Walking on the Moon 3D
アラン・シェパード 声の出演
シリアナ
Syriana
ブライアン・ウッドマン
ブラザーズ・グリム
The Brothers Grimm
ウィル (ヴィルヘルム・グリム)
2006 グッド・シェパード
The Good Shepherd
エドワード・ウィルソン
ディパーテッド
The Departed
コリン・サリバン
2007 オーシャンズ13
Ocean's Thirteen
ライナス・コールドウェル
ボーン・アルティメイタム
The Bourne Ultimatum
ジェイソン・ボーン
コッポラの胡蝶の夢
Youth Without Youth
テッド・ジョーンズ/ライフ・マガジンのレポーター カメオ出演
2008 チェ 39歳 別れの手紙
Che: Part Two
シュワルツ カメオ出演
2009 崖の上のポニョ
Ponyo
耕一 声の出演(英語版)
インフォーマント!
The Informant!
マーク・ウィテカー ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
インビクタス/負けざる者たち
Invictus
フランソワ・ピナール アカデミー助演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
2010 グリーン・ゾーン
Green Zone
ロイ・ミラー
ヒア アフター
Hereafter
ジョージ
トゥルー・グリット
True Grit
ラ・ボーフ
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実
Inside Job
ナレーター ドキュメンタリー映画
2011 アジャストメント
The Adjustment Bureau
デイヴィッド・ノリス
コンテイジョン
Contagion
ミッチ・エンホフ
マーガレット
Margaret
アーロン
ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊
Happy Feet Two
ビル 声の出演
幸せへのキセキ
We Bought a Zoo
ベンジャミン
2012 Promised Land スティーヴ・バトラー 兼脚本・製作
2013 エリジウム
Elysium
マックス・ダ・コスタ
The Zero Theorem
恋するリベラーチェ
Behind the Candelabra
スコット・ソーソン
2014 ミケランジェロ・プロジェクト
The Monuments Men
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インターステラー
Interstellar

脚注

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関連項目

外部リンク

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テンプレート:アカデミー賞脚本賞 1981-2000

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  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. Koltnow, Barry (December 5, 1999). "Looking for Mr. 'Good' Guy". 'The Orange County Register.
  4. テンプレート:Cite web
  5. 5.0 5.1 テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite news
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
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